セクシー田中さん漫画家・芦原妃名子さん死去「のだめ」「ちはやふる」「逃げ恥」「ホタルノヒカリ」原作漫画家が追悼、絶句… 芦原妃名子さん訃

「のだめ」「ちはやふる」「逃げ恥」「ホタルノヒカリ」原作漫画家が追悼、絶句… 芦原妃名子さん訃

 日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが死去したことが29日、分かった。衝撃の訃報に、同業者からはSNSなどで続々と追悼のコメントが寄せられた。

 芦原さんは今月26日に更新した自身のXで、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたと告白したが、28日に当該の投稿を削除。上記についてつづったブログも閉鎖していた。

 漫画の原作者と制作側、放送局との関係性に一石を投じた芦原さんの覚悟の告白は、同業者から大きな共感や賛同、激励の声が上がっていた。それだけに、自身の漫画が原作となって実写化された漫画家からは悲痛の投稿が相次いだ。

 「のだめカンタービレ」で知られる二ノ宮知子氏は「辛い…。辛すぎる。」「自分の作品を一番大事に思っているのは自分なんだと号泣した日の事を思い出して、また涙が止まらない」「今、誰かを責めようとしてる人たち。もう本当にやめて欲しい」と投稿した。

 広瀬すず主演で映画にもなった「ちはやふる」の原作などで知られる末次由紀氏は自身のXで「えええ、、、もう、そんな…芦原先生、言葉にならない」と絶句。

 海野つなみ氏は「逃げるは恥だが役に立つ」が星野源と新垣結衣の主演でドラマ化された経験を持つ。「芦原先生、うそでしょう、こんな…」と沈痛の思いを投稿した。

 「ホタルノヒカリ」などで知られるひうらさとる氏は「…信じられない…。なんてこと…」「やり切れなさ過ぎる…。こんな世の中おかしくないですか?」と記した。

 ドラマにもなった「重版出来!」の著者・松田奈緒子氏は「言葉がない。つらすぎる」と無念の思いを記したほか、ボクシング漫画「はじめの一歩!」の著者・森川ジョージ氏は「とんでもなく残念なニュースを目にした。同業者の嘆きの経緯は眺めていたがこんなことになるとは。気持ちがわかるだけに胸が痛い。業界では幾度も繰り返されてきたことではあるが今回の件はもう取り返しがつかない。とにかく残念だ」とした。

漫画家の芦原妃名子さん死亡 「砂時計」作者、栃木で発見 警視庁

漫画家の芦原妃名子さん(50)が29日、栃木県日光市内で死亡しているのが見つかった。

 捜査関係者への取材で分かった。自宅からは遺書が見つかっており、警視庁は自殺とみて調べている。

 捜査関係者によると、近くからは芦原さんの身分証明書も見つかった。28日に行方不明届が出され、同庁が行方を捜していた。

 芦原さんは1994年、「別冊少女コミック」で「その話おことわりします」を発表しデビュー。少女が大人になるまでの恋模様などを描いた「砂時計」は小学館漫画賞を受賞し、ドラマや映画にもなった。

 現在は月刊漫画誌「姉系Petit Comic」で「セクシー田中さん」を連載。同作品は日本テレビで昨年10~12月にドラマ化された。

人気ドラマ『セクシー田中さん』原作者が日テレの“改変”に苦言…視聴者衝撃「なぜこんな行き違いが」「気の毒すぎる」

昨年10月クールに放送され、人気を呼んだドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)。12月24日の放送終了から1カ月が経ったが、漫画原作者の芦原妃名子氏がXで異例の声明を発した。

『セクシー田中さん』は、『姉系プチコミック』(小学館)にて連載中の漫画で、単行本の累計部数が100万部を突破する人気作品だ。

ドラマ化にあたって脚本を務めたのは、『失恋ショコラティエ』や『ミステリと言う勿れ』(ともにフジテレビ系)などこれまで数々の人気ドラマを手がけた相沢友子氏。しかし、ドラマ公式サイトのスタッフ欄を見ると相沢氏が脚本を手掛けたのは1~8話で、9~10話に関しては原作者である芦原氏の名前がクレジットされていた。

1月26日、芦原氏は最近開設したXのアカウントを更新し、ブログにも綴った文章を訪問者が少ないとしてXにも転載した。

《色々と悩んだのですが、今回のドラマ化で私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、きちんとお伝えした方が良いのではと思い至りました。 この文章を書くにあたって、私と小学館で改めて時系列にそって事実関係を再確認し、文章の内容も小学館と確認して書いています》

まず、芦原氏は《「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたいという思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、担当編集と共に大切に描いてきた漫画です》と自作への想いを説明。

ドラマ化にあたって事前に、数話のプロットや脚本をチェックしたという芦原氏。その結果に加え、同作は連載途中で未完の作品であったことから《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》《漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある》を条件に、ドラマ化に合意したという。

これらの条件について、芦原氏は《脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件だということは理解していましたので、「この条件で本当に良いか」ということを小学館を通じて日本テレビさんに何度も確認させていただいた》としている。

毎回、漫画を大きく改変した脚本が提出され…

しかし、制作がスタートして以降、まさかの展開が。芦原氏は《毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました》と明かしたのだ。その詳細は次のようなもの。

《・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。

・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。

・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。

といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました》

1~7話の脚本については《枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ》と日本テレビ側に粘り強く説明し、加筆修正を行いなんとか完成させたという。

芦原氏及び小学館の担当者と、脚本家らドラマ制作スタッフを繋ぐ窓口はプロデューサーのみだったといい、芦原氏は度重なる改変により、脚本家や監督に当初伝えたドラマ化の条件が伝わっているのか、疑問を抱いていたと明かしている。

■原作者が用意したドラマオリジナル編のあらすじも大幅改変

ドラマオリジナルのシナリオとなる8~10話については、芦原氏自らがあらすじやセリフを用意した。しかし、ここでも条件は守られず、用意したものを大幅に改変したものが脚本として提出されたという。

そこで、芦原氏らは小学館を通して《「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」》と日本テレビに申し入れを行った。しかしその後も、日本テレビが提出する脚本は改変がなされており、小学館との間で出し戻しが繰り返されたと聞いたという。

8話に関しては何とか加筆をして完成させたが、9話、10話については時間的にも限界だったため《小学館を通じて9話、10話については、当初の条件としてお伝えしていた通り、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたい》とお願いをすることに。

その結果として、《日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました》と、9話、10話の脚本を執筆することになった経緯を明かした。

漫画の締め切りと脚本の執筆が重なったこともあり、自身の脚本に対して反省もあるという芦原氏。《9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます》と複雑な胸中を明かしている。

最後には、《素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします》とスタッフやファン、視聴者への感謝の想い述べた。

この告白に対しては、《なぜこんな行き違いが生じてしまったんだろうか》《『セクシー田中さん』原作未読でドラマ観てたけど、こんなに大変だったとは…》《気の毒すぎる。大変だったんだな…》《原作を先に読んでいたので、本当に素敵な実写化だと思っていたけれど、その裏にこんな大変なことが起きていたなんて》と、芦原氏を労うコメントが相次いでいる。

セクシー田中さん漫画家・芦原妃名子さん死去 ドラマ脚本でTV局とのやりとり明かす投稿も、28日に削除

 日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが29日、死去していたことが分かった。芦原さんは今月26日、脚本をめぐって局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったと自身のX(旧ツイッター)で告白。視聴者に向けて謝罪したが、芦原さんは28日に当該の投稿を削除。上記についてつづったブログも閉鎖した。

