食事中に「くちゃくちゃ」、他人に指摘する? 2000人調査 音の原因や改善策は

食事中に「くちゃくちゃ」、他人に指摘する? 2000人調査 音の原因や改善策は

 会社の人や友人たちとの会食で、「くちゃくちゃ」と咀嚼音を立てて食事をしている人が目につくことがあります。気になっても指摘しづらく、また、音を立てている本人が気づいていないケースも多いようです。そこで今回、食事中の「くちゃくちゃ」音に関するアンケートを実施。他人の「くちゃくちゃ」音が気になるかどうか、指摘できるかどうかなどの本音を調査しました。また、実際に他人から指摘されたことがある40代男性にそのときの思いを、歯科医師に「くちゃくちゃ」音の原因や改善方法などを取材しました。

身近な人の「くちゃくちゃ」音 約9割が「気になる」と回答

 アンケートは2023年11月28日に、全国の10代から60代以上のYahoo! JAPANユーザーの男女2000人を対象に実施されました。(回答者の年齢構成:10代0.6%、20代4.3%、30代12.7%、40代27%、50代32%、60代以上21.8%、年齢を教えたくない1.6%)

 まず、「食事をしているとき、家族や友人など身近な人が『くちゃくちゃ』音を立てていたら気になりますか?」との質問に対し、「気になる」の回答が88.1%となり9割近くに。

「気になる」理由については、「気持ちがいいものではない」「『音を立てないように』としつけられてきたから」との意見が多数。「気にならない」という人からは、「自分も『くちゃくちゃ』音を立てていると思うから」「人の個性」「癖は誰にでもあるから」という声が上がりました。

「くちゃくちゃ」音への指摘 「しない」が半数以上に

「くちゃくちゃ」音が気になるかどうかの質問を踏まえ、「気になったら『くちゃくちゃ』音を指摘しますか?」との問いには、「する(したことがある)」が36.6%、「しない(したことがない)」が52.4%と、気になっても指摘しない人が半数以上でした(ほかに「『気にならない』と回答した」が11%)。

 気になっても指摘を「しない(したことがない)」のはなぜなのかについての質問には、「気まずくなるだけ」「デリケートな問題だから」「家族には指摘するけれど、他人には言えない」など、相手への気遣いや周りの空気を優先する回答が多くみられました。気になるとはいえ、人の「くちゃくちゃ」音はなかなか指摘しづらいことのようです。

 また、指摘を「する(したことがある)」人にその理由について質問すると、「家族なら注意する」「直してほしいから」「本人のためになるから」など、お互いに気持ち良く食事をするためにも、改善できるのであれば指摘も必要という意見もありました。

実際に指摘されたことがある人は少数 上司から言われた40代男性のケースは

「Hint-Pot」編集部では、「くちゃくちゃ」音について、職場の人たちとの会食中に上司から指摘されたことがあるという安藤信二さん(仮名・男性/42歳)に話を伺いました。そのときのことについて「自分で意識したことがなく、ほかの人から指摘されたこともなかったから驚いた」と振り返ります。そのとき、上司は安藤さんにだけわかるように配慮したうえで「物を噛むときは口を閉じたほうがいいぞ」と言ったそうです。周りの人は、安藤さんが上司から指摘されたことには気づいていませんでした。

 安藤さんは恥ずかしいと思いながらも、「指摘してくれる人がいて良かった」と感じたそうです。その後、安藤さんは食事中の口の動かし方を意識するようになり、少しずつ改善。それ以来、上司から指摘されることもないといいます。

 実際、食事中に「くちゃくちゃ」音を指摘されたことがあるかどうかについてのアンケートでは、「くちゃくちゃ」音を指摘されたことが「ある」が15.8%、「ない」が84.2%となりました。

「くちゃくちゃ」音の原因とは 歯科医師に聞く

 指摘されても気にしない人がいる一方で、「改善したい」と思う人も少なくありません。そもそも、なぜ食事中に「くちゃくちゃ」と音が出てしまうのでしょうか? 三国歯科医院の加藤陽子先生によると、主に3つの原因が考えられるようです。

「『くちゃくちゃ』音の原因として考えられることは、ひとつは舌や口周りの動かし方の癖です。舌の細かい動きで食べ物の塊をのどの奥へ送り飲み込むのですが、舌の動きの癖で前に出したりすると音が出ます。もうひとつは、歯の欠損です。歯がない状態だと歯茎で物を噛むようになるため、『くちゃくちゃ』という音が出てしまうのです。さらに、口呼吸も原因のひとつに考えられます。鼻呼吸ができず、口で呼吸することで咀嚼中に音が出ることもあります」

「くちゃくちゃ」音を改善したい場合、次のような対策があるといいます。

「ご本人の意識や根気も必要になりますが、大人になってからでも改善は可能です。舌や口周りの動かし方の癖については、口周りの筋肉を動かす『あいうべ体操』が効果的です。口を大きく『あ』『い』『う』と動かし、『べ』で舌を下に突き出して伸ばします。自宅ですぐに実践できるのでおすすめです。歯の欠損については、ブリッジや義歯、インプラントによって歯のない部分に歯を作って歯茎で咀嚼しないようにします。口呼吸については、耳鼻科などで鼻づまりなどの症状を緩和するケアを行うなど、鼻で呼吸するよう意識するといいでしょう」

 自分が気づいていないだけで、もしかしたら「くちゃくちゃ」音を立てて周りに不快感を与えているかもしれません。会食が増える今のシーズン、食べ方に意識を向けて、気持ち良く食事を楽しめるようにしたいですね。

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