「まって、この鳥は見たことないよ」文具メーカーが自社のシールに困惑 ⇒再現度の高さに「そのまんまだった」「驚きのアングル」と話題
再現度が高すぎるニッチなシールが話題です。
文具メーカーのカミオジャパン(大阪市中央区)が1月11日、公式X(旧Twitter)が「まって、この鳥は見たことないよ」と同社が販売する鳥のシールの写真を投稿したところ、4万件を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には「そのまんまだった」「ええっ……?と思って動画探して確認しちゃったけど、ホントだった」「ここをこう切り取るのか!と驚きのアングル」など大きな反響が寄せられています。
「まって、この鳥は見たことないよ」
「鳥…??? どうなってるの???????」
と投稿された写真には、同社が販売する「大人の図鑑シール 鳥編」におさめられている「カタカケフウチョウ」のシールが写っています。
私たちがイメージする「鳥」とはかけ離れた見た目とフォルムを持つカタカケフウチョウ。
ナショナル ジオグラフィックによると、カタカケフウチョウは「極楽鳥」として知られるフウチョウ科の鳥の一種。ニューギニア島に生息しています。
話題となったシールでは「オスは99.95%の光を吸収する漆黒の羽をもつ。求愛時のダンスも特徴的」と解説しています。
たしかにこれは「鳥なの!?」とびっくりしてしまうのも納得ですね(笑)
BuzzFeedは、株式会社カミオジャパンのSNS担当者の方に話を聞きました。
――今回の投稿は、どういった経緯で投稿されたのでしょうか?
商品に興味を持っていただくため、私が気づいたアイテムのアピールポイントを紹介することがあります。
投稿の際に初めて「大人の図鑑シール」の実物を見て、鳥とは思えない漆黒のフォルムが目に入り、思わず素直に思っていることを投稿してしまいました。
「鳥…???どうなってるの???????」と。
――「大人の図鑑シール」を製作するにあたりこだわったポイントを教えてください。
大人の図鑑シールはマニアックさがポイントのため、知る人ぞ知る、思わずニヤリといったニッチなシーンやモチーフを取り入れることに強いこだわりがあります。
制作にあたってはテーマ内容に詳しい方からご意見を伺ったり、調査をして知識を深めたり、もちろんSNSからの情報も集めています。
今回のカタカケフウチョウは企画に携わった担当デザイナーの一人からの提案でした。
制作チーム内でも他には誰も存在を知らず、調べたところ生態や求愛のポーズがかなり特徴的でインパクト抜群のため、満場一致で採用に至ったそうです。
――リアルな再現が話題になっています。投稿に対する大きな反響を、どのように受け止められていますか?
みなさんもこの鳥知らないですよね、安心した! というのが最初の気持ちです。
けれど反響が広がる中で、たくさんの方がカタカケフウチョウのいろんなジャンルの知識を教えて下さったり、とても勉強になりました。
製作チームは、驚きと喜びとともに今回の反響を糧にして、さっそく新作の企画を立てはじめました。