40年後の「ダサイタマ」は? 意見募集結果を公表 埼玉県
埼玉県は、1980年代の流行語「ダサイタマ」を逆手に取り、40年ぶりの復刻企画「本当にダさいたま!? 」と題した意見募集を行った。
11月10日に締め切ったところ全国から805件寄せられ、県は1日、広報誌やホームページで公開した。
最初の県企画は83年9月。当時は約70件の意見の約9割が「ダサい」だった。84年の県議会では、当時の畑和知事に県議が「ダサイタマなど、県や県民を侮辱する言動に対してどのように考えているか」と質問した記録も残る。
この企画を今やれば面白いのではと広報課の若手が提案し、実施にこぎ着けた。今回は「ダサい」231通(29%)、「ダサくない」218通(27%)が拮抗(きっこう)。このほか「埼玉愛あふれるご意見」が399通(重複あり)あった。
具体的には「必要以上の東京への憧れがダサい」「ベッドタウンで県を代表するようなものがなくダサい」の声があった一方、「当時と比べて発展しており、余裕で笑い飛ばせる」「便利な交通網、運動しやすい環境、高い教育レベルなど生活を支える要素がたくさんある」など肯定的な意見も多かった。
40年前について県幹部は「当時はSNSがなく情報はテレビ中心。ディスコやブティック、高級レストランなど、若者が憧れる文化の全てが東京にあったのも影響しているのかも」。意見募集の担当者も「今はそんなにネガティブなイメージは持たれていない。『都会的』という物差しではない良さも埼玉にはあるし、全国から関心を持ってもらっているのは事実だ」。
東京都民に虐げられる埼玉県民の設定が話題を呼んだ映画「翔んで埼玉」の続編が好調ということもあり、県幹部は「自虐ネタでキャラを確立できた」と満足げだ。
同県川口市出身の大野元裕知事は県民について「人が良くて寛容」と考察。「ダサいの由縁が(県民の)寛容さであるならば、『ダサイタマ』は上等だ」と余裕を見せていた。
