小林製薬の「紅麹」健康被害 死亡疑いは2人に、紅麹サプリで健康被害 一体なぜ? 東大教授「違ったカビが入り有毒物質を作った可能性」

小林製薬、紅麹サプリで健康被害 一体なぜ? 東大教授「違ったカビが入り有毒物質を作った可能性」

小林製薬の「紅麹」を原料としたサプリメント「紅麹コレステヘルプ」により腎疾患などの健康被害が報告されています。様々な製品で使われている紅麹ですが、なぜ健康被害が出てしまったのか?その原因について考えます。

■「紅麹コレステヘルプ」入院患者26人に 自主回収し「使用中止」訴え

熊崎風斗キャスター:

紅麹を原料としたサプリメントで健康被害が出ていて、製造元が直ちに使用中止を呼びかける緊急事態となっています。

3月22日、小林製薬が「『紅麹コレステヘルプ』を使用したことによる健康被害が報告された」という会見を行いました。

腎疾患などを発症して「むくみ」や「尿が出にくい」などの症状が出て26人が入院して、そのうち2人は一時、透析が必要な状況だったということです。

「紅麹コレステヘルプ」の他にも「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD」の2商品も自主回収や使用中止を呼びかけています。現段階で、こちらと腎疾患との関連性は不明ということです。

■「紅麹」の特徴は? 用途は食品の発酵や着色など様々

では何が実際に起こったのでしょうか。

「紅麹」は米などの穀物を麹菌の一種の紅麹菌で発酵させたもので、色合いが非常に特徴です。沖縄の「豆腐よう」の発酵など様々な商品の着色料としても使用されているものです。

この紅麹に含まれる「モナコリンK」という成分がコレステロールを抑える働きがあるということで、健康食品にも使用されています。

井上貴博キャスター:

紅麹は伝統的な発酵食品で体に良いイメージありますけど、サプリメントにするのは難しいと言われていたといいます。まず紅麹について教えていただけますか。

東京大学 唐木英明 名誉教授 農学博士:

紅麹は伝統的な食品を作るために使われていたものです。もう1つは、赤い色を抽出して食品を赤く染めるために使っていた長い歴史があります。最近になって「モナコリンK」というコレステロールを下げる物質が見つかったので、これを利用して健康食品になりました。この3つの働きを持っているのが紅麹です。

熊崎キャスター:

小林製薬としては自社製品に自社の紅麹を使用しているのが約2割で、他の8割は原料商社や食品メーカーなど日本や台湾など52社に16.1トン販売しています。ですから、宝酒造の「日本酒」約9万6000本、紀文の「塩辛」2商品なども自主回収の対象になっています。こちらも現在、健康被害は確認されていません。

■健康被害の原因は? 4人の例を調査すると「同じロットの製品を使用」

では、原因は何なのでしょうか?

健康被害の原因として、小林製薬は健康被害が出た4人の症例を調査したところ、同じロットの製品を使用していたということがわかっています。

小林製薬の会見(24日)によると「製品と原料の紅麹を調べると、一部に未知の成分が含まれていた可能性が判明した。仮説段階だが、カビから作られるものがここにあるのではないか」ということです。

そこで疑われるのがカビ毒「シトリニン」です。

一部の紅麹が生み出すカビ毒で、腎疾患の原因になってきます。ヨーロッパではサプリ中の基準値を設定していて警戒されているものですが、今回、シトリニンは検出されていません。

ホラン千秋キャスター:

健康被害が出た方々は同じロットの製品を使用していたということですので、このサプリメントをずっと飲んでいる全員が何か心配しなければならないというわけではないのか、飲んだことがある人は心配した方がいいのか、どちらでしょうか?

東京大学 唐木英明 名誉教授 農学博士:

このサプリはずっと前から販売されているものですが、健康被害が出ていない。ところが2024年になってあるロットのサプリを飲んだ人だけに腎機能の障害が現れてきた。ですから、突然、何か今まで想定もしなかったことが起こってサプリの中に有毒な物質が入ったのか、生まれたのか、そういったことが起こったということです。今まで飲んでいた方は心配することはないと思います。

井上キャスター:

限られた情報の中で今考えられる原因は何だと考えますか?

東京大学 唐木英明 名誉教授 農学博士:

小林製薬の発表にもありましたけれども、何かカビ毒に似た予想もしない物質が製品の中に入っていたということがありますので、本当は紅麹だけのはずのところに違ったカビが入ってしまって、有毒物質を作った可能性があります。

問題はそれがどうして入ったのかということですけれども、健康食品、あるいは医薬品を作る現場も非常に厳重な衛生管理をしていますから、菌とかおかしなカビが入るはずがないんですけれども、今のところはよくわかりません。

■サプリメント使用者から不安の声も…「健康になるために飲んでいたのに」

熊崎キャスター:

使っている人から不安の声です。

2023年中旬から4~5袋ほど使用

「健康になるために飲んでいたのに不健康になってしまったら意味がない」

2022年から約1年使用

「病院で腎臓の数値が悪いと指摘されるも原因がわからなかった。補償されるのか不安」

小林製薬としては、体調不良を感じるなどしたら「健康相談受付センター」へ連絡してほしいと話しています。

紅麴は毒作る菌も、日本では無毒の菌を利用 健康食品で近年注目

 健康被害が相次いで報告されている小林製薬の「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」。紅麴そのものは広く食用に使われてきた一方で、海外では過去に紅麴を使ったサプリメント摂取が原因と疑われる健康被害も報告されていた。紅麴とはいったい、どのようなものなのか。

 紅麴は、蒸した米に紅麴菌を混ぜ入れ、発酵させたもの。発酵で赤い色素が生まれる。伝統的に、中国の酒や沖縄の「豆腐よう」などを作るのに使われてきた。

 近年は、悪玉コレステロールとも呼ばれる、血中のLDLコレステロールを下げる作用が期待される成分が紅麴に含まれていることなどから、健康食品の素材としても使われるようになった。

 食品安全委員会によると、欧州では、紅麴で発酵させた米に由来するサプリメントの摂取が原因と疑われる健康被害が報告されている。欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は2014年、紅麴菌が作り出す有毒な化学物質「シトリニン」について、基準値を設定しサプリメントを規制した。19年には、基準値をさらに引き下げ、規制を強化している。また14年には、スイスは紅麴を成分とする食品の販売を禁止し、フランスはそうしたサプリメントを利用する際は医師に相談するよう呼びかけた。

 ただ、小林製薬では、シトリニンを作らない菌株を使っていたといい、2月に行った原料全ロットの分析でもシトリニンは不検出だった。

 同社は16年にグンゼから、紅麴に関する製造販売事業を譲り受けた。伝統的固体発酵法による大量培養の製法を開発。紅麴菌を米に植え付けて培養し、加熱して粉砕し保管。成分が一定になるよう混合した上で再加熱し、包装して紅麴原料を完成させていた。原料の製造は自社工場で、サプリは協力工場に原料を供給して作っていたという。

 同社が「紅麹コレステヘルプ」を発売したのは21年。紅麴由来の成分を関与成分とした機能性表示食品は制度発足以来初めてだった。

 製造した紅麴原料は、サプリメント用のほかに食品や食品の着色、風味付け用として企業向けに販売していた。同社によると、食品用の原料はサプリメント用とは別種で、健康被害に関連するとみられている未知の成分は見つかっていないという。

 紅麴菌由来の製品では、食品添加物のベニコウジ色素があり、幅広く食品に使われている。ただし、これは紅麴菌の培養液から抽出した色素で、問題になっている紅麴原料とは別のもの。食品衛生法に基づく食品添加物公定書で不純物の上限など規格基準が定められている。

死者も…小林製薬「紅麹」問題  “サプリ摂取者”腎臓機能に「異常な数値」訴え

健康被害が拡大し続けている小林製薬の「紅麹」を使った商品。飲んでいた1人が死亡したことが新たにわかりました。そして問題の発表まで飲み続けていたという男性を取材すると、腎臓機能に「異常な数値が出た」と訴えました。

「(健康診断で)コレステロールまわりだけ判定がよくなかったので、Web上で見つけてちょっと飲んでみようかなと」

26日、私たちは小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を飲んでいたという30代の男性に話を聞きました。約1か月前から毎朝3粒飲み続け、実際にコレステロールの値は格段によくなったといいます。しかし、体調に“変化”が出始めたといいます。

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「いわゆるけん怠感。寝転がった時に起き上がれる気がしないような、体のだるさを感じたり、夜間にトイレに行く回数が1日につき3~4回とか増えて目が覚めちゃう」

さらに…

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「腎臓に関連する(値が)異常値を示していた」

健康被害が相次いで報告されている小林製薬の「紅麹」問題。小林製薬によると、腎臓の疾患などで25日までに26人が入院していたことが確認されていて、新たに、入院の報告が50件寄せられたといいます。さらに…

小林製薬のHP

「製品と死亡との因果関係が疑われる事象を1件把握いたしました」

サプリメントを飲んでいた1人が、死亡していたこともわかりました(26日深夜、死亡した人は合わせて2人となっていることを、厚生労働省が明らかにしました)。

死亡した患者は2021年4月から先月まで継続的に「紅麹コレステヘルプ」を購入していて、今月23日に遺族から会社に連絡があり判明。死亡したのは今年で、腎臓の疾患だったということです。小林製薬は、商品と死亡との因果関係が疑われるものの、詳しい事実関係は確認中だとしています。

