メールで「返信不要です」失礼?賛否両論…“タイパ重視”若者は歓迎か「優しさかな」

メールで「返信不要です」失礼?賛否両論…“タイパ重視”若者は歓迎か「優しさかな」

 皆さんは、受け取ったメールの最後に「返信不要です」と書かれていたらどう感じますか?今この文言を巡り、賛否の声が上がっています。

■メールで「返信不要」失礼? 街の人の声

 卒業論文の提出を控えたある大学生のエピソードです。

 かつて同じゼミに所属していた社会人の先輩に、メールでアドバイスをもらっていました。

 先輩のメールの末尾には「忙しいと思うから返信不要で」と記載があり、気を遣わせないための先輩の配慮だと思い、ありがたいと感じたといいます。

 そのため、彼も大学の教授とメールのやり取りをする際に「返信はご無用です」と記載しました。

 喜ばれるかと思いきや、教授からは「返信するかどうかは受け取った側が決めること。その言い方は失礼だと思う」と思わぬ指摘がありました。相手を思いやるつもりが、裏目に出てしまいました。

 このエピソードについて、街の人からは次のような声が聞かれました。

50代

「憤りを見せた教授は、ちょっと過剰反応かなと」

50代

「目上の人に(返信不要と)伝えるのは、よろしくないと思う。失礼。上から物申している感じ」

■返信不要「ありがたい」8割 調査結果も

 そもそも、メールでの「返信不要」アリかナシか聞いてみました。

30代

「ビジネスメールだったらナシかな。言って得することがない。返信を受け取りたくないという印象を与えるんじゃないか」

20代

「長く続いて無駄だなと思った時に、これ以上は大丈夫ですと言うのは、優しさの範疇(はんちゅう)かな」

20代

「僕たちの中では、むしろ気遣いで使うことがあるので。失礼になるという認識はなかった」

20代

「私は日頃からメールのやり取りが多い仕事をしているので。返事がないことによって、本当にそれ伝わってる?と。逆にこっちが不安になる時もあるので。自分から送ることは絶対にないかな」

 社員の多くがZ世代である民間企業の社内アンケートでは、上司から「返信不要」というメールを受け取ることについて「ありがたいと感じる」人が8割に上ったといいます。

20代

「なんて返せばいいんだろうみたいに、一回考える時間があるので。そこを考えなくて済むというか、ありがたいと思う」

■企業によって違う…お互い歩み寄り必要?

 返信が不要になることで、ビジネスメールを作成する時間や手間がなくなるため、自分の仕事に集中できるという声もありました。

 アンケートを実施した会社の代表は、次のように話します。

デザイナー 泉澤恵一朗代表

「企業によっては(返信不要という表現が)違うという方もいらっしゃるのは事実。そこに対しては合わせないといけないと、しっかり(社員に)説明している。お互い歩み寄るのが必要なんだとは思ってます」

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