ボーイングの最新鋭機「737 MAX9」飛行中に「穴」の開いたボーイング機が運航停止に。子どもがシャツを吸い取られたとの目撃情報も

飛行中に「穴」の開いたボーイング機が運航停止に。子どもがシャツを吸い取られたとの目撃情報も

アラスカ航空機に穴が開く事故が発生したことを受け、アメリカ連邦航空局は1月6日、同型のボーイング737 MAX9型機を運行停止して検査を行うよう命じた。

対象となるのは、アメリカの航空会社もしくはアメリカ国内を飛行するボーイング737 MAX9型機で、検査は1機あたり4~8時間を要し、171機が影響を受けるという。

事故が起きたのは1月5日にオレゴン州からカリフォルニア州に向かっていたアラスカ航空1282便で、機体の一部が吹き飛んだため、離陸から約6分後に上空約1万6000フィート(約4.9キロメートル)に達したところでポートランド国際空港に戻り、緊急着陸した。171人の乗客と6人の乗務員にけが人はいなかったという。

乗客がSNSに投稿した画像や動画には、窓があった機体の一部が失われ、ぽっかりと穴が開く様子がうつっている。

乗客の一人は「穴が空いた場所の窓側の席には誰も座っていなかったものの、真ん中と通路側の席に子どもと母親が座っており、客室乗務員がふたりを移動させた」とニューヨークタイムズに語っている。

別の乗客は「穴が空いた列に座っていた子どもはシャツを吸い取られ、母親が子ども外に出ないよう掴んでいた」と地元テレビ局KATUの取材で述べた。

けが人はいなかったものの、エンブリー・リドル航空大学のアンソニー・ブリックハウス教授(航空宇宙安全学)は「たまたまシートベルトを外していた乗客が窓際の席にいたら、まったく違う事態になっていただろう」とAP通信に話している。

フライト追跡サイトFlightRadar24によると、事故のあった航空機は11月11日に運航を開始し、事故があったフライトも含めて、飛行回数は145回だった。

今回の事故についてアラスカ航空のベン・ミニクッチCEOは「ボーイング社や当局と協力して事態の把握に努めており、詳細な情報が入り次第、最新情報をお伝えする」と声明で述べている。

ボーイング社は「安全は何よりも最優先すべきであり、今回の出来事が顧客と乗客に与えた影響を深く反省しています」と声明で伝え、当局の調査に協力する意向を示した。

ボーイング社の航空機では、過去にも重大な事故が発生している。2018年と2019年に737Max8型機が墜落する事故が立て続けに発生し、合計で300人以上が死亡した。この事故の後に、737Max8型機と9型機が運航停止になった。

飛行中に機体一部が吹き飛ぶ 緊急着陸求め管制官と緊迫の交信 米アラスカ航空

アメリカで離陸直後に旅客機の機体の一部が吹き飛び緊急着陸したトラブルで、パイロットと管制官の緊迫したやり取りが公開されました。

アラスカ航空 パイロット

「(緊急)降下したい。アラスカ航空1282便(機内が)減圧している。緊急事態を宣言します!1万(フィート)まで降下が必要。緊急事態です!減圧状態です!177人の搭乗者が乗っています」

 アラスカ航空1282便は5日、離陸上昇中に左後方の非常ドア付近が突然、吹き飛び機体に大きな穴が開きました。

 旅客機は出発したオレゴン州ポートランドの空港に引き返し、乗客乗員にけがはありませんでした。

 旅客機はボーイングの最新鋭機「737 MAX9」で、アメリカ連邦航空局は同型機の運航を一時停止させました。

同型機に緊急“改善命令” アラスカ航空のボーイング「737 MAX9」一部吹き飛ぶ事故受け 全世界で171機が対象

アメリカ・アラスカ航空の旅客機・ボーイング「737 MAX9」の一部が飛行中に吹き飛んだ事故で、FAA(アメリカ連邦航空局)は6日、同型機を対象に、緊急の耐空性改善命令を出し、検査を行うと発表した。

1機あたりの検査時間は、4時間から8時間で、全世界で171機が対象になるとしている。

アラスカ航空機事故でFAAが緊急耐空性改善命令 同型機の一斉検査指示

アメリカアラスカ航空の旅客機の機体の一部が飛行中に吹き飛んだ事故で、FAA(アメリカ連邦航空局)は6日、検査のため同型機を対象に運航停止にし検査を行うと発表した。

この事故は、5日、西部オレゴン州の空港を出発したアラスカ航空の旅客機ボーイング「737MAX9」が離陸してまもなく、機体のパネルの一部が吹き飛び、緊急着陸したもの。

乗客・乗員177人にけがはなかった。

この事故を受け、FAA(アメリカ連邦航空局)は6日、アメリカの航空会社の同型機を対象に緊急の耐空性改善命令を出し、検査を行うと発表した。

1機あたりの検査時間は4時間から8時間で、全世界で171機が対象になるとしている。

アラスカ航空「ボーイング737 MAX9」を一時飛行停止 機体の一部吹き飛ぶ事故受け|TBS NEWS DIG

ボーイング737 MAX 9が運航停止、上昇中に側壁吹き飛ぶ 乗客乗員は無事

Alaska Airlines grounds Boeing 737 Max 9 planes after mid-air panel blowout

FAA grounds some Boeing 737 Max 9 aircrafts for inspections

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ボーイングCEO、側壁飛ぶ事故でミス認める 再発防止を強調

米航空機大手ボーイングのデーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)は、アラスカ航空が運航していたボーイング製旅客機の側壁の一部が飛行中に吹き飛んだ事故を受け、自社のミスを公に認め、二度と起こらないよう規制当局と協力すると強調した。

5日の事故発生後、同社が公にミスを認めるのは初めて。従業員に向けたカルフーン氏の発言の一部を同社が公表した。

同氏は「われわれのミスを認め、最優先で取り組む」とし「全過程で完全な透明性を確保し、100%で取り組む」と述べた。

今後、飛行する全航空機の安全を確実にするとも強調した。

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