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「もう…とても怖いですね。発覚してから発表されるまで2か月くらいあったという話でしたので、そこがもうちょっと早く発表いただけたら、私が購入することもなかったのかなと」

小林製薬の「紅麹原料」を含む製品の自主回収の動きも広がっています。化粧品大手「ノエビア」もサプリメントの自主回収を発表。影響は国内にとどまらず…

渡辺容代記者・NNN上海

「台湾当局も小林製薬の紅麹原料を使った製品についての対応を発表している」

台湾でも、小林製薬の「紅麹原料」や「原料を使った製品」の回収が求められる事態に。

今回の問題を巡っては、SNS上でも様々な懸念の声があがっています。

SNSより

「これから食品買うときは必ず原材料見て買おう…」

「違う会社だけど紅麹入ってた。大丈夫かな?」

ただ今回問題となっているのは一部製品に“想定しない成分”が含む可能性があるとされる小林製薬の「紅麹」です。

紅麹すべてが問題というわけではありませんが、ペットフードを扱う企業にも、製品の原材料の欄に“紅麹”と書かれているため、報道後、100件以上の問い合わせが来ているといいます。現時点で自主回収の予定はないということです。

いなばペットフード広報

「小林製薬の紅麹は一切使っておらず、お客様からの問い合わせにもそのように説明しております」

26日、厚労省と消費者庁は小林製薬の担当者にヒアリングを実施。厚労省は今週中にも審議会を開き、小林製薬の「紅麹」を原材料としている関連食品の安全性なども判断していくということです。小林製薬は「体調不良を感じたらお客様センターへ相談してほしい」としています。

小林製薬の「紅麹」健康被害 死亡疑いは2人に 入院106人 相談約3000件 厚労省

小林製薬の紅麹(こうじ)を使ったサプリメントで健康被害の報告が相次いでいる問題で、厚生労働省は新たに1人が死亡し、106人が入院したことを明らかにしました。27日午後に関係省庁で連絡会議を開き、対応を協議します。

 小林製薬の紅麹の成分を含んだサプリメントで多くの健康被害が確認されていることを受け、厚生労働省は26日に小林製薬から直接、ヒアリングを行いました。

 そのなかで、新たに1人の死亡事例が報告されたと明らかにしました。

 因果関係は不明ですが、これまでに摂取した人が腎疾患で死亡していて、死亡事例は合わせて2人になりました。

 2例目の人について摂取期間や死因などの詳細は分かっていませんが、医師からは「腎臓にダメージがあった」と報告があったということです。

 また、これまでに入院した人は106人で、小林製薬の窓口に寄せられた相談件数は約3000件に上っているということです。

 厚労省は紅麹を含む特定の「健康食品」を摂取した人に健康被害が多く出ていることに加え、2人の死亡事例が報告されたことから、食品衛生法に基づき、大阪市に該当する3つのサプリメント「紅麹コレステヘルプ」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」について廃棄や回収などの命令を行うよう通知を出しました。

 厚労省は「被害は増えていく可能性がある」との見方を示していて、27日午後に関係する省庁で連絡会議を開き、対応を協議するとしています。

健康被害拡大「紅麹サプリ」摂取後に死亡?新たに入院50人増…原因は?専門家に聞く

小林製薬の『紅麹』を使ったサプリメントで健康被害の恐れが出ている問題。自主回収商品が、次々と増えているなか、小林製薬は26日、サプリメントを使っていた人が腎疾患で死亡したことを把握したと発表しました。

■風評被害の不安 独自調査で対策

小林製薬の『紅麹』をめぐる問題は、飲食店にも不安が広げています。東京・新橋の沖縄料理店には25日、取引先からこんな連絡が届いたといいます。

島の台所まさむぬ 三井幸樹店長

「うちで使っている豆腐ように関して、自社培養の紅麹を使用していますと。ご安心してくださいという内容でした。(Q.小林製薬の紅麹は使っていない)そうですね」

鮮やかな赤色に、チーズのような濃厚な味わいが人気の『豆腐よう』。代表的な郷土料理の1つです。赤色の着色料として紅麹が使われていますが、風評被害などを防ぐため、業者が独自で成分などを調査した書類を送っていました。

島の台所まさむぬ 三井幸樹店長

「お客様から恐らく今後、紅麹のことを聞かれるかなと思っています。うちで使っているものは安心して召し上がっていただけますよというのを、お客様に(その都度)伝えられるようにしたい」

女性

「意外と多いなと思いました。先ほど聞いて、こんなものにも使われていると初めて知った」

■新たに入院50人増 使用者の不安

小林製薬は26日、サプリを飲んだ人が先月、腎疾患で死亡していたことを明らかにしました。亡くなった方は、2021年4月から約3年にわたり飲んでいたといいますが、毎日どれくらいの量を飲んでいたのかなどは、まだ確認中だとしています。

これまでに入院が確認されたのは76人。健康被害に関する報告は日ごとに増えています。

紅麹サプリを飲用していた女性(50代)

「LDLコレステロール値が高い方へっていうのは、まさにその通りで。健康診断の数字に引っ掛かり、特に治療というのもないので、数字を下げたいというのがあり、買いました」

2週間ほどサプリを飲み続けていたという50代の女性。購入した商品は当該の製造番号ではなかったといいますが、不安はつきまといます。

紅麹サプリを飲用していた女性(50代)

「やっぱり小林製薬さんというと、有名で信用できる会社だって思ったので、高いんですが、そちらを選びました。自分だけじゃなく、続けて飲んでいる人って悩んでいると思うんです、同年代の方だと。それ自分も大丈夫かなというのは思っています」

■小林製薬からヒアリングも…

いまだ原因物質の特定に至らないなか、政府は…。

林芳正官房長官

「健康被害の発生を把握してから、保健所や厚生労働省への報告や、事案の公表までに2カ月余りの時間を要したことは誠に遺憾であります。厚生労働省・消費者庁・農林水産省などの関係省庁が情報集約・共有しながら対応していくため、連絡会議の開催を検討しておりまして、関係省庁が一丸となって食の安全の確保に全力を尽くしていく」

自見消費者担当大臣も…。

消費者・食品安全担当 自見英子大臣

「機能性表示食品の摂取による健康被害の発生が他にもないか。現在約7000件ある届け出製品についても緊急に点検するよう、私から事務方に指示をさせていただきました」

厚労省では、小林製薬の担当者5人が呼ばれ、ヒアリングが行われました。

小林製薬の関係者

「(Q.きょうはどういった話を)先ほどお話しましたのでね。(Q.健康被害が出ていますが)それは大変申し訳ないと思っています。適切に対処していきます」

厚労省は、ホームページで健康被害の情報を掲載し、引き続き注意を呼び掛けています。

■“想定しない成分”含む可能性

そもそも『紅麹』とは、麹菌の一種である『紅麹菌』を米などに繁殖させて発酵させたもので、鮮やかな紅色が特徴です。

今回は、小林製薬が生産した紅麹を含むサプリ『紅麹コレステヘルプ』で健康被害が出ました。

小林製薬は全ての製品の回収をお願いし、そのうち2023年に製造した製品を検査しています。その結果、90種類の製造番号のうち“想定していない成分を含む可能性”がある製造番号18種類をホームページで公表しています。

■小林製薬「原因に4つの仮説」

小林製薬は22日の会見で、健康被害の原因は特定できていないとしながらも、4つの仮説を立てています。

(1)紅麹に含まれる『米紅麹ポリケチド』を大量摂取して、腎臓に影響が出た可能性

(2)紅麹菌から生成されるカビ毒『シトリニン』が影響している可能性

(3)アレルギーの可能性

(4)異物または不純物が混入した可能性

4つの中で可能性が一番高いのはどれなのでしょうか。食の安全性に詳しい、東京大学の唐木英明名誉教授に聞きました。

(1)『米紅麹ポリケチド』の大量摂取

唐木英明名誉教授

「極めて大量に摂取しない限り、人体への悪影響はない。可能性は低い」

(2)カビ毒『シトリニン』の影響

唐木英明名誉教授

「紅麹菌からシトリニン以外の毒素は生成されない。可能性は低い」

小林製薬は会見で「製品にはシトリニンが生成されない菌株を使っている」と説明しています。また、今回改めて検査した結果、シトリニンは検出されなかったということです。

(3)アレルギーの可能性

唐木英明名誉教授

「今回は特定の製造番号から被害が出ている。アレルギーであれば、これまでに多数の症例報告があったはず。アレルギーの可能性も低い」

(4)異物または不純物の混入

唐木英明名誉教授

「紅麹だけのところに“違うカビ”が入ってしまい、有毒物質を作った可能性はある。経路は不明だが、外部から何かが混入した可能性もあるのではないか」

小林製薬は「製造工場の入室管理は徹底している」とする一方で「あらゆる可能性を否定せず調べる」としています。

唐木英明名誉教授

「今、一番大事なのは原因物質を突き止めること。原因物質が分かれば、どの段階で生じたか、混入したか、調査を進めることができる」

小林製薬が機能性表示食品の届け出を撤回 “紅麹サプリ”影響拡大(2024年3月26日)

紅麴サプリ回収、機能性表示食品のリスク露わに 専門家の見方は

機能性表示食品のサプリメント「紅麴(べにこうじ)コレステヘルプ」を飲んだ人から腎疾患などの健康被害の報告があり、販売する小林製薬が自主回収をしている問題。健康被害とサプリとの関連はまだ分かっていないが、健康食品がはらむリスクや機能性表示食品制度の欠陥を指摘する声が専門家の中であがっている。