 芦原さんは26日、「ドラマ『セクシー田中さん』について」とし、「色々悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、小学館とご相談した上で、お伝えする事になりました」と投稿。ドラマ化にあたって“必ず漫画に忠実に”などの条件が守られていなかったことを明かし、自ら9、10話の脚本を手がけることになったと説明した。

 この告白は大きな反響を呼び、たちまち拡散。局側などへ批判の声が上がっていた。

 28日、芦原さんは「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」とし、当該の投稿を削除。上記についてつづったブログも閉鎖した。

「セクシー田中さん」芦原妃名子さん死去 日テレがドラマ制作の経緯説明「許諾いただいた脚本を…」

 日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが29日、死去していたことが分かった。

 日本テレビは同日、ドラマの公式サイトで「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を表し、「2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして、日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただいた脚本を決定原稿として、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」と説明した。

 「セクシー田中さん」は原作は小学館「姉系プチコミック」で連載中。昼間は周囲から変人扱いされている経理部のOL、夜はレストランでベリーダンスを踊る超セクシーなベリーダンサーという2つの顔を持った我が道を行くアラフォー女性が主人公で、周囲の人々を含めた生きざまを描いた作品。

 ドラマでは女優の木南晴夏が主演し、その変身ぶりが大きな話題を呼んだほか、芯の通った意思の強さや生き方に感銘受ける声がネット上でも相次ぎ人気となった。

 一方で、芦原さんは自身のX(旧ツイッター)で、脚本をめぐって局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったことに対して、視聴者に向けて謝罪。その後、当該の投稿を削除し、上記についてつづったブログも閉鎖していた。

わたなべ志穂氏「悔しい悔しい悔しい悔しい」芦原妃名子さん訃報に沈痛…「先生が逝く理由なんて無かった」

 昨年10月、テレビ朝日でドラマ化された「18歳、新妻、不倫します。」の原作者で漫画家のわたなべ志穂氏が29日に自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんの訃報に触れた。

 芦原さんは今月26日に更新した自身のXで、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたと明かした。

 わたなべ氏は、この訃報を受けて「あまりに心配する連絡が来るのでお返事を。私は大丈夫です。ただ悔しい。悔しいしかないです。一度しかお話した立場じゃないのに悔しい悔しい悔しい悔しい。先生が逝く理由なんて無かった」と沈痛な思いをつづった。

 わたなべ氏は28日に芦原さんの件について「先生の漫画はコミカルですが底の底まで人物を掘り下げ、決して黒と白に分けずグレーを描かれる素晴らしい作品です。どれだけ作品に深く向かい合っているかと」と、作品の良さを伝えていた。

 「勿論どの作家さんでも必死です。台詞一つ、表情一つで作品が変わってしまうためギリギリまで推敲し直しようやくできる漫画。先生が大事にされて当然です 先生が描いたからセクシー田中さんは世に産まれたのです。先生は1からでは無く0から作り上げたのです。1と0は違うのです」などと訴えていた。

芦原妃名子さん訃報受け「脚本家を責める流れになってはならない」漫画家で議員の赤松健氏訴え

 漫画「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などの作者で参院議員の赤松健氏(55)が29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者芦原妃名子さんの訃報を受け、思いをつづった。

 赤松氏は「あってはならない事が起こってしまった。漫画や小説のメディアミックス企画(アニメ化やドラマ化)では、昔から頻繁に『原作者の望まない独自展開やキャラ変更』などが問題になってきた」と説明。「もっとも近年は『原作者へのまめな報告や根回し』が行われるようになり、昔のような『原作者が協力を拒否して(オリジナル企画へと)タイトル変更』などというような事は少なくなってきたと思う」と印象を語った。

 その上で「それでもまだまだ『(原作者への)事前説明の徹底』と『二次使用に関する契約書』の詰めが甘い」と指摘し、「この2点は主に出版社と制作側(製作委員会など)側の問題だが、原作者側でも『事前の説明で納得がいかなかったり、後から約束と違うようなことがあった場合の相談場所やその知識』が必要になってくると考える」と説明した。

 脚本家側についても「脚本家がオリジナリティを発揮できない(やり甲斐が少ない)ことも創作の職業としては問題で、ここにどう折り合いをつけていくのか、業界団体(や場合によっては議員チーム)で検討する組織体を作るべきだ。そして今回に関しては、脚本家を責める流れになってはならない」と訴えた。

 芦原さんは今月26日までにXアカウントを開設。同ドラマでは第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記すなどしていた。

 一連の投稿はネット上で注目を集め、その後、芦原さんは28日までに当該ポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」となどと謝罪していた。

「言葉にならない」…『セクシー田中さん』原作者が死亡、ドラマ改変への“苦言”からの急展開に広がる動揺

 1月29日、漫画『セクシー田中さん』の作者で知られる芦原妃名子さんが、栃木県内で死亡していたことがわかった。現場の状況から、自殺と見られている。

「日テレnews」の報道によると、芦原さんは28日に行方不明者届が出され、警視庁が行方を探していたところ、29日、死亡しているのが発見されたという。遺書のようなものが発見されているとも伝えられた。

 芦原さんは、2023年10月期に放送された、自身の漫画作品を原作としたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)をめぐり、26日にXを更新。ドラマ制作の過程で、原作を改変する動きがあったと苦言を呈していた。

『セクシー田中さん』は連載中ということもあり、ドラマ化には「必ず漫画に忠実に」、ドラマ終盤は原作者があらすじからセリフまで用意する、などの条件を出し、日本テレビ側もそれを確認していたという。

 にもかかわらず、毎回、原作から大きく逸脱した脚本が提出され《枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい》と何度も訴えたという。結果、7話まではほぼ原作どおりの脚本に仕上がったものの、芦原氏が準備した8~10話の脚本は、またも大幅に改変されたものが提出された――などと経緯を明かしていた。

 脚本の担当が芦原さんの名前でクレジットされている9・10話については、《素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。(中略)9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます》とつづっている。

 芦原さんの告発には大きな反響があり、漫画作品の実写化について、SNSでは連日議論が活発になっていた。さまざまな反応をうけてか、芦原さんは、28日にXを更新し、《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。》と謝罪。一連の投稿を削除していた。

 日本テレビは、芦原さんの訃報に、こうコメントした。

《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております》

 SNSでは、あまりの事態に動揺する声が相次いでいる。

《芦原先生嘘でしょ!?昨日一連の騒動知って、酷い話だな…とは思ってたけど…まさかこんな事態になるとは…こんな結末悲しすぎるし、芦原先生の無念を思うと胸が痛い》

《つい最近芦原先生が脚本問題で揉めてる記事見たけど、考えられる限り最悪の結末を辿ったやんけ…。こんな事あるかよマジで。》

《芦原先生がすっごい好きでずっと単行本や連載追ってた身としては辛すぎる…。ご冥福をお祈りします、っていう言葉も軽すぎるくらいしんどい。》

《芦原先生、嘘だ。漫画全部好きだ。漫画からいっぱい優しさが伝わるから。言葉にならない。信じたくない。》

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子さん死去 漫画家仲間が心痛…赤松健「あってはならない事が起こってしまった」

 日本テレビ系で昨年10月クールに放送された、連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことが29日に報じられ、漫画家たちが自身のSNSを更新した、

 芦原さんは26日、ドラマ『セクシー田中さん』について「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文で投稿していた。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の作品に込めた思いや、ドラマ制作前に提示していたとする条件、その後の局側とのやりとりなどを長文でつづっていた。

