フライパン、テフロン結局剥げちゃう問題。「100年使えるフライパン」に買い替えたら、料理のストレスも減った

フライパン、テフロン結局剥げちゃう問題。「100年使えるフライパン」に買い替えたら、料理のストレスも減った

テフロンのフライパンは便利だが、高温やひっかきで劣化するため、長持ちさせるのは難しい。

テフロンの再加工をしてくれる業者もあるが、時間も費用もかさんでしまう。わざわざ使い続けるほどの高級品でもないし、と引越しを機に捨ててしまうことさえあった。

もったいない気持ちと環境負荷のことを考え、長くストレスなく使い続けられるフライパンを探していた。

そんな中で出合ったこのフライパンが、とても便利で重宝している。

半永久的に使えるフライパン

それがこのTurkのフライパンだ。Turkはドイツの鍛造メーカーで、1857年の創業以来職人のハンドメイドにこだわったフライパンが人気だ。

需要の拡大に合わせてマシンメイドのシリーズも展開されているが、筆者はハンドメイドのフライパンを購入した。

このフライパンは、100年使えることを謳っている。その理由は、最大の特徴である「継ぎ目のない作り」にある。

通常、フライパンは樹脂や木でできた持ち手が溶接やネジ止めなどで固定されており、使ううちに劣化し、外れたり折れたりしてしまうことも少なくない。

しかしこのフライパンは、1つの鉄を延ばして作っているので継ぎ目がない。どこにも劣化しやすいポイントがないので、半永久的に使うことができるのだ。

素人にもわかる品質の良さ

筆者が密かに驚いていたのは、品質の良さが手にとって数回使ってみただけで分かることだ。

鉄フライパンは大抵とても重い印象があるが、このフライパンを重く扱いづらいとは感じなかった。

全体の重さは、持ち手まで一体型の鉄製でありながら1.1キロしかない。他社製品を見てみると、持ち手が別の軽い素材に置き換えられていても1キロ程度だ。

持ち手だけを軽量にするとバランスが悪くなり、重く感じてしまうらしい。その点、一体型で全て鉄で作られていながら、1.1キロのこのフライパンは扱いやすく感じたのだろう。

また気になる焦げ付きだが、私の場合は1度油ならしをして手入れをしただけで、2度目以降は焦げが付きにくくなった。

鉄フライパンは最初は焦げ付きやすく、使ううちに油が馴染んで焦げ付きにくくなると聞いていたが、最初から焦げ付きにくいので驚いた。

佇まいがとても美しいのも気に入っているポイントだ。持ち手の先がカールしているので引っ掛けて保管することもできる。

手入れは少々複雑

不満な点を挙げるとすれば、手入れの手間だ。

購入して最初にまず油ならしをする必要があり、また使用した後は洗剤を使わずに洗い、油を再度馴染ませる必要がある。

少々不便だが、手入れをしていくうちに、更に焦げ付きにくくなるそう。期待しつつ「育てる」ことを楽しむよう努力している。

油ならしの手順

鉄フライパンは使い始めが少々複雑だ。

Turkが公式で推奨している鉄フライパンの使い初めの油ならしの方法をやってみた。

自宅に届いた時点では、鉄フライパンは油膜によって錆びないようにされている。まずはそれを取る必要がある。

たっぷりの油とじゃがいもの皮(野菜くず)、塩を入れ、火にかける。

じゃがいもの皮が焦げて茶色くなるまで、時折かき混ぜながら加熱する。

じゃがいも皮が揚がったら火からおろし油が冷えるまで放置する。

冷えたら中身を捨てて、完了だ。

100年ずっと使いやすい

最初や使用後の手入れはやや手間だが、扱い方次第では焦げ付きにくく、ストレスなく使えるTurkの鉄フライパン。

テフロン加工のフライパンはゆっくりと使いづらくなっていくストレスがあったが、Turkのフライパンであればそうしたことを気にせず使っていくことができる。

100年変わらないクオリティで使えるフライパンのおかげで、毎日の自炊のストレスが大きく減った。

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