台湾でM7.2、9人死亡、鉱山などに143人閉じ込め 25年ぶり規模、700人超負傷

台湾でM7.2、7人死亡 25年ぶり規模、700人超負傷

台湾中央気象局によると、3日午前7時58分(日本時間同8時58分)ごろ、台湾東部沿岸を震源とするマグニチュード(M)7.2の地震が発生した。

 震源に近く、震度6強を観測した東部・花蓮で7人が死亡し、各地で計736人の負傷者が確認された。被害は拡大する可能性がある。

 中央気象局は記者会見で、2400人以上の死者を出した1999年以来「最大規模」の地震だと説明。今回の揺れが本震とみられるが、3~4日以内に大きな余震が起こる可能性があると指摘した。日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)によれば、これまでに日本人の被害は確認されていない。

台湾の地震、北部の新竹市でも大きな被害か 市消防局が写真を公開

 3日朝に起きた台湾東部沖を震源とするM7.7の地震では、台湾北部の新北市でも大きな被害が出た模様だ。同市消防局が市内での被害状況を示す写真をメディアに公開した。

台湾でM7超、全土で揺れ 25年ぶり規模、4人死亡

台湾当局によると、3日午前7時58分(日本時間同8時58分)ごろ、台湾東部沿岸を震源とするマグニチュード(M)7.2の地震が発生した。

 北部・台北を含む全土で揺れを観測。当局によると、震源に近い東部・花蓮で4人の死亡が確認された。建物の崩壊などですでに60件以上の負傷者情報があり、被害が拡大する可能性がある。

 中央気象局は記者会見で、2400人以上の死者が出た1999年以来「最大規模」と説明。今回の地震が本震とみられるが、3~4日内に大きな余震が起こる可能性があると指摘した。当局は沿岸地域に一時津波警報を発令した。

 当局や現地メディアによると、花蓮ではビル2棟が傾斜し一部崩壊。大手民放TVBSは、崩れながら傾く8階建てのビル周辺から逃げる人々の様子を伝えた。同ビルからは警察や消防により9人が救出されたが、さらに閉じ込められた人がいるとみられ、救助作業が続いている。別の5階建てのビルでは、1階の飲食店がつぶれた。

 台北では通勤や通学時間帯の地下鉄が緊急停止し、高速鉄道(台湾新幹線)も一部が遅延、運休となった。南部・台南では水道管の破裂で道路が冠水する被害が出ている。

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台湾地震で9人死亡、鉱山などに143人閉じ込め…2400人以上犠牲の1999年以来「最大規模」

台湾東部・花蓮沖を震源とする地震が3日午前7時58分(日本時間午前8時58分)頃発生し、台湾当局によると、震度6強を観測した花蓮などで9人が死亡、1011人が負傷した。建物倒壊や落石などが相次いだ。余震も続いており、当局が警戒を呼びかけている。

 当局発表では、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・2と推定される。日本の気象庁は、M7・7と推定されるとしている。台湾紙・聯合報は、気象当局者の話として、今回の地震は2400人以上の死者を出した1999年9月の台湾大地震以来、「最大規模」と伝えた。今後数日は強い余震の可能性があり、被害は広がる可能性がある。

 花蓮では3日夜時点で143人が鉱山などに閉じ込められ、当局が軍も派遣して救助を急いでいる。当局によれば、犠牲者は揺れが強かった花蓮に集中し、有名観光地の太魯閣(タロコ)渓谷などで落石に遭うなどした。この渓谷のある公園で約1000人が取り残されているとの地元メディアの報道もある。

 台湾メディアは、花蓮で1階部分が崩れて大きく傾いたビルの様子を繰り返し報じた。山肌が崩れ、複数箇所の土砂が同時に崩落する様子も伝えられた。台湾全土で最大約37万戸が停電した。原発への影響は確認されていない。台湾新幹線では3日午前に一部で運休や遅延が発生した。

 日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会によると、3日夕現在、邦人の被害は確認されていない。台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は3日、X(旧ツイッター)に「日本の方々がSNSで台湾を応援するメッセージを書き込んでいるのを目にし、改めて台湾と日本の友好を感じた」と日本語で投稿した。

 中国メディアによると、台湾の対岸にある中国福建省や広東省、上海市でも揺れを感じたといい、各地の鉄道で遅延が発生した。中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は3日午前、台湾側に「援助を提供したい」とする報道官談話を発表した。

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