 その中での訃報に『のだめカンタービレ』作者・二ノ宮知子氏はXで「辛い…。辛すぎる」とし、「自分の作品を一番大事に思っているのは自分なんだと号泣した日の事を思い出して、また涙が止まらない」「今、誰かを責めようとしてる人たち。もう本当にやめて欲しい」と心痛。

 参議院議員で『ラブひな』などで知られる赤松健氏も「あってはならない事が起こってしまった。漫画や小説のメディアミックス企画(アニメ化やドラマ化)では、昔から頻繁に「原作者の望まない独自展開やキャラ変更」などが問題になってきた。もっとも近年は「原作者へのまめな報告や根回し」が行われるようになり、昔のような「原作者が協力を拒否して(オリジナル企画へと)タイトル変更」などというような事は少なくなってきたと思う。特にここ数年は「原作そのまま(アングルなども漫画そのまま)」でアニメ化ドラマ化する傾向が強まり、原作ファンからの不満も相当減ってきている印象だ」ときっぱり。

 「しかし、それでもまだまだ「(原作者への)事前説明の徹底」と「二次使用に関する契約書」の詰めが甘いということだ。この2点は主に出版社と制作側(製作委員会など)側の問題だが、原作者側でも「事前の説明で納得がいかなかったり、後から約束と違うようなことがあった場合の相談場所やその知識」が必要になってくると考える」。

 「また、脚本家がオリジナリティを発揮できない(やり甲斐が少ない)ことも創作の職業としては問題で、ここにどう折り合いをつけていくのか、業界団体(や場合によっては議員チーム)で検討する組織体を作るべきだ。そして今回に関しては、脚本家を責める流れになってはならない」と伝えた。

■日本テレビコメント全文

芦原妃名子さんの訃報に接し、

哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

2023年10月期の日曜ドラマ「セクシー田中さん」につきまして

日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら

脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。

本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております。

「クローバー」稚野鳥子氏「全漫画家は芦原先生の言い分はわかってたよ」自作で原作改変実例示す

23年10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子さんが亡くなったことが29日、分かった。50歳だった。

 捜査関係者によると、自殺とみられている。直前にSNSを更新しており、原作から逸脱したドラマ内容や脚本を受けて修正を行っていたこと、ラスト2話の脚本を自身が担ったことなどを明かしていた。

 2014年(平26)に武井咲(30)主演で映画化された「クローバー」シリーズで知られる、漫画家の稚野鳥子氏が29日夜、Xを更新。「信じられない…多分全漫画家は芦原先生の言い分はわかってた。わかってたよ。悲しい…。」と悲痛な思いをつづった。

 「クローバー」は1995年(平7)から10年、12年から19年、そしして21年と3作、展開しシリーズ累計860万部を突破している。同作が映画化されただけでなく、稚野氏は16年に「月と指先の間」で少女漫画家、そして現在、連載中の「箱庭モンスター~少女漫画家、ときどき紙袋~」では少女漫画編集部の編集者を主人公にした漫画を、それぞれ手がけている。27日にはXに「月と指先の間」の一部を紹介し「原作改変と言われますが、つまりはだいたいこんな感じです。これは漫画家サイドの『月と指先の間』です。編集サイドは『箱庭モンスター』をどうぞ。」と「セクシー田中さん」の一連の問題に関し、実情を提示していた。

『セクシー田中さん』原作者のぶっちゃけに業界関係者間でも反響 「許可を得ずにやってはいけない」「リスクを持ち発言された」

 漫画『セクシー田中さん』(小学館)の作者・芦原妃名子さんが1月26日に公式X(Twitter)アカウントを開設し、同作の実写ドラマ最終2話の脚本を自ら担当するまでに至ったいきさつを公表。自身としても悔いが残る結果を謝罪する内容がSNSで広く拡散され、自作の映像化経験を持つ漫画家、小説家、また脚本家といった業界関係者からもさまざまな意見が寄せられています。

原作者がドラマ化前に提示した条件が守られなかったと主張

 芦原さんの投稿は、小学館サイドとあらためて確認した上で、実写化にあたり許可を出すきっかけから時系列に沿って詳細につづった内容。「必ず漫画に忠実に」を念頭に、「漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく」「未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様『原作者があらすじからセリフまで』用意する。場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある」といった各条件を提示し、ドラマ製作サイドも同意した上で決まったことと説明しています。

 しかし、制作の過程では漫画を大きく改編したプロットや脚本が何度も提出され、「当初お伝えした『ドラマ化の条件』はどうなってしまったのだろう?」と疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しが続くことに。結果として9話と10話の脚本は8話までを担当した脚本家ではなく自身が書くことになったことを明かしています。

 「何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかった」という芦原さんですが、連載の締切も重なったことで自身としても悔いがのこる結果に。「9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます」とドラマ・原作ファンへ向け心境をつづりました。

関係者の見解は

 芦原さんの投稿に業界関係者も次々と反応。自作が「霊媒探偵・城塚翡翠」(日本テレビ系)として2022年10月にドラマ化され放送された小説家の相沢沙呼さんは、直接言及はなかったものの自身のX(Twitter)へ「改変されて面白くなることもあるでしょうけれど、許可を得ずにやってはいけないと思います」「関わった人たちがみんな原作を愛していないかというとそうではないはずなので、なかなか難しいですよね」と投稿しました。相沢さんは自作の映像化に脚本家としても参加した立場です。

 また、2023年10月に放送されたドラマ「18歳、新妻、不倫します。」(テレビ朝日系)の原作者・わたなべ志穂さんは同じ漫画家という立場から「芦原先生はとてもリスクを持ち発言されたと思います」とポスト。映像現場において原作者には「味方はあまりに少ない」と打ち明け、芦原さんの発信が肯定的に受け止められていることへ「救われた作家は沢山います」と感謝をつづりました。

 その他『のだめカンターびれ』の二ノ宮知子さんや、『フリーター、家を買う。』の有川浩さんらは原作者サイドから、「鋼の錬金術師」(TBS系)といったアニメや、東映特撮作品に数多く関わる會川昇さんは脚本家の立場から、それぞれの意見や見解をSNSに投稿しています。

生見愛瑠&木南晴夏、「セクシー田中さん」記念ショットに「ロスだわ」 ラストには「モヤモヤして残念」「続編熱望」の声

 生見さんは、「最後までご覧頂きありがとうございました!」とドラマが最終回を迎えたことを報告。「最初は暴言ガールでどうなることかと思いましたが田中さんや仲間に出会えて朱里もちょっとは成長できたかなと思います」と、自身が演じた朱里のキャラクターに言及しつつ、「素敵な作品に出会えました」とつづっています。

 最終回では、海外へダンス留学へ言った田中さん(木南さん)とメイクの道に進んだ朱里(生見さん)。2年後、友人の結婚式でベリーダンスを披露していた朱里たちのもとに田中さんも駆け付け、2人で楽しそうにダンスを披露しました。

 生見さん投稿のでは、ベリーダンスの衣装を着用したラストシーンの2人が花束を手にしたオフショットも公開。コメント欄では、「またぜひ続編お願いいたします 来週から寂しくなります」「本当に素敵なドラマだった」「最終回本当に良かった!! 続編ないかな?」「田中さんロスだわ」など反響が寄せられました。

 一方、ドラマ公式Instagramでは「続編熱望です。あの終わり方は何だかスッキリしなくてーーー」「ぶった切ったような終わり方 全話面白かっただけに最終回モヤモヤして残念」「この終わりかたはちょっと寂しいよー」など続編を期待する声も多く寄せられました。

