トヨタ、米でのEV生産を26年に延期 不正相次ぎ、品質確保優先

トヨタ、米でのEV生産を26年に延期 不正相次ぎ、品質確保優先

 トヨタ自動車が、米国で初となる電気自動車(EV)の現地生産の開始時期を従来の2025年から26年春に延期することが25日、分かった。

 豊田自動織機などグループ企業で不正が相次いでおり、部品供給メーカーも含めて生産や新車開発に伴う負担を和らげ、品質確保を徹底する。

トヨタ EV、米生産26年に延期 品質や安全確保を万全に

 トヨタ自動車が電気自動車(EV)の米国生産の開始時期を、公表していた2025年から26年春に延期することが分かった。また国内生産でも、ことし9月までの日当たり生産台数を、前年同期比約3%減の1万4千台未満に抑える計画を策定した。主要なサプライヤーに伝えた。トヨタグループでの相次ぐ不正を受けて、トヨタは新車開発や生産に伴う業務負荷を再点検し、見直す方針を示している。あえて成長の「踊り場」を設けて、品質や安全確保を再度徹底する。

トヨタ、米国で2カ所目のEV生産拠点 インディアナ州で26年から

 トヨタ自動車は26日、米インディアナ州の工場に14億ドル(約2200億円)を投資し、2026年に新型の電気自動車(EV)の生産を始めると発表した。米国での現地生産はケンタッキー州の工場に続き2カ所目。将来的なEVの需要増に応える体制を整える。

 生産するのは3列シートのSUV(スポーツ用多目的車)。ノースカロライナ州で建設中の工場でつくる電池を載せるために、電池をパックに組み立てる生産ラインを工場内に新設する。ケンタッキー州の工場でも3列シートのSUVを生産する計画だが、別の車種だという。

 一方、関係者によると、ケンタッキー州での現地生産は、開始時期を当初予定の25年から26年に先送りする可能性がある。ダイハツ工業や豊田自動織機などグループ内で不正が相次いだことを受け、生産や新車開発の負担を再点検する方針を掲げている。不正が起こりにくい環境づくりを優先する。

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