 同社は原料となる米紅麴を自社で製造し、協力会社の工場でサプリを生産していた。サプリの一部と紅麴原料の一部から、意図しない物質の存在を示すデータが出ており、カビが産生するものではないかという仮説を立てているという。同社は「おそらく自社工場で原料を製造した際に入ったとみられる」として、物質の同定と、健康被害との関連を迅速に調査するとしている。

 「濃縮物を毎日摂取するという健康食品のリスクが端的にあらわれた事件」と、食品安全に詳しい科学ジャーナリストの松永和紀さんは話す。一般の人が食べる食品は、種類や品種、食べる量などが日々変わるのが普通。だが、成分を濃縮して作るカプセルや錠剤などのサプリメントの場合、容易に大量の成分を摂取でき、毎日飲み続ける分、健康へのリスクも大きくなり得る。

 「紅麴コレステヘルプ」は、機能性表示食品として、「悪玉コレステロールを下げる」などとうたっていた。機能性表示食品は健康に与える効果(機能性)や製品の安全性の根拠を消費者庁に届け出れば、企業の責任で表示ができる制度で、届け出情報は消費者庁のサイトに公開されている。

紅麴問題、見つかった「意図せぬ物質」 自主回収続々「他商品まで」

 小林製薬(大阪市)の製造した「紅麴(こうじ)」原料を使った製品が、相次いで自主回収される事態になった。健康被害を引き起こす恐れがあるためだ。原料を使っていた食品・飲料メーカーなどからは「情報がなく、顧客に説明できない」と不満の声も上がっている。

 小林製薬によると、紅麴は伝統的に使われてきた食品原料で、風味づけや着色に使われる。また、悪玉コレステロールを下げる効果をうたうサプリメントなど、機能性表示食品の材料としても使われてきた。

 同社が最初に問題を把握したのは、今年1月中旬。その後2月初めにかけて、複数の医師から、同社の紅麴を使ったサプリメントに腎疾患などを引き起こす有害物質「シトリニン」が含まれていないか、照会を受けた。

小林製薬の「紅麴」サプリ関連か 入院患者が20人増の26人に

 小林製薬は25日、同社の製造する紅麴(こうじ)の成分を含んだサプリメントの摂取が関連しているとみられる入院者数が、計26人に増えたと発表した。これまでに6人確認されていたが、20人増えた。

 同社によると、20人はいずれも、紅麴の成分を含んだサプリメント「紅麴コレステヘルプ」を摂取していたという。

 同社は22日の記者会見で、紅麴の成分を含んだサプリメントを摂取した6人が、腎疾患などで入院したと発表していた。2人は一時的に人工透析が必要になった。

 同社は現在、5製品約30万個の回収を進めている。

小林製薬「紅麹」摂取した2人死亡 厚労省明らかに

小林製薬の紅麹(こうじ)原料を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、厚生労働省は、会社から2人の死亡事例の報告を受けたことを明らかにした。

会社はこれまで1人の死亡を明らかにしていて、新たに1人の死亡が報告されたことになる。

40代なのに80代の腎臓?“紅麹サプリ使用”の男性「不安しかない」 愛用者死亡で広がる自主回収の動き…小林製薬の説明は

健康被害の恐れがある小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメント。愛用者の1人が腎疾患により死亡していたことが3月26日、分かった。

新たな商品の自主回収も相次いで発表され、問題のサプリメントを摂取していたという40代の男性は、FNNの取材に「とにかくショックでした」と自身の腎機能が急激に低下していたことを明かした。

“紅麹サプリ”を継続購入していた高齢者が死亡

小林製薬は26日、健康被害の恐れがあるとされる“紅麹サプリ”の愛用者が死亡したことを公表した。

死亡が明らかになったのは、「紅麹コレステヘルプ」を2021年から2024年にかけて継続して購入していた1人の高齢者。

遺族から小林製薬にメールが寄せられたのは23日。しかし、22日の会見後に3000件を超えるメールが寄せられていたため、25日になってようやく遺族からのメールを確認したという。小林製薬は、この高齢者の死亡とサプリの因果関係については鋭意確認中としている。

また、入院者数は25日の時点で26人だったが、26日、新たに約50人から入院の情報が寄せられていることが明らかになった。

「もう少し早く連絡がほしかった」商品回収は国外でも

商品の自主回収も相次いで発表されている。

化粧品メーカーのノエビアは、小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメント「ノエビアDHA&EPA」を自主回収すると発表。また、愛知県の山本漢方製薬も「内脂ブロッカー」の自主回収を発表した。

山本漢方製薬 顧問 吉田正敏さん:

(小林製薬からは)なんの連絡もなかったんで。報道を見ている間では、かなり前からわかっていた話ですので。もう少し早く連絡がほしかった部分ですね。

影響が広がりを見せる中、厚労省は食品衛生法上の対応が適切であるかどうか確認するため、26日にも小林製薬の担当者に対するヒアリングを実施すると明らかにした。

そして、台湾当局は企業に対し、問題の紅麹原料を使った商品の回収を通知。また、中国でも小林製薬のサプリが販売されていたため、自主回収が行われている。

「コレステロール値が正常値になってよかったけど…」

FNNが話を聞いたのは、問題のサプリを2024年1月から摂取していたという45歳の男性。腎機能の著しい低下を医師から指摘されたという。

2024年1月からサプリを使用していたという男性:

コレステロール値を下げられないかなと思って飲んでいたんです。(血液検査で)コレステロール値が正常値になってよかったけど、腎機能の低下はそのままで、医師からは「80代くらいの腎臓だ」と言われました。びっくりしましたよね。不安しかないですね。これ(サプリ)が原因だったら、やめれば治るのかなという期待もあるし…。

小林製薬は問題の紅麹原料について、想定外の成分が含まれている可能性がある製品の製造番号が、18種類あると明らかにしている。なぜ、この18種類に健康被害が出た可能性があるのか。

東京大学 名誉教授 唐木英明氏:

何らかのその抜け道があって、雑菌あるいは別の麹が入り込んでしまった可能性が一つ。もう一つは、誰かが意図的にそういったものを持ち込んだという可能性。

小林製薬は、対象商品の使用中止などを重ねて呼び掛けている。

小林製薬「紅麹」で死亡事案か 検出された“未知の成分” 「ヒューマンエラーか、意図的な混入も…」と専門家は犯罪の可能性も指摘

小林製薬の紅麹のサプリメントを使用した人が、腎臓の病気などを発症し相次いで入院、そして死亡する事案もでてきた。全国で自主回収が相次ぐなど影響が広がっている。これまでに国内で27のメーカーが、小林製薬から供給された紅麹をつかった商品の自主回収や販売中止を行っている。

自主回収や販売中止となっている商品は、味噌、菓子、酒、パンさらに塩辛など、幅広い食品に及ぶ。

サプリ摂取した人はもちろん、私たちが日常食べる食品にも紅麹が使われていたということで、知らず知らずのうちに口にしていた可能性もあり、本当に心配だ。影響はどこまで広がるのか、どこまで心配すべきなのか食の安全に詳しい東京大学名誉教授の唐木英明さんに聞く。

26日には、3年前から「紅麹コレステヘルプ」を使用していた高齢者が、ことし、腎臓の疾患で亡くなっていたことが分かった。小林製薬は摂取と死亡の因果関係は調査中ということだ。

これまで腎疾患などで入院が確認された方は、80人規模にのぼる。

今回の問題について、小林製薬の調査では、当初、紅麹を作る過程でできることがある「シトリニン」という毒素を疑ったものの、「シトリニン」は検出されなかった。

調査では紅麹原料の中に“未知の成分”が入っていて、これが腎疾患の原因となった可能性が否定できないとしている。

“未知の成分”について詳しく説明する。

小林製薬が作っている紅麹は、大きく2種の供給先がある。1つがサプリメント用で、今回“未知の成分”が確認されたのはこちらだ。もう1つが食品着色用だが、こちらには“未知の成分”は含まれていないと、小林製薬が確認し発表している。

なぜ“未知の成分”が検出されたのだろうか。

東京大学名誉教授 唐木英明さん:サプリメントに“未知の成分”が入っていたということですが、サプリメントではなくて、『ある時期』に作った『あるロット』だけに、ほんの一部の製品に、“未知の成分”が入っていたということです。ということになると、紅麹全部が危ないのではなくて、あるロットだけが危険になったということです。そうすると考えられることは、そこに危険なものが、その時期に混入したということです。なぜ混入したのかは、いま全く分かりませんけれども、可能性としては、1つはヒューマンエラー。何かの間違いで、安全管理の網をくぐって、危険なものが入ってしまった。もう1つは、何らかの犯罪行為があって、有毒物をそこに混入させたという可能性は、否定はできません。

原因の特定には少なくとも、1、2カ月かかるとも言われているが、必ず特定はできるのだろうか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:原因物質を突き止めることが、いま何より大事なんです。原因物質がはっきり分かることによって、いま健康被害を起こしている方の治療法も明らかになりますし、どの商品を回収しなくちゃいけないかということも明らかになるし、それから今後二度とこういうことが起こらないためには、どうしたらいいのかということも明らかになります。要するに原因物質をはっきりさせるというのが、いま何よりも大事なことです。

■専門家「サプリメントと腎疾患の関連性はない」“未知の成分”について詳しく説明する。

小林製薬が作っている紅麹は、大きく2種の供給先がある。1つがサプリメント用で、今回“未知の成分”が確認されたのはこちらだ。もう1つが食品着色用だが、こちらには“未知の成分”は含まれていないと、小林製薬が確認し発表している。

