東京ドーム94個分が数秒で陸に…能登半島大地震「最大4mの地盤隆起で輪島の海が消えた!」衝撃写真

東京ドーム94個分が数秒で陸に…能登半島大地震「最大4mの地盤隆起で輪島の海が消えた!」衝撃写真

本来は海であった場所から水が遠のき、海底がむき出しになっている。周囲にはカニやヒトデなどの死骸が散乱し、異臭が漂(ただよ)っていた――。

FRIDAY記者が訪れた石川県輪島市門前町にある港の様子だ。最大震度7の能登半島大地震が同県を襲ってから2週間余り。海岸線には「ここが本当に港だったのか」と目を疑う衝撃の光景が広がっていた。

「何十年も漁をやっていますが、こんな光景は見たことがありません。港から海水が引き、船が浮いていないんですから……。このままでは、もう漁に出られないのではと不安になります」(地元住民)

石川の海に、いったい何が起きたのだろうか。国土地理院によると、今回の大地震で地盤が最大4m隆起。約90㎞にわたり、東京ドーム約94個分にあたる4.4k㎡の広大な範囲が海から陸に変わってしまったというのだ。

「もともとの海岸線から、最大で200mほど遠のいたそうです。平均的な地盤隆起の速度は一年で1㎜ほど。それが地震直後のわずか4秒から5秒の間に、最大4mの隆起が起きたんです。単純計算で4000年分の隆起が、一気に起きたことになります」(取材した全国紙記者)

石川県によると、県内の15の港で隆起が確認されたという。東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次(とおだしんじ)教授が、異様な自然現象の背景を解説する。

「’16年4月の熊本地震などでは活断層が水平に動きました。今回は活断層が上下に動いたため、地盤が隆起したんです。しかも120㎞もある断層の西端は能登半島に沿って『くの字』に曲がっていました」

石川の海にどのような影響が出るのか。漁師たちの悩みは深まるばかりだ。

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