石川・富山・福井・新潟の2000か所超で液状化被害を確認、東日本大震災に次ぐ規模に

石川・富山・福井・新潟の2000か所超で液状化被害を確認、東日本大震災に次ぐ規模に

 能登半島地震では、石川、富山、福井、新潟の4県32市町村の計2000か所超で液状化被害が確認されたことが、防災科学技術研究所の調査で分かった。同じ統計手法で調査した過去40年の大地震の中では、2011年の東日本大震災(8680か所)に次ぐ規模となる。

 同研究所の先名(せんな)重樹・主任専門研究員(地盤地震工学)らは1~3月に現地調査し、250メートル四方の区画ごとに、砂や水が噴き出すなどした液状化の痕跡の有無を調べた。その結果、震源を中心に約350キロという広範囲で計2013か所の液状化が確認された。

 この調査結果は精査中で、最終的な箇所数は変わる可能性があるものの、震度7の揺れが2回観測された16年の熊本地震(1890か所)や、1995年の阪神大震災(1266か所)を上回っている。

 液状化は強い揺れに伴い、砂粒同士が地下でバラバラになり、地盤が液体のように軟らかくなる現象。地盤沈下して、家屋が傾いたり、マンホールが浮き上がったりする原因になる。能登半島地震では住宅被害などが深刻で、被災者の生活再建の足かせになる恐れがある。

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