なぜ“未知の成分”が検出されたのだろうか。

東京大学名誉教授 唐木英明さん:サプリメントに“未知の成分”が入っていたということですが、サプリメントではなくて、『ある時期』に作った『あるロット』だけに、ほんの一部の製品に、“未知の成分”が入っていたということです。ということになると、紅麹全部が危ないのではなくて、あるロットだけが危険になったということです。そうすると考えられることは、そこに危険なものが、その時期に混入したということです。なぜ混入したのかは、いま全く分かりませんけれども、可能性としては、1つはヒューマンエラー。何かの間違いで、安全管理の網をくぐって、危険なものが入ってしまった。もう1つは、何らかの犯罪行為があって、有毒物をそこに混入させたという可能性は、否定はできません。

原因の特定には少なくとも、1、2カ月かかるとも言われているが、必ず特定はできるのだろうか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:原因物質を突き止めることが、いま何より大事なんです。原因物質がはっきり分かることによって、いま健康被害を起こしている方の治療法も明らかになりますし、どの商品を回収しなくちゃいけないかということも明らかになるし、それから今後二度とこういうことが起こらないためには、どうしたらいいのかということも明らかになります。要するに原因物質をはっきりさせるというのが、いま何よりも大事なことです。

■専門家「サプリメントと腎疾患の関連性はない」

今回、多くの人が腎臓の病気などを発症したということだが、どういうものなのだろうか。

近畿大学病院腎臓内科の坂口美佳さんによると、「一般論として腎疾患の主な原因は高血圧・糖尿病・肥満・腎炎など症状によっては1週間から数カ月ほどで、急激に悪化する場合もある」、「慢性的な腎疾患になると、完治は難しく移植か透析が必要なことも場合としてはある。気になる方は、尿検査そして血液検査を」ということだ。

腎疾患は怖い病気だということだが、サプリメントと腎疾患の関連性はあるのだろうか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:サプリと腎疾患は全く関係ありません。サプリ自体が腎疾患を起こすとか、腎疾患を起こす可能性がある、『シトリニン』という物質が入っていないということで関係ありません。腎疾患を起こしたのは、あくまで入るはずがない有毒な、未知の成分が入ったためと考えられます。

■“未知の成分”を含む可能性がある紅麹コレステヘルプの製造番号、確認せずとも回収へ

今回の事態を受け、テレビを見て心配されている方も多いと思うが、小林製薬は紅麹コレステヘルプで“未知の成”分が含まれている可能性がある商品番号を公表している。

“未知の成分”を含む可能性がある紅麹コレステヘルプの見分け方は、商品の裏面の左下にある製造番号を見てほしい。小林製薬は製造番号に関わらず自主回収を行っているが、特に18個の製品には、未知の成分が入っている可能性があるということなので、注意してほしい。

・ドラッグストアなどで販売

J3017、X3037、X3027、X3017、H3057、H3047、H3037、H3027、H3017、F3037、F3027、E3037、E3027、D3079

・小林製薬の通販

X304、H306、G301、E301

裏面の表示など普段は見ることが少ない方も多いと思うが、しっかりとチェックする必要がある。

東京大学名誉教授 唐木英明さん:今回については、見る必要ありません。紅麹コレステヘルプが手元にあれば、番号に関わらず全て回収することが大事だと思います。

小林製薬は商品の回収の遅れについて認めているが、ここまでの対応をどうみている?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:ことし1月に1人、腎臓の機能不全の疑いがあったということですが、実は1人ではなかなか因果関係はよく分かりません。2月に入って、2人目、3人目が出て、同じサプリを飲んでいた、ここでかなり確実になった。その時点で、保健所なり厚労省に届けるべきだと思います。ですから1カ月ちょっと遅くなったという、これは残念なところです。

2月6日には、社長に報告されていた、そこで回収になるだろうという覚悟をしたというから、対応の遅さを指摘されてもやむを得ない。

■1日でも早い原因特定を

今後、小林製薬はどのような対応をしていくべきだろうか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:原因を特定するということを、ひと月、ふた月と言わず。大阪の大学と一緒に研究されているようですけれども、1日も早く原因を特定していただくことが、今後の対策、あるいは治療にとって非常に大事なことだと思います。

サプリメントは医薬品とは異なり、一般の食品と同じ扱いとなっている。サプリメントに関する規制についてはどのように考えているのか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:いま、サプリメントは一般の食品です。ですから食品と同じ扱いになっている。でもサプリメントは食品とは違う、もちろん医薬品とも違う、その中間の存在だという、新しい法律を作ることが必要であって、それがないとサプリメントの厳しい安全性の取り締まりができない、そういう状況です。ですから、ぜひ法律を作って欲しいと思います。

■サプリメント以外の紅麹は問題ないが、心配であれば相談センターへ問い合わせを

‐Q:小林製薬以外のお菓子などに入っている紅麹は大丈夫ですか?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:サプリ用の製品の一部に未知の成分が入っていると。ところが食品を作るため、あるいは赤い色をつけるための製品には、未知の成分は入ってない。ですから安全だということです。ですから、全ての商品も回収する必要はない。サプリだけを回収すればいいんですけれども、いま念のために色を付けたものまで回収しているということです。過剰に心配をされる必要はありません。

では小林製薬以外の紅麹も大丈夫ということ?

東京大学名誉教授 唐木英明さん:小林製薬が共有していますが、そこには未知の成分は、入っていないということですので大丈夫です。

【小林製薬「紅麹」問題】“サプリ摂取者”腎臓機能に「異常な数値」訴え

40代でも“80代の腎臓”に...「紅麹」初の死者 入院50人増 相次ぐ自主回収 海外にも影響

小林製薬は26日、健康被害のおそれがあるとされる紅麹(こうじ)サプリの愛用者が死亡したことを公表した。

死亡が明らかになったのは、「紅麹コレステヘルプ」を2021年から2024年にかけて継続して購入していた1人の高齢者。

遺族から小林製薬にメールが寄せられたのは、23日。

しかし会見後、3000件を超えるメールが寄せられていたため、25日になって、ようやく遺族からのメールを確認したという。

小林製薬は、この高齢者の死亡とサプリの因果関係については「鋭意確認中」としている。

また、入院者数は、25日の時点で26人だったが、26日に新たに約50人から入院の情報が寄せられていることが明らかになった。

商品の自主回収も相次いで発表されている。

化粧品メーカー「ノエビア」は、小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメント「ノエビア DHA&EPA」を自主回収すると発表した。

また、愛知県の山本漢方製薬も「内脂ブロッカー」の自主回収を発表した。

山本漢方製薬顧問の吉田正敏さんは、小林製薬からはなんの連絡もなかったとして、「報道を見てる間では、かなり前からわかっていた話ですので、もう少し早く連絡がほしかった部分ですね」と話した。

影響が広がりを見せる中、厚労省は、食品衛生法上の対応が適切であるかどうか確認するため、26日にも、小林製薬の担当者に対するヒアリングを実施すると明らかにした。

そして、台湾当局は、企業に対し、問題の紅麹原料を使った商品の回収を通知した。

また、中国でも小林製薬のサプリが販売されていたため、自主回収が行われている。

FNNは、問題のサプリを2024年1月から摂取し、腎機能の著しい低下を医師から指摘された45歳の男性から話しを聞いた。

男性はコレステロール値を下げようと思ってサプリを飲み、血液検査でコレステロール値が正常値になったという。しかし腎機能が低下し、医師からは「80代ぐらいの腎臓だ」と言われたという。男性は、「びっくりしましたよね。不安しかないですね。サプリが原因だったら、やめれば治るのかなという期待もあるし...」と話した。

小林製薬は、問題の紅麹原料について、想定外の成分が含まれている可能性がある製品の製造番号が18種類あると明らかにしている。

なぜ、この18種類に健康被害が出た可能性があるのか。

東京大学 名誉教授の唐木英明氏は、何らかの抜け道があって、雑菌あるいは別の麹が入り込んでしまった可能性と、誰かが意図的にそういったものを持ち込んだという可能性を指摘した。

小林製薬は、対象商品の使用中止などを重ねて呼びかけている。

小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表した回収対象まとめ

 小林製薬が、機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した購入者に健康被害が出る可能性があるとして自主回収を発表したことを受け、同社の紅麹を使用している各社からも回収が相次ぎ、影響が広がっています。

 本記事ではこの件に関連した自主回収情報をまとめています。対象商品が手元にある場合は、各社の案内を確認して手続きしてください。

 小林製薬は52社に紅麹原料を販売しているとしています。

小林製薬

 対象商品:「紅麹コレステヘルプ」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼ さらさら粒GOLD」

宝酒造

 対象商品:「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM〈ROSE〉750ml(JANコード 4904670 227636)」「松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM〈ROSE〉300ml(JANコード 4904670 227605)」

ZEROPLUS

 対象商品:「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」(JANコード:4560450551140)

紀文

 対象商品:「国産いか使用いか塩辛(JANコード 4901530214188)」「いか塩辛 3P(JANコード 4901530184702)」

豆匠 豆福

 対象商品は下記の通り。

・豆だくさん(6袋入)(12袋入)(24袋入)(36袋入) ※中身の「紅こうじ小梅」が対象

・豆でなも ※中身の「えびしおアーモンド」が対象

・春のまめ壺 ※中身の「紀州梅こぶ茶カシュー」が対象

・紅こうじ小梅

・えびしおアーモンド

・紀州梅こぶ茶カシュー

・桜吹雪

・豆のつどい3、豆のつどい6、豆のつどい9 ※中身の「紅こうじ小梅」が対象

タケヤみそ

 対象商品:「タケヤみそ「塩ひかえめ紅麹仕立て」500g カップ詰め」(JANコード 4901912100573)

