「ドラゴンボール」が世に出る前に書かれた“貴重なサイン” 鳥山明さん(68)が生前訪れた老舗レストラン

「ドラゴンボール」が世に出る前に書かれた“貴重なサイン” 鳥山明さん(68)が生前訪れた老舗レストラン

鳥山明さんが生前訪れたことがあるという、名古屋市天白区平針駅すぐの老舗レストラン「店麺多房(てんめんたぼう)あいうえお」。

(店麺多房 あいうえお・永田達義店主)

「背が高くて、ガッチリしてみえて、びっくりしました」

店内に飾られているのは、鳥山作品の様々なキャラクターが描かれた直筆サイン。

このサインには、あるエピソードが。

(店麺多房 あいうえお・永田店主)

「Dr.スランプが終わった時に間がありましたよね。次に何やろうと考えて、中国に行ってネタを探してきたらしい。帰ってきてから『次はこれだ』ということで描いてもらった。ドラゴンボールがまだ世に出ていない状況で描いていただきました」

Q.ジャンプに載る前に、次こんなんでやりたいんだというのをもらった?

「はい」

鳥山さんが店を訪れたのが、1984年7月8日。ドラゴンボールの連載が始まったのは同年11月。そう、「あいうえお」に飾られているサインは、ドラゴンボールがまだ世に出る前に書かれたものなんです。

さらに、飾られているサインの“則巻千兵衛”にも裏話があるんだとか…

(店麺多房 あいうえお・永田店主)

「あれは実を言うと僕なんですよ。僕を描いてくれて、その上にせんべいさんに似せて描いてもらった」

Q.だから、いつものアロハシャツが店名「あいうえお」になっている?

「はい」

そんな鳥山さんが当時注文したのが、店の人気メニュー「ペペロンチーノ バジリコベーコン」(1490円)。

(店麺多房 あいうえお・永田店主)

「『パスタが好きだから食べたい』『初めて食べたけどおいしい』と言われた。やっぱり作っていて良かったなと思いました。惜しい方を亡くされて、亡くなる前にもう一回会いたかったですね。次の作品も見たかった」

「ドラゴンボール」が世に出る前に書かれた“貴重なサイン” 鳥山明さん(68)が生前訪れた老舗レストラン

「偽物だらけ…」鳥山明さん さくらももこさん “イラストやサイン” がオークションサイトやフリマアプリで多数販売 数万円も 専門家が注意喚起

「DRAGON BALL」や「Dr.スランプ」など名作を生みだした漫画家の鳥山明さんや「ちびまる子ちゃん」の声優を務めたTARAKOさん、原作者のさくらももこさんの“ニセ” のイラストやサインがインターネット上で多く販売されているとみられ、専門家が注意を呼び掛けています。

 鳥山明さんは3月1日に亡くなり、TARAKOさんは4日に亡くなりました。北海道でも多くのファンから悲しみの声が聞かれました。

 一方、インターネット上のオークションサイトやフリマアプリには、鳥山さんが描いたとするイラストやサイン、TARAKOさんや「ちびまる子ちゃん」原作者のさくらももこさん(2018年死去)が描いたとするイラストやサインが多数出品され、数万円で販売されたものもあります。

 しかし、SNSなどでは本当に本人が書いたものか疑問視する声が多く見られます。

 この状況について、シードスターズ(直筆サインの証明について特許を持ち筆跡鑑定も行う会社)の松本昭憲さんは、次のように話し注意を呼び掛けています。

 「オークションサイトやフリマアプリで販売されているものは、一見したところ偽サインしかない。偽物は本物をコピーしたり上からトレースして簡単に作れるので注意が必要。特に鳥山明さんのサインはひらがなだけなので難易度は低い」

 「サインをもらった時のエピソードなどが書いてあるものもあるが、エピソードはウソをつける」

 「宛名が書いてあり宛名の本人が出品していることが証明できていれば本物の可能性は高まるが、本人が書いている信ぴょう性の高い写真や動画などがなければ安易に手を出すべきではない」(松本さん)

 実際にシードスターズには、死去後も鳥山さんのものとするサインの鑑定依頼が多く来ていますが、現時点で偽物だとみられるということです。

 北海道警によりますと、オークションサイトやフリマアプリでサインを本物だと偽って販売することは詐欺に問われる可能性があるとしています。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