『セクシー田中さん』『砂時計』作者の芦原妃名子さんが急逝 物議を醸した“ドラマ化脚本”巡り日テレがコメント「許諾いただけた脚本を放送」

 『砂時計』『セクシー田中さん』などの作品で知られる漫画家の芦原妃名子さんが1月29日、亡くなっていたことが分かりました。連載中だった『セクシー田中さん』は2023年10月期に日本テレビ系でドラマ化しており、公式サイトは同日に追悼文を掲載しています。

公式サイトに脚本巡るコメントを掲載

 「日テレNEWS NNN」は29日、芦原さんが栃木県内で亡くなっていたことを報道。芦原さんは28日から行方不明になっており、死因は自殺とみられることなどを伝えました。

 さらに、ドラマ「セクシー田中さん」の公式サイトには「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼文を掲載。

 「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら 脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」と、映像化脚本を巡る騒動に言及したとみられるコメントを発表しています。

実写化の「内部事情」を投稿していた

 芦原さんは26日にX(Twitter)とブログを更新し、ドラマ「セクシー田中さん」の脚本制作についての内部事情を公表。「必ず漫画に忠実に」「漫画が未完のため、終盤は原作者があらすじからセリフまで用意する」といった実写化許諾前の合意事由が守られなかったと明かし、何度も修正を加えなければならなかったこと、ラストの9~10話については脚本家ではなく自らが脚本を執筆したことを説明していました。

 また、本業ではない脚本執筆と連載の締め切りが重なり、芦原さん自身は悔いの残る結果となってしまったとも吐露。「9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます」と伝えていました。

 芦原さんの投稿はネット上で波紋を広げましたが、28日には一連のポストが削除され、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」の言葉を最後に更新が途絶えていました。

実写ドラマ化の条件「漫画に忠実に」守られず…… 『セクシー田中さん』作者が終盤の脚本を執筆した経緯を説明

よくある展開に変えられる、原作からかけ離れたキャラクターに変更されるなどの改変があったといいます。

 『セクシー田中さん』作者の芦原妃名子さんが、同作の実写ドラマについて、最終2話の脚本を自ら「書かざるを得ないと判断」した事情について自身のSNSやブログで説明し、波紋を呼んでいます。

キャラクターや展開に改変

 同作は2023年10~12月に日本テレビ系で放送。芦原さんは、小学館を通じて日テレに「必ず漫画に忠実に」「漫画が未完のため終盤は原作者があらすじからセリフまで用意」などの条件を確認してもらってドラマ化に同意したとしています。

 しかし毎回、漫画を大きく改変したプロットや脚本が提出され、よくある展開に変えられる、原作からかけ離れたキャラクターに変更される、作品の核となるシーンが大幅にカットや削除されるといった改変があったといいます。

 芦原さんが「作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と何度も訴え粘りに粘って加筆修正し、1~7話はほぼ原作通りの脚本になったといいます。ドラマオリジナル展開となる8~10話についても当初の条件が守られず、小学館サイドと日テレで、プロット・脚本の提出と戻しが数回繰り返された末に、時間的な限界から芦原さんが9・10話の脚本を書くことになったと説明しています。

 「何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです」と芦原さんは述べています。

 芦原さんの投稿にはSNSで、「原作へのリスペクトがない」「かわいそう」などの声が寄せられました。またドラマの脚本を担当した相沢友子さんが、先に自身のInstagramに「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」と投稿していたことについても、「原作者がわがままを言ったように受け取れる書き方」と批判の声が寄せられています。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

「セクシー田中さん」漫画家・芦原妃名子さん周囲に「ドラマ化を今からでもやめたい」 遺書に失踪理由

 昨年10月期にドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者で漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名松本律子=まつもと・りつこ)さんが栃木県内で死亡しているのが見つかってから一夜明けた30日、自宅から見つかった遺書に失踪理由が書かれていたことが分かった。短い文章でつづられており、警察は自殺を図ったとみて調べている。

 捜査関係者によると、28日午後4時ごろ、職場関係者と知人が警視庁大崎署に行方不明届を提出した。芦原さんはその3時間前の同1時ごろにSNSで「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と投稿していた。行方不明届を受理した警視庁は、芦原さんが栃木県に向かったとの情報を得て栃木県警と連携して捜索。翌29日、栃木県日光市の川治ダムで死亡しているのを見つけた。近くから身分証が発見され、親族が本人のものだと確認した。

 「セクシー田中さん」のドラマ化に当たって芦原さんに「相当な心労があった」と大手出版社の関係者は指摘する。芦原さんは26日、SNSとブログに公表した長文のコメントで「必ず漫画に忠実に」などとするドラマ化の条件がほごにされたと主張。1~7話まで大きく改変された脚本を受け取るたびに加筆、修正を繰り返し「ドラマ化を今からでもやめたいぐらい」と訴えていたという。この関係者は当時の芦原さんについて「疲れているようでした」と振り返った。

 ドラマオリジナルの物語となった8~10話でも変わらず、特に9話と最終回の10話は、漫画の連載の締め切りと重なる中、経験のない脚本の執筆に臨んだ。漫画家のアシスタント経験がある出版関係者は「本業の連載締め切りに追われる中で脚本にまで没頭しなければならず、心身共に負担は大きかったはず。彼女が自分からやったこととはいえ、そうしなければならない状況に追い込まれたことが問題だったのではないでしょうか」と思いを巡らせた。

芦原妃名子さん巡る〝冷淡対応〟に批判 日テレが恐れる「コナン」「フリーレン」への影響

 漫画「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死したことをめぐり、日本テレビに不信感を持つ原作ファンのみならず、発行元の小学館関係者の一部からも怒りの声が上がっている。出版社にとって作家は財産なので無理はない。日テレは「名探偵コナン」と「葬送のフリーレン」という小学館の2大キラーコンテンツを抱えているだけに一大事だ――。

 芦原さんの急死が分かったのは29日のこと。行方不明になったため28日夜に知人から警視庁に行方不明届が出され、翌日に栃木県内で亡くなっているのが発見された。

 芦原さんは急死する直前、昨年10月期に放送された日テレ系ドラマ「セクシー田中さん」の制作サイドとトラブルを抱えていた。漫画原作に忠実性を求める芦原さんは、制作サイドが仕上げた脚本に納得できずにいたという。

「脚本を務めた相沢友子氏も原作者の要望に困惑している様子をインスタグラムにつづっていました。結局1~8話を相沢氏、9、10話を原作者自ら書くという異例の事態に発展。芦原さんは慣れない脚本と他の連載で疲弊し、相当追い込まれていたようです」(芸能関係者)

 芦原さんの急死がわかると、日テレは同ドラマの公式サイトに「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔み申し上げます」と追悼コメントを発表。ただ、騒動の核心部分となる両者の認識のズレについては「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿として放送しております」と述べるにとどめた。

 この冷淡な対応には、異論が噴出している。山里亮太は、自身がMCを務める日テレの情報番組「DayDay.」で「少し思うのは、『万全な態勢をこちらは取っていましたよ』と取られてしまう、そう感じられる文言でした」とした上で「皆さんが納得のいく形を日本テレビ側としては取ってほしいなと」と対応を求めた。

 これに小学館関係者は怒りの声を上げる。

「出版社にとって作家さんは財産。その命が失われたわけですから、日テレには詳細な説明が求められるでしょう。しっかり検証して再発防止に努めなければ作家さんだって安心できない。中には『小学館のコンテンツを引き揚げろ!』という過激な意見まで飛び出しているのです」

 現在、日テレは小学館が発行する大人気漫画「名探偵コナン」と「葬送のフリーレン」をアニメ放送している。もし、これがなくなれば大ピンチだ。

「『コナン』と『フリーレン』は視聴率が期待できるだけではなく、物販やイベント開催などまさにドル箱です。これを引きあげられたら、日テレだってたまらない。もし他局に移すとなったら、争奪戦になるのは必至ですからね」(テレビ関係者)