金谷ホテルベーカリー

 対象商品は下記の通り。

・いちごブレッド

・いちごロール

・春のあんぱん

大塚食品

 対象商品:「あわ 紅豆腐」

山高味噌

 対象商品:「ヤマタカ信州甘口紅麹みそ 500g」(JAN コード 4903191103757)のうち、賞味期限「2024.09.30」以前の商品

福山黒酢

 対象商品:「Y-11 紅糀黒酢 500ml(JANコード 4560176246023)」「B-B44 紅糀ドレッシング(オニオン) 150ml(JANコード 4560176243763)」「B-B54 紅糀ドレッシング(キャロット) 150ml(JANコード 4560176243794)」

甘強酒造

 対象商品:「紅麹梅酒」

キミセ醤油

 対象商品:「五穀紅麹みそ(2024.1.1以降購入分から)」「五穀炊き込み紅麹ごはん(賞味期限:2024.6.1以降の印字があるもの)」

河野酢味噌製造工場

 対象商品:「紅麹米酢」(JANコード4980520105019)のうち賞味期限25.1.23以降の商品

フジヨシ醤油

 対象商品:「カトレアさんの元気みそ」「みそカボスドレッシング(300ml・1L)」

仙醸

 対象商品:「黒松仙醸 どぶろく ロゼ」(JANコード4973808799406)

伝食

 対象商品:「祖の食庵 納豆キナーゼ」

原商

 対象商品:「新潟紅麹甘酒」

海洋食品

 対象商品は下記の通り。

・豆腐よう(化粧箱)4個入 (JANコード 4962173 203205)

・豆腐よう(袋)(JANコード 4962173 204431)

・豆腐よう5個マイルド(箱)  (JANコード 4962173 203236)

・豆腐よう5Pマイルド びん  (JANコード 4962173 203243)

・豆腐よう20個入  (JANコード 4962173 204394)

・豆腐よう12個入  (JANコード 4962173 204363)

山本漢方

 対象商品:「内脂ブロッカー」(JAN コード 4979654027861)

本田味噌本店

 対象商品:「紅こうじ味噌」「一わんみそ汁 紅こうじ」「紅こうじ醤油」「紅こうじ米す」

芳香園製薬

 対象商品:「ノンコレッセン プレミアム」「エラスチンプラス&ナットウキナーゼ」

アサダヤコーポレーション

 対象商品:「さくら御飯の素(紅麹入り)」

馬場商店

 対象商品は下記の通り

・紅糀みそ 500g袋

・紅糀みそ 500gカップ

・紅糀みそ 300gカップ

・あわせ紅糀みそ 300gカップ

・紅糀ひしおもろみ 180g袋

・紅麹あまざけ 300g袋

・紅麴みそ2kg タル

・紅糀みそ1kg 袋 等

・ベニコージ粒ギャバ100g 袋

・ベニコージ粉末ギャバ100g 袋

・ベニコージモナコリン100g 袋

京都やま六

 対象商品:「紅麹みそ漬」のうち賞味期限が 2024.03.25~2025.03.24 までのロット

京都一の傳

 対象商品:「商品番号 H-72 大型いか紅麹みそ漬1尾」「商品番号 YA-50 大型いか焼き紅麹みそ漬1尾」のうち2024年販売のもの

おたまや

 対象商品:紅麹01~11番 (粒-粉末)。コレステヘルプ原材料などを含めた原料品番とは違うものと回答を頂いておりましたが、同施設

で生産された商品となり自主回収の措置を取らせて頂きます

富澤商店

 対象商品:「紅麹パウダー / 10g」

松屋銀座

 対象商品:味噌蔵徳兵衞「秘伝熟成紅糀みそ」

パンのカワバタ

 対象商品:いのちのパン(紅麹パン)

ノエビア

 対象商品:「ノエビア DHA&EPA(商品番号:7935)」

げんぶ堂

 対象商品:「こうのとりの郷 松葉マヨネーズ(JANコード:4971895 100334)」「松葉マヨネーズ 平袋(JANコード:4971895 336108)」「松葉マヨネーズ 和紙(JANコード:4971895 903911)」「松葉マヨネーズ<スタンドパック>(JANコード:4971895 552102)」など

富山薬品

 対象商品:「レッダームDX」「ルーレンゴールド」

中屋醸造所

 対象商品:「紅?味噌」

籠谷

 対象商品:「やすらぐ果実」

森川健康堂

 対象商品:「KIDSプロポリス 150粒」「KIDSプロポリス 100粒」

梅園

 対象商品:「桜どら焼」「桜あんみつ」

ヘルシープラス

 対象商品:コレステライフ

アドバン

 対象商品:コレケアプラス

ジャパンギャルズsc

 対象商品:□からだにとどく食べる菌

小林製薬「紅麹」供給先52社、内訳非公表で広がる混乱 日清・どん兵衛は「ベニコウジ色素」表示で「もらい事故」

「紅麹」が含まれた小林製薬のサプリメント商品の利用者に健康被害が出ている問題で、カップ麺などにも「ベニコウジ色素」などと表示されていたと、X上で不安を訴える声が相次いでいる。

 そばやうどんなどがある「どん兵衛」の表示も、X上で写真が投稿されて大きな話題になった。製造元の日清食品では、「小林製薬の紅麹原料は一切使用していません」と取材に明らかにした。問題の紅麹は52社に提供されたことが明らかになっているが、小林製薬は具体的な供給先を公表していない。原材料名に「ベニコウジ色素」が表示されている食品は多く、メーカーは対応を迫られそうだ。

■小林製薬の紅麹は52社に供給 宝酒造や紀文食品が自主回収

 「悪玉コレステロールを下げる」。報道によると、問題になった小林製薬の「紅麴コレステヘルプ」は、機能性表示食品としてこううたって2021年4月に発売され、24年2月末までに約110万袋が販売された。

 紅麴とは、米などで紅麹菌を繁殖・発酵させたもので、赤っぽい色をしている。これを使ったサプリメント3商品について、小林製薬(大阪市)は24年3月22日、腎臓の疾患などが発症したとの報告を受けたと発表した。紅麹の成分分析を行ったところ、一部に意図しない成分が含まれている可能性が分かったとした。成分の特定や腎疾患との関係判明には至っていないものの、健康被害を防ぐため、商品の使用中止を呼びかけ、約30万袋の自主回収に踏み切った。

 会見を受けた報道によると、意図しない成分とは、カビから生成されたともみられるという。これらの商品の利用者13人にむくみ、倦怠感、尿の色が濃くなるなどの症状が出て、うち6人が一時入院するなどした。2人は、人工透析が一時必要になったという。25日の発表では、入院がさらに20人増えた。

 小林製薬は、24日になって、16年から商社や食品メーカーなど52社に紅麴を供給したと報道各社に説明している。自社製品への使用は約2割で、約8割は他社に原料販売していたという。宝酒造は、小林製薬の紅麹を着色料に使っていたスパークリング日本酒の自主回収を発表し、紀文食品も、イカの塩辛に使っていたとして自主回収に踏み切った。

 そんな中で、カップ麺の「どん兵衛」にも、「ベニコウジ色素」との表示があったとX上で写真が投稿され、拡散して不安が広がっている。

日清食品「小林製薬の紅麹原料は一切使用していません」

 「家に大量にあるどん兵衛どうしよう」「腎機能確認せねば」「不安しかないですね...」といった声が漏れたほか、「サプリみたいに高濃度でなければ大丈夫じゃない?」との指摘もあった。

 日清食品ホールディングスの広報部は3月25日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように回答した。

「どん兵衛を含む弊社の商品に、健康被害が生じている小林製薬の紅麹原料は一切使用していません」

 また、同じカップ麺では、どん兵衛とともに人気がある「赤いきつね」などにも「ベニコウジ色素」との表示があったと、X上で指摘が出た。

 「赤いきつね」製造元の東洋水産は25日、取材に対し、「小林製薬様とは、直接の取引はございません」とCSR広報部が答えた。商品の詳細については、調査中だとしている。

 ところで、ネット上では他にも、パスタソースなどに紅麹が使われていた、といった報告が次々に出ている。一体、どれだけの商品に使われているのだろうか。

 記者が25日、コンビニ店舗に行き、紅麹が着色料などとして使われている商品を調べた。

 すると、カニ風味かまぼこの原材料名に「紅麹」とあったほか、お菓子のグミやチョコに着色料として「紅麹」、クッキーに「ベニコウジ色素」との表示があった。これらが小林製薬の提供かは、分からなかったが、紅麹は、広く様々な食品に使われていた。今後は、消費者から各メーカーに説明が求められる事態になることもありえそうだ。

 なお、小林製薬の広報・IR部は25日、取材に対し、「紅麹をどこに提供したかについては、取り引き先様に関わることになりますので、非開示とさせていただきます。取り引き先様に弊社から連絡して、ご対応していただくことになります」と説明した。

紅麹サプリで?1人死亡小林製薬「製品と死亡との因果関係が疑われる」約3年間35袋購入

小林製薬が自主回収を進めている「紅麹(べにこうじ)」を使ったサプリメントを摂取した人が、腎疾患で死亡していたことがわかりました。影響は拡大し続けていて、26日午前の時点で入院したケースは76件に上っています。

