「今こそ恩返しする時」台湾で震度6強の地震…SNSで支援の声 東日本大震災で台湾からは200億円以上の義援金が

「今こそ恩返しする時」台湾で震度6強の地震…SNSで支援の声 東日本大震災で台湾からは200億円以上の義援金が

3日午前9時頃、台湾東部を震源とする巨大な地震が発生し、沖縄本島地方・宮古島八重山地方に一時津波警報が発令された。この地震により、台湾東部の花蓮地域で最大震度6強を記録したほか、北部の台北市で最大震度5弱を観測したという。

震源地の台湾東部の花蓮市では5階建ての建物が大きく傾き、1階部分が押し潰されている様子を現地のメディアが伝えている。この建物は1階部分が飲食店で、中には人が閉じ込められているという情報もあり、当局が救助活動を行っている。

花蓮県では他にも、10階建て以上の建物が倒壊し、中に多くの住民が閉じ込められていて、救助隊がはしごや縄などを使って救助している。

台湾では、現在も地震が断続的に続いており、花蓮県は、すべての企業と学校を臨時休業にすると発表した。

この台湾の被害を受けて、SNSには、「いつだって日本を気にかけてくれて、 助けてくれる台湾さん、私が出来る範囲で 少しでも力になりたい」「台湾に送金準備!」「いつも日本が困っている時に助けてくれる台湾にはお返しじゃないけど何かしてあげたいなあ」などの書き込みが殺到した。

2011年の東日本大震災の際には、台湾から200億円以上の義援金が集まり、台湾への感謝の気持ちが広がった。また、2024年1月の能登半島地震の際にも、台湾の民間から約25億円が寄付されたばかりだ。

こうした台湾からの温かい支援に対して、日本側も野球の国際試合などで感謝の気持ちを表するなど、日台は相互の絆を深めている。

そうした中、台湾が強い地震に見舞われた事を受けて、SNSには、「今こそ台湾に恩返しする時」「日本の皆さん 今こそ 台湾の皆さんに御恩を返す時です。東北大震災の時のみならず石川県の震災の時に心を寄せてくれた台湾の方々の恩を忘れてはなりません」「台湾東部沖地震の募金先出来たら教えて下さい」「今回大地震があった台湾には、日本は思いきった支援をするべきだと思う。東日本大震災の時に、日本は台湾から多大な支援を受けたのだから」との声が多数上がっている。

岸田首相は地震発生直後に、「台湾において大きな被害が出ていると承知しています。政府として情報収集と必要な対応に万全を期してまいります。心からお見舞いを申し上げるとともに、要請に応じて台湾に対し早急に支援も行ってまいります」と発言している。今後台湾側から要請があれば、日本から救助隊などを派遣する事があるかもしれない。また募金の窓口もこれからできてくるだろう。

台湾からは多くの観光客が日本に来ており、逆に多くの日本人も台湾旅行を楽しんでいる。経済面でも、台湾の世界的半導体メーカーTSMCが熊本県に進出しており、日台のつながりはますます強まっている。

「まさかの友こそ真の友」という言葉がある。SNSで多くの人が書いたように、「今こそ恩返しの時」が来たのだ。

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