 日テレには誠意ある対応が求められそうだ。

「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さん死去から一夜明け日テレがコメント「大変重く受け止めております」

 日本テレビは30日、昨年10月期に同局系で放送した連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが29日に亡くなったことを受け、新たにコメントを発表した。

 芦原さんは同作の脚本を巡り、今月26日にX(旧ツイッター)で局側と意見がずれ、自ら9、10話の脚本を書くことになった経緯を投稿(後に削除)。29日に栃木県内で死亡しているのが見つかった。

 同局は29日にコメントを発表していたが、一夜明けたこの日も公式サイトで哀悼の意を示し「大変重く受け止めております。ドラマは日本テレビの責任において制作及び放送を行ったもので、関係者個人への誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」と注意喚起した。

 この日放送された同局系「DayDay.」(月~金曜・午前9時)でMCを務める山里亮太(46)は、29日に同局が発表した「(芦原さんに)許諾をいただけた脚本を決定原稿とし放送した」とするコメントに関して「万全の態勢をこちらは取ってましたよと、そう感じる文言だった。怒りの矛先が脚本家の方に向かっていると聞きますが、そういうことはまず1回やめてほしい」と指摘していた。

 また、原作漫画を連載していた小学館は30日、公式サイトで「芦原妃名子先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福(めいふく)をお祈り申し上げます」と追悼した。

ドラマ脚本巡るトラブルとは…「セクシー田中さん」原作者急死 日本テレビに原作者の意向伝わっていないとの話も

【訃報】セクシー田中さんの件!日テレコメントが酷すぎ!脚本家は悪くない?条件を守らない日テレ側!芦原妃名子先生が出した条件とは?

【セクシー田中さん】脚本問題!日本テレビで実写ドラマ化も芦原妃名子さんが制作側とのゴタゴタを投稿し原作・原作者軽視の制作が浮き彫りに、芦原さんの訃報にふれた日テレの文章がヤバい件

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

日テレ「セクシー田中さん」だけではない…意外と多いテレビ局と原作者のトラブル、「海猿」は未だ二次使用できず、「のだめ」で揉めたTBS

 昨年10月期に放送されたテレビドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ)の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなった(享年50)。芦原さんは1月26日、自身のXで第9話と第10話(最終回)の脚本を自ら担当した経緯を説明したばかりだった。

 職場では地味なアラフォーOLが、夜になると超セクシーなベリーダンサーに――。「セクシー田中さん」は、主演の木南晴夏の豹変ぶりが話題になった。

 芦原さんはXで、ドラマ化に当たり《漫画に忠実に》することを条件にしていたが、その出来に納得できず、終盤の脚本を自ら担当したと説明していた。それが大きく報道されると、28日になってXの投稿を削除し、《攻撃したかったわけじゃなくて。/ごめんなさい》とポストし、姿を消した。そして翌29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。

 日テレは番組の公式ホームページにこう綴った。

《芦原妃名子さんの訃報に接し、/哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。/2023年10月期の日曜ドラマ「セクシー田中さん」につきまして/日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら/脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。/本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております。》

 不幸な結末となってしまったが、テレビ局は原作者とのトラブルについてどう考えているのか、民放プロデューサーに聞いた。

令和のヒットメーカーも巻き込まれた

「原作者が亡くなってしまったのは残念です。ただ、ドラマを制作する際、原作モノで揉めることは珍しくはありません。原作者が自分の作品への思いが強い人であればあるほど起こりうることです。もちろんドラマの制作者や脚本家も悪意があって原作に手を加えるわけではありません。視聴率を取りたい、話題作にしたいという思いでドラマを作っているわけです。ここにボタンの掛け違いが生まれてしまう。原作者と交渉するチーフプロデューサーやプロデューサーとしては、誠意を持って対応するしかありません」

 これまで揉めた例を振り返ってもらった。

「22年10月期に放送された清原果耶が主演の『霊媒探偵・城塚翡翠』(日テレ)も、原作者の相沢沙呼氏が改編を許さず、それに嫌気をさして脚本家が降板、相沢氏が自ら脚本を書くことになりました。その降板した脚本家こそが、木村拓哉が主演の『グランメゾン東京』(TBS)や鈴木亮平が主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(同前)などを手掛け、当時すでに“令和のヒットメーカー”と呼ばれていた黒岩勉氏です。その後も福山雅治が主演の『ラストマン―全盲の捜査官―』(同前)をヒットさせ、今期は反町隆史が主演の『グレイトギフト』(テレビ朝日)が話題になっていますし、1月19日公開の映画『ゴールデンカムイ』は第1週の興行収入が1位と絶好調です」

蒼井優の連ドラ初主演作も

 結局、「霊媒探偵・城塚翡翠」は全5話で終了し、翌週からは続編の「invert 城塚翡翠 倒叙集」が全5話で放送されるという異例のドラマとなった。

「平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は、前作が5・3%、続編が5・0%と振るいませんでした。制作陣は疲弊し、主演の清原は長台詞が覚えきれずに相当苦労していたと聞きます。原作の相沢氏は『medium 霊媒探偵城塚翡翠』で数々の賞を受賞した小説家ですが、脚本は小説とは違いますからね」

 ちなみに「セクシー田中さん」の脚本は、玉木宏が主演の「鹿男あをによし」(フジテレビ)や菅田将暉の主演で映画化もされた「ミステリと言う勿れ」(同前)の大ヒットで知られる相沢友子氏だった。

「08年4月期に放送された蒼井優の連ドラ初主演作『おせん』(日テレ)も、原作を手掛けた漫画家のきくち正太氏と揉めました。原作の漫画は雑誌『イブニング』に連載中でしたが、ドラマの開始直後、予告なしに中断。原作とのあまりの違いにショックを受けてのことだったそうで、我が子のような作品が『幸せになれるものと思っていたら、それが実は身売りだった』とまで語りました。きくち氏が何話を見てショックを受けたのかわかりませんが、初回の脚本を担当したのは、NHKの朝ドラ『ふたりっ子』や『オードリー』、今年の大河『光る君へ』などで知られる大御所の大石静さんでした」

 主演した蒼井のその後の活躍は言うまでもないだろう。

再放送もない「海猿」

「テレビ業界で最も騒がれた原作者とのトラブルは、連ドラだけでなく4度も映画化された佐藤秀峰氏の漫画『海猿』です。最初にドラマ化したのはNHKで、国分太一の主演で02年に放送された『海猿~うみざる』(BS hi)でした。その後、04年にフジが伊藤英明の主演で映画『海猿 ウミザル』を公開し、翌年に放送された連ドラ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』は平均視聴率13・2%を記録。映画2作目『LIMIT OF LOVE 海猿』は興収71億円の大ヒット、3作目『THE LAST MESSAGE 海猿』は80億円を突破し、12年公開の4作目『BRAVE HEARTS 海猿』も73億円とフジのドル箱コンテンツに。ところが、4作目が公開されてから3カ月後の12年10月、原作の佐藤秀峰氏が自身のTwitter(現・X)でフジとの絶縁を宣言したのです」

《フジテレビさんは信頼に値しない企業であると判断したため、今後は一切新規の取引はしないことにしました。なので、例えば映画『海猿』の続編などは絶対にありません》(12年10月26日)