■“紅麹サプリ”関係は?1人死亡

事態は最悪のケースに及んだかもしれません。

小林製薬によりますと、亡くなった人は2021年の4月から2024年2月まで、およそ3年間にわたって継続的に、合計35袋の「紅麹コレステヘルプ」を購入していたといいます。

死亡の原因は、腎疾患だったということです。

新橋消化器内科・泌尿器科クリニック 伊勢呂 哲也 理事長

「腎臓は体の中の水分を外に出したり、老廃物を外に出すのが主な役割なので、腎障害が起きると水分を外に出す作用がなくなる。体の中に水分がたまり、肺に水がたまると、呼吸が苦しくなって呼吸不全で亡くなることもありますし、心臓が十分に血液を循環させられず、心不全に陥り亡くなることもあります」

紅麹成分を含んだサプリと今回の死亡に関して、因果関係はまだわかっていません。しかし、一般論として医師は警鐘を鳴らします。

新橋消化器内科・泌尿器科クリニック 伊勢呂 哲也 理事長

「体の異変、常にむくんできた、最近、倦怠感があるなど、いつもと違うことがあれば近くの内科の先生などに診てもらって、採血や検査をしてもらうのが大事」

小林製薬の会見

「本来、我々が想定していない成分が中に含まれているんじゃないかと。そういった可能性に疑いを強めています」

くわえて小林製薬は、今回亡くなった方が購入していた商品の中に、「想定していない成分を含む可能性がある製造番号」として発表された商品が含まれていたことを公表しました。

さらに、小林製薬広報によると、今回の死亡を遺族が小林製薬に問い合わせたのは、22日。

しかし、問い合わせのメールが3600通を超えていたため、死亡の確認ができたのは、3日後の25日夜だったとしています。

動きが遅れてしまったことはまだあります。

小林製薬には、2月上旬までに、複数の腎疾患の症状について申告がありましたが、調査などに時間がかかり、それから1カ月以上経ってからの回収となりました。

小林製薬 小林章浩社長

「事実確認や原因究明にかなり努力してもらっていた。結果としては、時間がかかってしまって判断が遅かったと言われれば、それはその通りだと感じております」

また、厚生労働大臣からは苦言も…

■行政へ連絡遅れ…厚労大臣「遺憾」

武見敬三 厚労大臣

「小林製薬が原因究明に当たって様々な調査を行っている間に、行政に対して情報提供などを行わなかったことについては、遺憾であるというふうに言わざるを得ません」

26日、小林製薬は、紅麹成分を含んだサプリを摂取して健康被害を訴え入院した人が、76人いると明らかにしました。

これは前日25日までの数、26人から、1日で50人増えたことになります。

一方、富山市にある富山薬品は、小林製薬のものと同じ紅麹原料を使っている健康食品、「レッダームDX」と「ルーレンゴールド」の2種類の自主回収を始めたことを明らかにしました。

紅麹サプリで?1人死亡小林製薬「製品と死亡との因果関係が疑われる」約3年間35袋購入【スーパーJチャンネル】(2024年3月26日)

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

麴は毒作る菌も、日本では無毒の菌を利用 健康食品で近年注目

 健康被害が相次いで報告されている小林製薬の「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」。紅麴そのものは広く食用に使われてきた一方で、海外では過去に紅麴を使ったサプリメント摂取が原因と疑われる健康被害も報告されていた。紅麴とはいったい、どのようなものなのか。

 紅麴は、蒸した米に紅麴菌を混ぜ入れ、発酵させたもの。発酵で赤い色素が生まれる。伝統的に、中国の酒や沖縄の「豆腐よう」などを作るのに使われてきた。

 近年は、悪玉コレステロールとも呼ばれる、血中のLDLコレステロールを下げる作用が期待される成分が紅麴に含まれていることなどから、健康食品の素材としても使われるようになった。

 食品安全委員会によると、欧州では、紅麴で発酵させた米に由来するサプリメントの摂取が原因と疑われる健康被害が報告されている。欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は2014年、紅麴菌が作り出す有毒な化学物質「シトリニン」について、基準値を設定しサプリメントを規制した。19年には、基準値をさらに引き下げ、規制を強化している。また14年には、スイスは紅麴を成分とする食品の販売を禁止し、フランスはそうしたサプリメントを利用する際は医師に相談するよう呼びかけた。

 ただ、小林製薬では、シトリニンを作らない菌株を使っていたといい、2月に行った原料全ロットの分析でもシトリニンは不検出だった。

 同社は16年にグンゼから、紅麴に関する製造販売事業を譲り受けた。伝統的固体発酵法による大量培養の製法を開発。紅麴菌を米に植え付けて培養し、加熱して粉砕し保管。成分が一定になるよう混合した上で再加熱し、包装して紅麴原料を完成させていた。原料の製造は自社工場で、サプリは協力工場に原料を供給して作っていたという。

 同社が「紅麹コレステヘルプ」を発売したのは21年。紅麴由来の成分を関与成分とした機能性表示食品は制度発足以来初めてだった。

 製造した紅麴原料は、サプリメント用のほかに食品や食品の着色、風味付け用として企業向けに販売していた。同社によると、食品用の原料はサプリメント用とは別種で、健康被害に関連するとみられている未知の成分は見つかっていないという。

 紅麴菌由来の製品では、食品添加物のベニコウジ色素があり、幅広く食品に使われている。ただし、これは紅麴菌の培養液から抽出した色素で、問題になっている紅麴原料とは別のもの。食品衛生法に基づく食品添加物公定書で不純物の上限など規格基準が定められている。

死者も…小林製薬「紅麹」問題  “サプリ摂取者”腎臓機能に「異常な数値」訴え

健康被害が拡大し続けている小林製薬の「紅麹」を使った商品。飲んでいた1人が死亡したことが新たにわかりました。そして問題の発表まで飲み続けていたという男性を取材すると、腎臓機能に「異常な数値が出た」と訴えました。

「(健康診断で)コレステロールまわりだけ判定がよくなかったので、Web上で見つけてちょっと飲んでみようかなと」

26日、私たちは小林製薬のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」を飲んでいたという30代の男性に話を聞きました。約1か月前から毎朝3粒飲み続け、実際にコレステロールの値は格段によくなったといいます。しかし、体調に“変化”が出始めたといいます。

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「いわゆるけん怠感。寝転がった時に起き上がれる気がしないような、体のだるさを感じたり、夜間にトイレに行く回数が1日につき3~4回とか増えて目が覚めちゃう」

さらに…

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「腎臓に関連する(値が)異常値を示していた」

健康被害が相次いで報告されている小林製薬の「紅麹」問題。小林製薬によると、腎臓の疾患などで25日までに26人が入院していたことが確認されていて、新たに、入院の報告が50件寄せられたといいます。さらに…

小林製薬のHP

「製品と死亡との因果関係が疑われる事象を1件把握いたしました」

サプリメントを飲んでいた1人が、死亡していたこともわかりました(26日深夜、死亡した人は合わせて2人となっていることを、厚生労働省が明らかにしました)。

死亡した患者は2021年4月から先月まで継続的に「紅麹コレステヘルプ」を購入していて、今月23日に遺族から会社に連絡があり判明。死亡したのは今年で、腎臓の疾患だったということです。小林製薬は、商品と死亡との因果関係が疑われるものの、詳しい事実関係は確認中だとしています。

小林製薬の「紅麹サプリ」を摂取(30代)

「もう…とても怖いですね。発覚してから発表されるまで2か月くらいあったという話でしたので、そこがもうちょっと早く発表いただけたら、私が購入することもなかったのかなと」

小林製薬の「紅麹原料」を含む製品の自主回収の動きも広がっています。化粧品大手「ノエビア」もサプリメントの自主回収を発表。影響は国内にとどまらず…

渡辺容代記者・NNN上海

「台湾当局も小林製薬の紅麹原料を使った製品についての対応を発表している」

台湾でも、小林製薬の「紅麹原料」や「原料を使った製品」の回収が求められる事態に。

今回の問題を巡っては、SNS上でも様々な懸念の声があがっています。

SNSより

「これから食品買うときは必ず原材料見て買おう…」

「違う会社だけど紅麹入ってた。大丈夫かな?」

ただ今回問題となっているのは一部製品に“想定しない成分”が含む可能性があるとされる小林製薬の「紅麹」です。

紅麹すべてが問題というわけではありませんが、ペットフードを扱う企業にも、製品の原材料の欄に“紅麹”と書かれているため、報道後、100件以上の問い合わせが来ているといいます。現時点で自主回収の予定はないということです。

いなばペットフード広報

「小林製薬の紅麹は一切使っておらず、お客様からの問い合わせにもそのように説明しております」

26日、厚労省と消費者庁は小林製薬の担当者にヒアリングを実施。厚労省は今週中にも審議会を開き、小林製薬の「紅麹」を原材料としている関連食品の安全性なども判断していくということです。小林製薬は「体調不良を感じたらお客様センターへ相談してほしい」としています。

【解説】“紅麹サプリ”で健康被害 「腎疾患」とは 日本腎臓学会・専門医に聞く

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントで健康被害が相次いでいます。摂取していた人が腎臓の疾患を発症し、死亡していたことも明らかになっています。日本腎臓学会の専門医である吉田啓医師に聞きました。

