テスラ、世界の従業員の10%以上を削減へ-エレクトレック

テスラ、世界の従業員の10%以上を削減へ-エレクトレック

米電気自動車(EV)メーカー、テスラがEV需要の減速に対応するため、世界の従業員の10%以上を削減する計画だと、エレクトレックが報じた。

エレクトレックによると、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は従業員宛ての社内メールで人員削減の理由として「特定の分野における役割と職務の重複」を挙げた。この削減が全社的に適用されると仮定すると、解雇される従業員は1万4000人を超えることになる。

テスラは今月、予想を大幅に下回る納車台数を発表し、四半期ベースで4年ぶりの減少を記録した。複数のアナリストは、最新モデルである「サイバートラック」の生産が遅れていることや、来年後半に次世代車の生産を開始するまで新製品が一服することを理由に、テスラの年間販売台数が減少する可能性があるとみている。

マスク氏は電子メールで「次の成長段階に向けて準備するに当たり、コスト削減と生産性向上のために会社のあらゆる面を見直すことは非常に重要だ。この取り組みの一環として組織の徹底的な見直しを行い、全世界で10%以上の人員削減という難しい決断を下した。これほど嫌なことはないが、やらなければならない」と説明した。

テスラの昨年末の従業員数は14万473人で、3年前のほぼ2倍だった。

テスラ株は今年31%下落し、S&P500種株価指数構成銘柄の中で最悪のパフォーマンスとなっている。

テスラが直面しているEV減速は広範囲に及んでいる。中国の比亜迪(BYD)の1-3月期バッテリーEV販売台数はわずか30万114台で、昨年10-12月期から43%減少した。

マスク氏が謝罪、テスラの解雇手当は「誤って低かった」

電気自動車(EV)メーカー、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社として過去最大規模の人員削減の一環として元従業員に渡された解雇手当の一部が低過ぎたことを明らかにした。

マスク氏は17日に従業員に宛てた電子メールで「テスラを再編するにあたり、一部の解雇手当が誤って低かったことに気付いた。この間違いをおわびする。速やかに訂正される」と述べた。

メールはCNBCが最初に報道し、ブルームバーグ・ニュースも確認した。

何人の元従業員が影響を受けているかは不明で、今回のメールはマスク氏としては異例の悔恨の意を表したものとなった。テスラは今週、EV需要の減速を踏まえ、世界の従業員の10%以上を削減すると発表した。従業員らは出勤時に突然、社員証を警備員に取り上げられ、建物に入れなくなったというエピソードをソーシャルメディアで共有している。

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