「フジの報道局による2度にわたるアポなし突撃取材、事業局が契約書なしに勝手に関連書籍を販売したため、とうとう堪忍袋の緒が切れたようです」

 作品に手を加えるとかいう次元の話ではなかった。

「のだめ」と「花男」

「そもそも、あまりにも原作と内容が違うと言われていたドラマでしたが……。その後、和解したようですが、ドラマの再放送やDVD化、レンタルなど、二次利用は一切できていない状況です」

 まだある。

「06年10月期に放送された上野樹里の主演でヒットした『のだめカンタービレ』(フジ)は、当初TBSで放送されるはずでした。もともと原作漫画の連載時から『ドラマ化すれば絶対に当たる』と業界内では評判を呼んでいた作品で、各局の担当者が出版社詣でを繰り返し、TBSがドラマ化権を獲得。05年10月スタートで、岡田准一と上野樹里による制作発表も行われました。ところが、岡田が所属するジャニーズ事務所(当時)のゴリ押しで主題歌はV6に、主演も“のだめ”を演じる上野ではなく、“千秋”を演じる岡田に大幅改編されたそうで、原作者の二ノ宮知子氏が難色を示し、揉めに揉めた末、ドラマ化の話はなかったことに」

 TBSは大慌て、即興で埋め合わせのドラマを作った。

「03年まで放送された昼ドラ『キッズ・ウォー』(TBS/中部日本放送制作)に出演した名子役・井上真央の所属事務所が神尾葉子氏の漫画『花より男子』の原作権利を持っているのを聞きつけ、井上の主演で急きょ製作が決定。相手役にはまだ若手だった嵐の松本潤を起用。わずか2カ月という突貫工事でしたが、平均視聴率19・8%と2000年代を代表する大ヒットドラマになりました」

 一方、「のだめ」のほうは、フジが原作者を口説いてドラマ化。主題曲にはベートーヴェンの「交響曲第7番」とジョージ・ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」が使われ、上野の相手役には玉木宏を起用、平均視聴率は18・9%、前後編で映画化もされるなど大ヒットした。

「原作者とドラマの制作スタッフが揉めるのは、基本的に両者とも作品をより面白くしたいと思うからこそなんですが……」

「コナンを撤退させろ」セクシー田中さん・作者死去めぐる日テレの“逃げ対応”に、小学館に英断迫る声

 人気原作マンガの実写化ドラマをめぐる騒動は最悪の結末を迎えてしまったーー。

《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》

ドラマ『セクシー田中さん』を担当した美人脚本家、騒動後にはインスタに異変が

 1月28日に更新された公式Xのポストを最後に行方不明となり、翌29日に栃木県内で死亡しているのが発見された漫画家・芦原妃名子さん(本名・松本律子さん)。

 1月26日に開設したばかりのXには、

《私が描いた『セクシー田中さん』という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ》

 などと吐露し、2023年10月期に放送された日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の脚本をめぐって、プロデューサーや脚本家ら制作陣との間で起きたトラブルと、その経緯を明かしていた。

 当時、小学館『姉系プチコミック』にて連載中だった『セクシー田中さん』だけに、ドラマのオリジナル脚本として制作される8話~最終話(10話)では、原作の世界観を壊すことのないストーリーを考案した芦原さん。

 ところが、日テレ側から返ってきたのは“大幅に改変された”脚本。納得がいかない芦原さんは、本業の漫画原稿の締切りも重なる中で、プロデューサーの要望も聞きつつ慣れないドラマ脚本を自身で書き直す作業に追われたという。

 当初から担当脚本家とは顔を合わせることない、意思疎通を取れない環境下でスタートしたというドラマ版『セクシー田中さん』。窓口を務めた小学館、そして日テレにも言い分はあろうが、原作ファンのためにも、そして作家の名誉のためにも説明責任があるだろう。

お悔やみ後に“自己保身”に走るコメント

 ところが芦原さんの訃報後、間も無くドラマ公式サイトで《哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます》とのお悔やみコメントを掲載した日テレだったが、

《日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら 脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。》

 芦原さんのポストを意識してのことだろう。続けて書かれたのは、騒動への言い訳や釈明とも取れる、さも局側には“非はない”とでも言いたげな自己保身とも取れるような文面。

 さらに翌朝、日テレの情報番組『ZIP!』や『DayDay.』、そして午後の『ミヤネ屋』でも根本的な原因を深掘りしようとはせず、淡々と伝えられる騒動の経緯。『DayDay.』MCの山里亮太が唯一、

「日本テレビの方からも(お悔やみの)コメントとして出てたんですけれども、少し思うのは、“万全な体制をこちらは取ってましたよ”というふうに取られてしまう、そう感じるような文言だったので。そうじゃなく、多分日本テレビももちろんこのことに関しては今から徹底的に動くんだろうなと思います」

 日テレの訃報コメントの内容に違和感を覚えたのか、真相の解明を促してみせた。

小学館が「日テレから手を引く」って言ったら

 そんな作者自身が明かしたドラマ化の背景、芦原さんの急逝、そして一連の対応に納得いかないSNS上では、日テレへの不信感が高まっている。また『セクシー田中さん』の版元が小学館であることからか、

《青山剛昌先生、日テレからコナン撤退させてもらえないだろうか そのくらいのこと》

《小学館は日テレからコナンの版権引き上げるくらいの根性は見せて欲しいところ》

《これで小学館が「日テレから手を引く」って言ったらどうなるんだろうね フリーレンも、薬屋のひとりごとも、コナンも小学館だけど》

 日テレで放送中の人気アニメ『名探偵コナン』や『葬送のフリーレン』など、『セクシー田中さん』と同じく小学館が版権を持つ漫画作品を、同局から引き上げる英断を求める声も上がっている。

 かねてより漫画作品の実写化には原作ファンによる反対の声が上がるものだが、作者が亡くなることは異常な事態だ。『セクシー田中さん』の原作ファンのためにも、山里が言うように日テレはこれから「徹底的に動く」のだろうか。

ヒャダイン 芦原妃名子さん急死で実写化巡る制作サイドへの“怒り”に「よく言ってくれた」広がる賛同

「再発防止と原作者の権利っていうのを必ず守らなければいけない。今、あまりにも原作者の権利が少ない状況ですから。本当に入ってくるお金も少ないですし、守られないことは往々にしてあります」

1月30日放送の『おはよう朝日です』(ABCテレビ)でこう語ったのは、ミュージシャンでタレントのヒャダインこと前山田健一(43)。前日29日に連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことに際し、原作者の権利を強く訴えた。

「芦原さんは26日に、本ドラマに関して9話・10話の脚本を自ら執筆した経緯をXで報告していました。ドラマ化にあたって漫画原作が完結していないことから、《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」》《「原作者があらすじからセリフまで」用意する》などと条件を伝えていたそうです。

しかし、そうした約束事が守られなかったことから、自ら脚本を執筆することに。また小学館を通じて日本テレビとやり取りをしていたそうで、窓口役だったプロデューサーが条件を制作陣にどう伝えていたのか不安を感じていた様子も伺えました」(テレビ局関係者)

芦原さんは28日までに一連の投稿やブログのアカウントを削除し、Xに《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》と謝罪の言葉を残していた。ネットやSNSでは芦原さんの突然の死を受け、漫画の実写化において原作者が弱い立場に置かれている状況や、原作への敬意が払われていないことなどについて議論が加熱している。

そうしたなか、朝の情報番組でも冒頭のように怒りを滲ませて主張したヒャダイン。岩本計介アナウンサー(48)から「漫画とかだけじゃなく、ヒャダインさんの音楽の世界もそうですか?」と投げられると、「特に漫画、小説は原作者への権利は少ないですね」と答えていた。

