食器用スポンジの正しい使い方 “やわらかい面”は洗うためじゃない!? 実は…

食器用スポンジの正しい使い方 “やわらかい面”は洗うためじゃない!? 実は…

スポンジの“よく落ちる”使い方です。やわらかい面とかたい面、より汚れを落とせるのはどちらでしょうか。

 寒い日にはおっくうになりがちな洗い物。そんな時の必需品であるスポンジですが、かたい面とやわらかい面、皆さんはどちらの面を使って洗っているでしょうか。

20代の女性

「汚れが強い場合はザラザラしている方から使う。そうじゃない時は無意識にフワフワの方」

「油汚れとか頑固なのは(かたい面)でこすりたい。ガラスとかコップは(やわらかい面)でも十分落ちる」

 スポンジ開発17年、試したスポンジは8000個以上。3Mジャパンの「スポンジ博士」こと原井さんに聞きました。

 やわらかい面は洗うための面ではないといいます。

スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん

「やわらかい面は基本的に台所洗剤を付けて泡を立てるように使う側」

 なんと、スポンジのやわらかい面は洗剤を付けて泡立てるものとして作られているといいます。では、かたい面は…。

スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん

「かたい不織布の面を使って汚れを落とすのが良い」

 かたい不織布の面は洗うように作られていて、やわらかい面よりも汚れを落としやすいのです。その訳は…。

スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん

「繊維が複雑に絡み合った構造がバネのような働き、スプリング効果として凹凸した面に追従させることができる」

 スポンジのかたい面は不織布でできていて、細かい繊維が絡み合っています。この繊維が凹凸した面に沿って汚れをしっかりかき取ることができます。

20代の女性

「全部こっち(かたい面)なんですね。意識したことなかった」

 また、スポンジの保管方法についても教えてもらいました。

スポンジ博士 3Mジャパン ホームケア&CHC技術部 原井敬さん

「風通しの良いところで接地面を少なく縦に置くとより乾きやすい」

 よく水を絞って立てて置く方が横に倒して置くより水切れがよく、衛生的に保てるということです。

 スポンジを衛生的に使うには3週間から1カ月くらいを目安に交換するのが良いということです。

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