「子どもに煙があたらないように…」炎上日航機の乗客が語る決死の脱出 泣き出す子どもや外国人も
炎上した機体の2日午後11時半現在の様子。
航空機の左側側面を捉えている。
柱の向こう側が、事故があった日本航空516便。
事故が起こった5時間がたっても、消火活動が行われている。
そして白い煙が機体の周辺を立ち込めている。
さらに、エンジン部分が主翼から少しかけ離れているのがわかる。
衝突によって、これがかけ離れたのかはわからないが、ものすごい衝撃だったということがわかる。
さらに、この船体の上部の骨組みがむき出しになっているのがわかる。
すさまじい炎に包まれたということ、そして機体の内部までも激しく燃えた様子というのが、映像から見て取れる。
羽田空港第一ターミナルの到着ロビーから、フジテレビ社会部・森将貴記者が中継でお伝えする。
こちらでは、火災発生から3時間ほどたった午後8時半過ぎから、順次、乗客が出てきたが、その表情には疲労の色が広がっていた。
日本航空の航空機に乗っていた360人以上の乗客は、発生から15分ほど機内で待機していた。
その後、脱出用シューターを使い、機体の外に出て待機していたが、炎の勢いがどんどんと増すため、滑走路を歩いて避難したという。
乗客「なかなか火が消えないので、順次誘導されて(機体から)降りた。火が回ったのは10分から15分くらい」、「荷物は何もなかったので子どもは煙に当たらないように、妻には子どもの口を押さえさせて.」
荷物を持たず、身ひとつで避難した乗客の中には、おなかをすかせて泣き出す子どもや、観光で訪れた外国人の姿もあり、皆一様に不安な様子だった。
また、乗客の1人は避難誘導される際に「乗務員から明確な指示がなかった」とも話していて、機内で混乱した状況だったことがうかがえた。
けがのなかった乗客らは職員に案内され、午後11時過ぎまでに空港をあとにし、それぞれタクシーなどで帰宅したという。
「助からないと思った」羽田日航機炎上の乗客語る恐怖の脱出劇 「命が助かって良かった」
2日午後6時ごろ、羽田空港で日本航空の機体と海保機が接触した事故で、日航機の乗客が機内の様子と脱出について語った。
北海道にレジャー目的で行っていたという山本さん(40代)は機体の前方に子どもと一緒に乗っていたという。
山本さん:
新千歳空港を出てフライトは順調でした。着陸前にタイヤの出る音がして、ようやく羽田に着く思った瞬間にバンと音がしました。急ブレーキがかかって、飛行機がざーっと滑るような、すごくスピードが落ちなくて、急停車するのがわかって、バンってなった瞬間に火が上がった
何かがぶつかったのかは「分からない」ということで、火が出ているのが見えた事から、鳥がエンジンに入って故障する「バードストライク」かと思ったという。
事故が起きた直後については
山本さん:
「落ち着いて」とか「席立たないで」という声や、「荷物持たないで」という声が聞こえましたが、「どこが開くんだ」、「どこから出られるんだだろう」みたいな声が聞こえました。心配の声より、危ないんじゃないかという声が出ていました。
当時の心境について、「機体の中にいるときには、熱くなってきて、助からないと思ったのが正直なところ」と語った木村さん。
CAなどから「落ち着いて下さい」「荷物を持たないで」などと声がかかる中、「火がどんどん上がってくるので、いつ外に出られるのかなと」感じていたという。
山本さんの感覚で5分か10分後に「外に出て下さい」との指示が出たため、設置されたスロープを使って機外に滑り降りたそうだ。
ただスロープを降りた後にどうすれば良いのか、指示も指示をする人もなかったため、乗客は各自の判断でバラバラに炎上する機体から離れたという。山本さんは「他の人がいるあたりに、息子と一緒に行きました。明確な指示は残念ながらなかった」と振り返った。
脱出の際には荷物を持ち出せなかったため、荷物は機体と共に燃えてしまったという。ただ「コートは着ても良いという指示だったので、コートは着てきた」と話し、「お財布も携帯も持たずに出てきた人も多かった」という。
「早く出してください!」衝突炎上のJAL機 乗客が撮影した緊迫の機内
羽田空港で炎上した日航機に乗っていた乗客が撮影した緊迫の瞬間の映像です。この映像を撮影した乗客は親戚など10人で北海道旅行に行った帰りだったということです。
日本航空などによりますと、この便には 子ども8人を含めた乗客367人、乗員12人を合わせた379人が乗っていましたが、全員、脱出済みで、警視庁などによりますと、14人がけがをしました。乗客か乗員か、けがの程度はわかっていません。