さらにヒャダインは「本当に言いたいこと」として、カメラに向かって真剣にこう呼びかけていた。

「だからといって、自分で死ぬことは本当に良くないと思います。これを(このニュースを)朝見て、影響を受ける方もいるかもしれないですが、本当に生きていれば良いことがあると思いますので。なので、自死は良くないと思います」

いっぽう日本テレビは、29日に発表した芦原さんへの追悼コメントで《原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております》とのみ説明。《本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております》と締めくくっており、芦原さん側とのやり取りや脚本が出来上がるまでの過程について説明はなかった。

このコメントは『おはよう朝日です』でも紹介され、ヒャダインは「ちょっと冷たいコメントだなと、私は思います」と険しい表情で断じていた。

漫画家と同じく作品を生み出す立場にあるヒャダイン。彼の勇気ある発言に、ニュースサイトのコメント欄やXでは支持する声が相次いでいる。

《ヒャダインさんの意見にまるっと同意》

《ヒャダインさんよく言ってくれた。原作者の権利、日テレのコメントも冷たいって》

《ここでは人として普通の感覚を持った意見をされていたと感じる。特にヒャダインさんの日テレが出したコメントについて「冷たいコメントだなと感じた」と発したのは凄いし、原作者の権利が守られない現状を伝えてくれたのは良かったな》

《ヒャダインが瞳の奥に怒りを宿しながらもテレビで言葉を慎重に選びつつ真剣にコメントをしてくれてるのがありがたい。このタイミングで自分の意見を述べるのも大変だと思うのに。他者の心を踏みにじっても何も思わない人間でなければこの大変さが理解できるはず》

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

谷原章介、「セクシー田中さん」原作の芦原妃名子さん死去に「映像化するものが難しいものもあったりする」

 フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜・午前8時)は30日、昨年日本テレビで放送された、10月期の連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名・松本律子)さんが29日、栃木県内で死亡しているのが見つかったニュースを取り上げた。

 都内の自宅から遺書のようなものが見つかっており、警視庁では自殺とみている。28日に関係者から行方不明届が出されていた。芦原さんは26日、「セクシー田中さん」の脚本を巡って局側と意見がずれ、自ら9、10話の脚本を書くことになったことをX(旧ツイッター)で明かしており、日本テレビは訃報を受けて「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」などとコメントした。

 司会の俳優・谷原章介は「僕もセクシー田中さんはファンとして読ませて頂いていたので、本当に昨日このニュースを見たときはいまだにうそとしか思えないですね」と吐露。その上で「今回難しいなと思うのは、一漫画ファンで今まで色んな作品を見てきて、なんか原作のいいところがなくなっているなというのを見たりとか。逆に言うと出演している立場で、どうしても原作をそのままやるには、10話とか11話には尺が収まらないものもあったりするんですよ。もしくはそのまま映像化するものが難しいものもあったりする。その難しさもすごく感じていて」と演者側からの視点でもコメント。

 「この経緯というのは分からないですけれども、本当このような選択をしてほしくなかったと思いますし、セクシー田中さんの最終回読みたかったなと思いますし、次の作品、読みたかった方って本当たくさんいらっしゃったと思うんですよね。本当残念だと思います」と話していた。

山田ルイ53世、「セクシー田中さん」芦原妃名子さん死去で私見「こんなに原作者の人の意見って…」

 30日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、昨年同局で放送された、10月期の連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名・松本律子)さんが29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった問題を取り上げた。

 都内の自宅から遺書のようなものが見つかっており、警視庁では自殺とみている。28日に関係者から行方不明届が出されていた。芦原さんは26日、「セクシー田中さん」の脚本を巡って局側と意見がずれ、自ら9、10話の脚本を書くことになったことをX(旧ツイッター)で明かしており、日本テレビは訃報を受けて「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」などとコメントした。

 コメンテーターとして出演した「髭男爵」の山田ルイ53世は「僕も時系列を追っていろんなSNSやるとか、原作者の方だけじゃなくて削除されたSNSのコメントであるとか、そういうのを見てちょっと思ったんですけど、僕も不勉強で知らなかったんですけど、こんなに原作者の人の意見って弱い立場として、あんま通らへんねや。こんなにもめなあかんねん」と率直な思いをコメント。「しかも連載中に、例えば脚本が上がってきた。『ちょっと私の意図と違うな、こうして欲しいな』っていう直しもされてたってなると、とんでもない作業量だと思うんですよね」と語った。

 「しかも、そもそもの原作の漫画が、編集者とネーム描いて何回も打ち合わせしてこうやっていこう、お話進めていこうって決めて出して、ファンの方の支持を得たものだと考えると、限りなく原作の方にとってそれが正解なワケですよ。それをドラマの流れ上、お話上しかたないとしても、納得いかない形で変更されるというのは結構しんどいと思うんですよね」とし、「その辺のケアというか、どういうやり取りがされてたのかなっていう検証というか、それはあってほしいなと思います」と話した。

日テレHPトップに「SNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い」芦原妃名子さん急死受け

 日本テレビは30日、ホームページのトップ画面に芦原妃名子さんの訃報を受けての声明を掲載。「日本テレビとして大変重く受け止めております。関係者個人へのSNS等での誹謗(ひぼう)中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」とした。

 昨年同局で放送された、10月期の連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名・松本律子)さんは29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。都内の自宅から遺書のようなものが見つかっており、警視庁では自殺とみている。芦原さんは26日に「セクシー田中さん」の脚本を巡って局側と意見がずれ、自ら9、10話の脚本を書くことになった経緯をX(旧ツイッター)で明かしていた。

 日本テレビは訃報を受けて「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」などとコメントしていた。

【声明全文】

 芦原妃名子さん訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして大変重く受け止めております。ドラマ「セクシー田中さん」は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます。

《「セクシー田中さん」芦原妃名子さん(50)急死》「ドラマ公式TikTokアカウントが芦原さん脚本回“批判コメント”に『いいね』してる」と視聴者から指摘 日テレに見解を聞くと…

〈脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”〉  から続く

 1月29日に伝えられた人気漫画家・芦原妃名子(本名・松本律子)さん(50)の訃報。同業者やファンの間に、悲しみの声が広まっている。

 1994年、「その話おことわりします」(小学館)でデビューした芦原さん。「砂時計」(小学館)は累計発行部数700万部を超える大ヒット作になった。今回ドラマ化された「セクシー田中さん」は2017年から「姉系プチコミック」(小学館)で連載が開始された作品だった。

 2023年10月に日本テレビ系列で放送された「セクシー田中さん」のドラマ脚本をめぐるトラブルについては #1 で詳報した通り。

 芦原さんは1月26日から自身のXで一連の経緯を説明していたが、1月28日に〈攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい〉とポスト。翌日、栃木県日光市の川治ダムで変わり果てた姿で発見されたのだった。自宅から遺書が見つかっており、自殺と見られる。

 芦原さんの死を受け、30日には映画大手・松竹の高橋敏弘社長が記者会見で「原作の素晴らしさを生かすことが大前提。今後もこのようなことがないように我々も気をつけることが原則だ」などと述べた。

 そんな中、対応を批判されているのが、ドラマを制作した日テレだ。

30日には“コメント第2弾”を発表

 日テレは芦原さん死去の一報が流れた当日、次のコメントを発表した。

〈原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております〉

 ところが、このコメントに「他人事」「被害者ムーブ?」などの批判が殺到。すると翌30日に“第2弾”となる次のコメントを出したのだった。

〈芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ「セクシー田中さん」は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます〉

