[New門]AIアナは間違えない、ニュースを読む声も違和感なく「まるで人間」

[New門]AIアナは間違えない、ニュースを読む声も違和感なく「まるで人間」

[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「AIアナウンス」。 NHKニュースで「AIアナウンス」が活用されている。AI(人工知能)による音声だが、テンポも声の高低も耳に心地よい。もちろん正確で、読み間違えはない。いつか人間のアナウンサーに代わる日が来るだろうか。

 [New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「AIアナウンス」。

 NHKニュースで「AIアナウンス」が活用されている。AI(人工知能)による音声だが、テンポも声の高低も耳に心地よい。もちろん正確で、読み間違えはない。いつか人間のアナウンサーに代わる日が来るだろうか。

役割分担目指す

 「これまでに入っているニュースをAIによる自動音声でお伝えします」。平日午後のNHKニュース。男性アナウンサーがそう告げると、その後は読み手がいないままニュースが続く。声は少し硬い気はするが、違和感はない。アナウンサーが読んでいると思う人もいるだろう。

 これはNHKが開発を進めてきた音声合成技術「AIアナウンス」。記者の作成した原稿に、自然に聞こえるようにアクセントや間の位置を付記するAIの「言語処理」と、それを人工の声が読み上げるAIの「音声生成」を組み合わせた。

 NHKは長年、定型の文言をアナウンサーなしで伝える技術を研究してきた。2010年には株価情報の放送で、銘柄や数字を読むアナウンサーの声を収録し、それを組み合わせて放送するようにした。

 AIの登場で事態は大きく進んだ。ニュース番組のアナウンサーの音声をAIに学習させ、原稿を読ませることが可能になった。成果の一つが18年に登場したCG(コンピューターグラフィックス)のAIキャスター「ニュースのヨミ子」。ニュース番組で注目記事を紹介した。

 その後、読むテンポやリズムが格段に向上し、22年には初めて「おはよう日本」の一部ニュースで、アナウンサーに代わる形でAIを導入。新出単語のアクセントも辞書で自ら調べられるようになり、他のニュース番組にも広がっていった。

 アナウンサーの業務は軽減される形だが、NHKが目指すのは「役割分担」だ。アナウンス室の高木康博シニア・リードは「AIに任せればアナウンサーは取材や企画作りなど、情報発信に力を移せる」と語る。

気象情報に強み

 気象情報は原稿を書く記者も不要だ。気象庁のデータを自動的に原稿化するほか、放送時間に合わせて原稿の長さも調整できる。22年度から地方局のラジオで本格運用が始まっている。

 災害への備えや警戒の呼びかけにも活用が進む。新潟放送局では大雪対策を呼びかける音声を作り、冬季に定期的に放送している。情報や数字が更新された際、アナウンサーならそのたびに全体を録音し直す必要があるが、AIなら該当部分だけ差し替えればいい。

さんデジAIアナウンサー瀬戸内あいです!

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