■毒素が排せつされず血中に蓄積

森圭介キャスター

「実際に商品を飲んだ30代の男性に話を聞きましたが、今月に入ってからけん怠感の症状が出たということです。吉田医師はこの症状についてどうみましたか?」

日本腎臓学会・専門医 ひらくクリニック院長 吉田啓医師 

「腎臓から排せつされるべき毒素が排せつされずに血液の中で蓄積すると、けん怠感を生じる可能性があります」

森キャスター

「さらに、夜中起きなかったものの、夜中トイレに3~4回起きるようになってしまったということですが、こういった症状はあるんでしょうか?」

吉田医師

「腎臓には尿を濃縮して出す機能があるので、その濃縮機能が低下すると、『多尿』といいますが、お小水が多い状況になります」

森キャスター

「そういう症状もあるということですね。私は初めて聞きましたが、お酒をおいしく感じなくなるというのも腎臓関連の症状の1つなんですか?」

吉田医師

「可能性としてはあります。食欲が低下するというのが代表的な症状ですが、その部分的な症状が、お酒をおいしく感じないという症状なのかもしれません」

森キャスター

「それはいわゆる味覚に障害が出てくるということですか?」

吉田医師

「いえ、老廃物を出さないために体に入るものを制限しようとする生体反応じゃないかと思います」

■死亡事例 「ほかに病気があった可能性も…」

森キャスター

「ここまで腎臓への障害、1つの症例というものが出てくるということです。今回、亡くなった人も出てきていて、1人目は腎臓の疾患を発症して今年亡くなったということです。今回の死亡事例にまで至ってしまったということについてはどうみていますか?」

吉田医師

「サプリメントの薬には変わりありませんので、注意すべきということは我々医師も認識してはいますが、ここまでの重篤な状況は今回初めてですので、我々も危機感を高めているところです」

森キャスター

「こういった死亡事例まで至るということは珍しいということですか?」

吉田医師

「ここまでは珍しいケースだと思います」

森キャスター

「腎臓の障害といってもさまざまあると思いますけど、今回はどういった症状・障害だと思いますか?」

吉田医師

「尿を濃縮できないということは、腎臓で1日に100リットルくらいの尿のもとをつくって、1日の尿は1リットルですから、腎臓・体に必要なものを再吸収するわけですけれども、その機能が失われているということですね」

森キャスター

「今回の障害は最悪、死ぬということもあるんでしょうか。それとも、もともと持病があって、こういったものが併発してしまったと考えた方がいいんでしょうか?」

吉田医師

「発見されたときの状態がよっぽど悪ければ亡くなるということもあると思いますけど、透析をすれば腎臓の機能は果たすことができますので、命まで落とすということは何かほかに病気があった可能性もあるのではないかと思っています」

森キャスター

「なにか違う異変を感じたときに透析だったり、自分で調べることができていれば、もしかすると亡くなるまで至らなかった可能性もあるということですか?」

吉田医師

「そうですね、発見が早ければ亡くならなくてすんだ可能性もあると思います」

■違和感を覚えたら病院で検査を

鈴江奈々キャスター

「そうすると、早めに違和感を覚えたら病院やクリニックに行った方がいいということになると思いますが、吉田医師が診察している中でも小林製薬の対象商品を飲んだと言ってクリニックに来る人も今いますか?」

吉田医師

「先週から今週にかけて2人ほど『商品を飲んだけれども自分は大丈夫か?』と。特に症状はなかったですが、来院した人はいました」

鈴江キャスター

「心配になって来る人もいるということですね」

森キャスター

「今後、この対象の商品を飲んでいて心配している人に吉田医師から伝えられること・伝えられる対策はありますか?」

吉田医師

「腎臓症状というのはなかなか出にくいので、採血、もしくは尿検査などで病院を受診してもらう必要があると思います」

森キャスター

「受診するとすぐに採血・検査はしてもらえるものなんでしょうか?」

吉田医師

「それはできると思います」

森キャスター

「飲んでいて不安があるという人は調べていただくということですし、厚生労働省も『対象商品を購入した人は、直ちに飲むのをやめて、体に異常がある場合には医療機関を受診するか、最寄りの保健所に相談してほしい』というふうに伝えています」

「未知の成分」含む紅麹原料、サプリ向け6・9トンが流通先不明…被害拡大の恐れ

 小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」成分入りサプリメントを巡る問題で、健康被害につながる恐れが高い「未知の成分」が一部含まれる紅麹原料6・9トンの流通先の全容がわかっていない。同社の取引先だけでなく、商社を通じて別の企業にも販売されており、各社は情報収集に追われているが、どこまで被害が拡大するのか見通せない状況となっている。

 小林製薬によると、同社は2023年に紅麹の原料を18・5トン生産。自社のサプリ向け2・4トン以外の16・1トンを取引先52社に販売した。このうちサプリ向けの6・9トンの一部に、腎疾患などの症状を起こす可能性が高い未知の成分が含まれるという。残る9・2トンは、着色や風味付けに使う食品向けで、同社は未知の成分は含まれていないとしている。

 販売先52社には食品メーカーや化粧品メーカーのほか、様々な企業に卸す商社が含まれる。27日に開かれた政府の関係省庁連絡会議では、小林製薬の紅麹を原料とする製品を扱う企業は、170社以上と報告されたが、最終的な流通先は小林製薬も把握できておらず、今後さらに拡大する恐れがある。

 大阪市保健所は26日、食品衛生法に基づき、健康被害が疑われる紅麹原料について、販売先の名称や販売日、販売数量などを報告するよう同社に文書で指示した。

 これまで同社の製品以外で健康被害は確認されていないが、未知の成分が含まれるとされるサプリ向け原料を使っていた企業の危機感は強い。

 この原料を使う機能性表示食品「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」を販売していた「ZERO PLUS」(福岡市)は27日、消費者庁に対し、機能性表示食品の届け出を撤回したと発表した。

 同社は15日から計約700袋を出荷しており、すでに自主回収を進める。「原因となった可能性が高い成分が含まれていたかどうかは調査中だが、被害の報告はない」としている。

 化粧品メーカーのノエビアもサプリ「ノエビアDHA&EPA」を回収している。13年に発売した商品だが「これまで健康被害の報告はなく、予防的な措置として回収した」という。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

小林製薬サプリに「プベルル酸」が含有 厚労省発表、毒性など調査

 小林製薬(大阪市)がつくる機能性表示食品の摂取者に健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省は29日、小林製薬のサプリメントに「プベルル酸」という物質が意図せずに含まれていたことを明らかにした。今後、小林製薬と厚労省はこの物質の毒性などを調べる。

 厚労省によると、プベルル酸は青カビからつくられる天然の化合物で、どういう理由で混入したのかはまだ不明という。抗生物質としての特性があり、抗マラリア効果があるほど「毒性は非常に高い」というが、腎臓への影響は現時点ではわかっていない。

 小林製薬は特定のロットにだけ、この物質が入っていたことを確認した。小林製薬はこれまで「未知の成分」という表現をしてきた。

 ただ、プベルル酸が健康被害の原因なのかはわからないため、小林製薬と国は今後、動物実験などで毒性を評価していくという。

小林製薬 紅麹問題「プベルル酸」健康被害の製品ロットで確認

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、小林章浩社長は29日開いた会見で「深刻な社会問題を招いてしまい深くおわび申し上げます」と謝罪しました。去年製造した原料や製品に青カビから発生することがある「プベルル酸」という物質が含まれていた可能性が高いということで、今後、国の協力を受けながら詳しい原因を調査していくことにしています。

「プベルル酸」とは

厚生労働省は、28日開いた専門家による調査会で小林製薬から説明を受けた内容を明らかにしました。それによりますと「プベルル酸」という青カビから発生することがある物質が健康被害の訴えがあった製品のロットで確認されたということです。

「プベルル酸」は、抗マラリアの作用が報告されているということですがどのくらい飲むと人体に影響があるのかや、腎臓に対する影響は現時点では明らかになっていないということです。また、今回確認されたプベルル酸が青カビからできたものかなど製品中に含まれた経路もわかっていないということです。

厚生労働省の担当者は「原因物質かどうかはわからない。あらゆる可能性を含め今後調べる」と述べました。厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所で過去3年分のサンプルを分析し、「プベルル酸」の毒性について調べるほか、「プベルル酸」以外の物質が含まれていないかも含め原因物質の特定を進めることにしています。

=29日の動き=

30日に小林製薬の製造工場に立ち入り検査へ

武見厚生労働大臣は総理大臣官邸で記者団に「あす(30日)、小林製薬の製造工場に対し立ち入り検査を行うこととしている」と述べました。また、厚生労働省の大坪健康・生活衛生局長は「原料を製造している工場の検査を行うということで、大阪市と調整をしているところだ」と述べました。厚生労働省によりますと、立ち入り検査は食品衛生法に基づいて、30日は、閉鎖された大阪市内の工場で、31日は和歌山県内にある工場で行うということです。

17:30すぎ

関係閣僚会合を開催

政府はきょう総理大臣官邸で林官房長官や武見厚生労働大臣らが出席し、初めてとなる関係閣僚会合を開きました。この中で林官房長官は、関係閣僚に対しメーカーなどが行っている回収命令の対象以外の製品について自主点検の結果をもとに必要な措置を講じることや原因物質の特定や分析、それに、発生原因の究明に全力を挙げて取り組むよう求めました。また食品による健康被害などに関する情報収集体制の見直しや国の関与のあり方、それに今回の問題を受けた「機能性表示食品」の制度のあり方などについて、5月末をめどに考え方を取りまとめることも求めました。