 だが、日テレに浮上した“疑問”はこれだけではない。現在、一部のSNS上で、次のような指摘がされているのだ。

「“原作者叩き”を公式が認めている」

「ドラマ『セクシー田中さん』の公式TikTokアカウントが芦原さんが脚本を担当した最終話についての批判的なコメントに『いいね』をつけている。“原作者叩き”を公式が認めているようなものではないか」

「セクシー田中さん」の公式TikTokアカウントを確認すると、たしかに、最終話について〈ストーリーがスカスカでビックリしました〉〈全然スッキリしなかったです〉〈なんか物足りなかったかな〉という批判的なコメントに公式から「いいね」が付けられている。

 一方で、〈日曜が来るのが待ち遠しくなるくらい大好きなドラマでした〉〈すごく練習したんだなぁと思いながら観てました〉というコメントには「いいね」は付いておらず、全てのコメントに「いいね」をしているわけではなさそうだ。

 一体、どのような基準で「いいね」をしているのか。視聴者から上がった指摘について日本テレビ広報部に見解を問うと、こう回答した。

〈TikTokに関しては、番組終了後運用を停止するまで全ての投稿に対して「コメントを確認しました」という意味で「いいね」をさせていただいておりました〉

改めて日テレに事実確認を求めると…

 だが、前述した通り、全ての投稿に対して「いいね」はされていない。改めてその旨を伝えて事実確認を求めると、次のように回答を寄せた。

〈TikTokに関しては、番組終了後運用を停止するまで全ての投稿に対して「コメントを確認しました」という意味で「いいね」をさせていただいておりました。スタッフが確認している期間は基本的に「いいね」をしており、それ以降については「いいね」をしておりません〉

 多方面に大きな衝撃を与えた人気漫画家の突然の死。混乱はしばらく収まりそうにない。

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、日テレをめぐる問題に加え、芦原さんの地元・姫路で上がっている悲しみの声などを詳しく報じている。

芦原妃名子さん急死の余波は「ミヤネ屋」にも…視聴者の不信感ピークで日本テレビは正念場

 昨年の秋ドラマ、日本テレビ系「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(50)急死の波紋は広がる一方だ。

 30日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日テレ系)でMCの宮根誠司(60)は「事情を知らない人たちがSNS上でいろんなことを言う怖さっていうのは、やっぱり十分認識しておかないと」などとコメント。「セクシー田中さん」と同じ日テレ系の情報番組ということもあって、ネット上では《事情がよく分からないからこそ、なぜこのような事態に至ったのか詳細を知りたい》《ミヤネ屋の報道はとても残念な内容でした》《最悪》《事情を知らずにコメントしているのは、あなたも同じでは》などと炎上状態になっている。

「一連の騒動については不明な点も多々残っていますが、少なくとも発端のひとつが、昨年末にアップされた『セクシー田中さん』の脚本家のSNSの投稿であることは間違いない。それがネット上では“共通認識”になっています。脚本家のSNSは芦原さんの訃報と同時に非公開となりましたが、番組ではその点について触れようとしなかった。〈身内をかばっている〉などと義憤にかられた視聴者も多かったようですね」(在京キー局関係者)

■山田ルイ53世のコメントに拍手喝采

 その番組の“流れ”に逆らうかのように、その日の「ミヤネ屋」に出演していたお笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世が「僕も時系列を追ってSNSとか原作者の方だけではなく、削除されたSNSとかも見て思ったんですけど」「こんなに原作者の意見って、弱い立場としてあんまり通らへんのか、こんなに揉めなあかんのやって」「検証はあってほしい」などとコメント。これには《勇気がある》《おっしゃる通り》《真っ当なコメントを拝見して涙が出そうになりました》などと賛同の声があがっている。

「もちろん宮根さんが言うように、SNS上で安易に他人を攻撃するようなことはよくない。ですが、ただでさえ今は、旧ジャニーズ事務所や松本人志さんの問題などもあって、テレビ局に対する《何か隠しているんじゃないか》といった視聴者の不信感はピークに達しています。だからこそ、妙な誤解や攻撃を生まないように、二度と悲劇を生まないように、きちんと検証する必要がある。日本テレビはここが正念場だと思いますよ」(スポーツ紙芸能デスク)

 今度こそ教訓は生かされるのか。

芦原妃名子さん訃報で気持ちが落ち込むひとへ

「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんの突然の訃報は、愛読者の方をはじめ同業の作家の方たちにも大きな衝撃を与えました。そんな中で芦原さんの死の背景にテレビドラマの制作に関してのトラブルや脚本家のSNS投稿などがあったのでは、と脚本家に対しての誹謗中傷がSNS上で激しくなっています。またさまざまな憶測やうわさ話も飛び交い、こうした状況は当事者だけでなく、誰にとっても精神的にいい状況とは思えません。

誹謗中傷やうわさを拡散しないために

うわさ話の拡がりは、「内容が大事で、あいまいなほど拡がりやすい」というオルポートとポストマンの公式があります。生命にかかわる重要な内容のトラブルで、しかも状況はよくわからない、というのが今回の訃報ですから憶測が拡がるリスクは極めて高いといえますのでSNSでの投稿には注意が必要でしょう。

SNSに投稿する際の注意を3つまとめてみました。

1.すぐ投稿したくなる時ほどまずひと呼吸おいて考える

2.考えもしないのにほんとだ、と思うときほど注意する

3.情報源がはっきりしないことを拡散しない

訃報で気持ちが落ち込んだ人に

芦原さんの作品に元気をもらったり勇気づけられていたという方から、訃報で気持ちが落ち込んでしまったという声も聞きます。作品を通して実際に会ったことはなくても身近に感じていた方はつらい気持ちになってしまうものです。こうした気持ちが強く「ネガティブな同一化」に陥るのが心配です。心身の不調を起こしたり自分も死にたくなってしまうのが、「ネガティブな同一化」でこうしたリスクは避けなければなりません。

気持ちの落ち込みがひどくならない為に予防策をあげておきます。

1.テレビや新聞、インターネット上の関連ニュースをしばらく遮断する

2.スマホの電源を切る

3.深呼吸とストレッチを朝、昼、夜の決まった時間に5~6分ずつ行う

4.朝窓を開けて太陽の光を浴びる

5.散歩など体を動かす時間を作る

6.音楽が好きな方は演奏を聴いたり歌ったりする

7.自然とふれあう時間を作る

こんな時には受診も

食欲がない、眠れない、朝早く目が覚めてしまう、などの症状やだるくて朝起きられない、体の痛み、耳鳴りなどはメンタル不調のサインです。こうした症状や何にも興味がわかない、やる気がでない、楽しいと思うことがないなどの気分の変化が7日以上続くときはうつ状態の危険がありますから医師や相談窓口に連絡してください。

最後に

今回の芦原さんの訃報の第1報に接した時、状況がつかめず何が起きたのか非常にわかりにくかったといえます。特にテレビ局のコメントは内容が不明瞭でした。こうした不明瞭さが様々な憶測や誹謗中傷を生む背景になったことも否めません。

すれ違いが起きていたのか、なかったのか、またもしすれ違いがあったなら、すれ違いを防止するためにどのような話し合いをしていたのか、などをテレビ局の担当者に説明はしてほしいと思いました。それが今後こうしたコミュニケーションギャップを生まないために必要なことではないかと思います。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏

【日本テレビ】芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、社内特別調査チームを設置へ

【セクシー田中さん】著作者人格権って何だ?出版エージェントが必要?悲劇から何を教訓に?ひろゆき&東出昌大|アベプラ

【ドラマ原作漫画家急死事件】漫画の実写化は何故こうも原作レイ◯になってしまうのか?インタビューによって全ての元凶が明らかに【セクシー田中さん】

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