アップルが「iOS 17.4」配信開始、すぐiPhoneをアップデートすべきか?

アップルが「iOS 17.4」配信開始、すぐiPhoneをアップデートすべきか?

数カ月前から予告されていたiOSの最新アップデートでは、欧州連合(EU)の人たちが新たなアプリのマーケットプレイスにアクセスできるようになるなど、大きな変更が含まれている。果たしてこのバージョンをあなたの大切なiPhoneにインストールすべきかを考えてみる。

どのモデルで動くのか、どうやって入手するのか?

このアップデートは他のiOS 17のリリースと同じく2018年以降に発売された以下のiPhoneで動作する。

・iPhone XS

・iPhone XR

・iPhone 11シリーズ

・iPhone 12シリーズ

・iPhone 13シリーズ

・iPhone 14シリーズ

・iPhone 15シリーズ

・iPhone SE 第2世代、第3世代

自動アップデートを設定してれば、待っているだけでインストールされるが、「設定>一般 > ソフトウェアアップデート」でいつでもアップデートすることができる。

ついにサイドローディングが可能に(EUのみ)

目玉は、iPhone用アプリをApp Store以外の外部のマーケットプレイスからもダウンロードできる、サイドローディングが可能になったことだ。ただし、この変更はEUのユーザー限定であり、アップルはEUの法制化に対応してのものだ。

それ以外の地域の人たちにとっても、知るべきことはたくさんある。盗難デバイスの保護、新しい絵文字、バッテリー寿命をチェックする新しい方法、iMessageの今後を約束する新機能、ポッドキャストの文字起こしなど、誰にでも関係のある機能が追加される。

iOS 17.4のセキュリティ

この時期、問題になっているセキュリティ問題が4つあるとアップルは言っているが、サポートドキュメントには、「追加のCVEエントリは近日公開予定」という注意がある。

追加されるCVE(共通脆弱性識別子)のうちの2つはすでに悪用されていると考えられている。1つは、OSの心臓部であるカーネルの中にあり、読み書きする能力のある悪者がカーネルのメモリ保護を回避する可能性があることを警告している。同様のことがRTKitにも当てはまる。

初期の反応

私が読んだコメントのほとんどが好意的だ。ただし、すべてではない。

あるユーザーは「iPhone 15 Pro、EU 17.4でバグを2つ発見した。Dynamic Islandのアニメーションが、コントロールセンターからサイレントモードを有効/無効にしたとき機能しない。あと、Dynamic Islandのフラッシュライトの表示が大きすぎてバッテリー残量を隠してしまう」と述べている。Wi-Fiに接続できないというユーザーもいた。ある英国のユーザーは、このアップデートはEUユーザーのためだという注意書きを見たと言っている(英国のアップデートはEUとは異なり、私の見た説明はEUとの相違に言及していたが、ソフトウェアの違いではない)。

それ以外、私の見たほぼすべてのユーザーが満足しており、興奮気味の人さえいた。現時点では。

最初の判定:アップデートすべし

重大なセキュリティ改善が含まれているため、その理由だけでも今アップデートすることをお勧めできる。評判も十分高い。来週には最終判定を下すので見に来てほしい。

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