死亡した5人のうち1人は茨城県内

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、茨城県は県内で1人の死亡が確認されたと発表しました。会社が明らかにしている健康食品を摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして死亡した5人のうちの1人だということです。

愛媛 酒造会社 色の原料など問い合わせ増

酵母を使った桃色の日本酒を醸造する愛媛県西予市の酒造会社は、「小林製薬」の「紅麹」原料を使っていませんが「色の原料は何か」などの問い合わせが増え、対応に追われています。

西予市宇和町にある「宇都宮酒造」は、110年以上前から続く酒造会社で、4つの銘柄の日本酒を醸造し、愛媛県内の酒店や道の駅などで販売しています。このうち、着色料を使わず赤色酵母を使った桃色の日本酒について、小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品の問題が明らかになったあと会社に消費者から「色の原料は何か」や「商品に問題はないのか」などの問い合わせが増え、対応に追われているということです。このため、会社ではSNSなどに紅麹を使った商品は扱っていないことや、すべての商品の安全性に問題がないことを伝える投稿をしました。酒造会社の山下英輔社長(39)は「誤った噂が流れることを心配しています。消費者の方には商品について正しく理解してもらいたいです」と話していました。

岡山 食品メーカー ソーセージ約1万袋自主回収

小林製薬から紅麹原料を仕入れ、ソーセージを製造・販売している岡山県早島町の食品メーカー「薫製倶楽部」は、小林製薬からの連絡を受け紅麹原料を使っていた2種類の製品を自主回収しています。回収の対象は「倉敷ソーセージ」と「金太郎ソーセージ」で、あわせておよそ1万袋に上るということです。これまでのところ健康被害などの連絡は入っていないということです。

これらの製品は会社の主力製品と位置づけられていて、会社では顧客などからの問い合わせの電話対応に追われていました。この会社では、うまみや香りを引き出すため、およそ10年前から紅麹を使用してソーセージを作っていて、4月からは新たに大口の受注も決まっていましたが、納入を延期することになり、自主回収による損失は数百万円に上るということです。食品メーカーの森雅昭社長は「お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。ただ、紅麹そのものが悪いという訳ではない。手に入るかわからないが、別の紅麹を試して、商品を復活させたい」と話していました。

林官房長官“再発防止へ施策の検討開始”

林官房長官は29日午後の記者会見で「政府の取り組みや把握した情報についてWHO=世界保健機関への情報提供や在外公館を通じた外国政府への情報提供を実施しており、引き続き適時適切に海外にも発信していく」と述べました。その上で「健康被害の拡大や『小林製薬』が製造した紅麹原料の他社での使用の広がりが明らかになる中、関係閣僚で今後の対応方針を確認するとともに、再発防止に向けた施策の検討も開始する。引き続き関係省庁が一丸となって食の安全の確保に全力を尽くしたい」と述べました。

都内で健康被害の疑い 計25人

東京都の小池知事は29日の記者会見で「都内で健康被害を受けたと疑われる人については、あわせて25人把握している」と明らかにしました。都によりますと、大阪市から都に調査の依頼があった人が20人、直接、都の保健所に連絡をした人が5人で、29日の時点で重い症状を訴える人はいないということです。保健所が症状の内容や程度、対象の食品を食べた時期などについて調査を行っていて、都は速やかに調査結果を大阪市と共有することにしています。都は、回収の対象となった食品は食べずに返品するとともに、万が一、食べて体調が悪くなった場合は医療機関を受診し最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけています。

小林製薬の紅麹サプリからプベルル酸を検出 腎臓への影響不明

 厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所、小林製薬(大阪市)は29日、合同で記者会見し、機能性表示食品として販売する紅こうじのサプリメント「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を摂取し健康被害のあったロットから、本来は含まれていないはずの物質「プベルル酸」が検出されたと明らかにした。

 今回の健康被害の原因物質かどうか、同研究所を中心に解析を進める。同省によると、プベルル酸の腎臓に対する影響は現時点では明らかになっていないという。

小林製薬「紅麹」サプリ “未知の物質”は「プベルル酸」か 健康被害との関係は明らかにならず

厚生労働省は先ほど、健康被害が報告されている「紅麹」の成分について、小林製薬が調べたところ、本来想定されていない「プベルル酸」という物質が検出されたと明らかにしました。

小林製薬はこれまで「想定していない未知の成分が混入した可能性がある」などと説明していました。

厚労省によりますと、「プベルル酸」はアオカビから発生する天然化合物で、毒性が非常に強いとされています。ただ、今回の健康被害との関係については明らかになっていません。

厚労省の担当者

「一定の原因である可能性については、あると思っているが、これだけなのか、今後、網羅的にあらゆる可能性も含めて検討していく」

厚労省は現時点で「プベルル酸」が腎臓に影響を与えるかどうかについてはわからないとしています。

今後、国立医薬品食品衛生研究所が小林製薬からサンプルの提供を受け、「プベルル酸」以外の物質についても網羅的に調査して原因物質の特定を進めていく方針です。

青カビ由来「プベルル酸」を検出 小林製薬の紅麹サプリ―厚労省

 小林製薬(大阪市)が製造した紅麹(べにこうじ)配合サプリメントを摂取した人から健康被害の訴えが相次いでいる問題で、厚生労働省は29日、サプリから青カビ由来の天然化合物「プベルル酸」が検出されたと明らかにした。原因物質の可能性もあり、国立医薬品食品衛生研究所は同社の過去3年分のサンプルを分析し、解析を進める。

 厚労省によると、プベルル酸は抗生物質としての特性があり、抗マラリア効果を持つ。一方、毒性が非常に高く、サプリには通常含まれない。小林製薬側は28日の専門調査会で、健康被害があった「紅麹コレステヘルプ」の製品ロットから検出されたと説明したという。

 プベルル酸が腎臓に及ぼす影響は不明。同省担当者は「一定の可能性はあるが、原因物質を特定したものではない」と指摘。プベルル酸の毒性の評価や発生原因について、衛生研究所で分析を進めるとしている。

紅麹問題 未知の成分は「プベルル酸の可能性」 死亡5人は70代~90代男女

紅麹(べにこうじ)を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、小林製薬は、29日午後2時から会見を開き、冒頭、社会問題まで発展したことを謝罪しました。

3月22日の会見の中では、紅麹原料内に「未知の成分」が混入していた可能性が否定できない、また、これらが腎疾患の原因となった可能性が否定できないというのが事前にありました。

そんな中、29日に会見が行われ、「この1週間で構造まではだいぶ見えてきています。もし、われわれが想定している化合物であるとするならばカビから生成される可能性はある、現時点、否定はできない。これから先は、国の研究機関にデータ提供しながら迅速に解明を進めていく」と言及がありました。

おそらく、この「未知の成分」というものが「プベルル酸」であろうということがわかってきました。

このニュースについて、サプリなどにくわしい柴田玲名古屋大特任教授とお伝えします。

【速報】“紅麹”予定していない物質は「プベルル酸」 健康被害原因か 小林製薬が厚労省に情報提供

小林製薬の「紅麹原料」をふくむサプリメントをめぐる問題で、健康被害のあった製品から高い数値で検出された予定していない物質が「プベルル酸」だったとして、厚生労働省に情報を提供していたことがわかりました。

「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐっては、小林製薬は紅麹原料に含まれる「未知の成分」が健康被害の原因の可能性であることが否定できないとしています。

29日、厚労省は小林製薬が健康被害のあった製品のロットに予定しない物質の数値が高く出て、それが「プベルル酸」と同定されたと報告していたことを明らかにしました。

プベルル酸は青カビから生成される天然化合物で、抗生物質としての特性があり、毒性が非常に高いということですが、腎臓に対する影響は明らかになっていないということで、厚労省は原因物質についてあらゆる可能性を含め検討していくとしています。

(2024年3月29日放送「news every.」より)

小林製薬「紅麹」サプリ “未知の物質”は「プベルル酸」か 健康被害との関係は明らかにならず|TBS NEWS DIG

“カビ混入の可能性”を指摘 小林製薬と共同研究の教授「培養をするときに『他のものが入ったのではないか』と考えるのが一番わかりやすい」(2024年3月29日)

小林製薬と共同で、今回問題となったサプリに使われている「紅麹」の遺伝子情報を調べる研究を行っていた、奈良先端科学技術大学院大学・金谷重彦教授に、大吉洋平アナウンサーが話を聞きました。

 そもそも、紅麹菌の中には「シトリニン」というカビ毒をつくり腎疾患を引き起こすものが存在することから、小林製薬ではシトリニンを作る遺伝子を“持たない”紅麹菌を研究。金谷教授が行ったゲノム解析でも、シトリニンを作ることのできない紅麹菌であることが確認されたといいます。

 今回もシトリニンは検出されておらず、小林製薬は会見で、「我々が想定していない成分が含まれていた可能性がある」と話しました。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

紅麹問題「早く補償してほしい」「返品したい」健康相談など約1万5000件

「紅麹」のサプリメントによる健康被害問題で揺れる小林製薬は29日、小林章浩社長らによる記者会見を大阪市内で行った。

会見では会社側に寄せられた健康相談の件数は28日午後10時時点で約1万5000件に上っていることを明かした。

約1万5000件の相談の中には「返品したい」「早く取りに来てくれ」「早く補償してほしい」「他の商品は大丈夫なのか」と言った声も寄せられている。メールでの相談も増えてきている。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