「大麻グミ」結果出るまで販売停止命令 厚労省、店に立ち入り検査
大麻のような成分が含まれた可能性のあるグミを食べた人が体調不良となっている問題で、厚生労働省の麻薬取締部は17日、関係先の立ち入り検査を始めた。健康被害を引き起こす成分がグミに含まれていないかを調べる。捜査関係者によると、一部店舗では同種とみられるグミが見つかり、検査結果が出るまで販売停止命令を出した。
立ち入り検査は医薬品医療機器法に基づくもので、大阪府や大阪府警の担当者も参加。この日は東京都や大阪市のグミ販売店が対象になった。近畿厚生局麻薬取締部は18日以降、大阪市にあるグミの製造会社や製造所にも立ち入る方針。
捜査関係者によると、体調不良者が出た現場で見つかったグミのパッケージには、大麻に近い合成化合物「HHCH」(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)が含まれるとの記載と、この会社の名前があった。立ち入り検査は、こうした状況を踏まえて実施された。今後、グミなどの商品が見つかれば成分検査を受けるよう求め、検査結果が分かるまでは販売停止を命じる。
グミを食べた人が病院に搬送されるケースが相次ぐなか、新たに東京都港区で10月7日夜、男女3人が救急搬送されていたことが警視庁への取材で判明した。このうち30代男性は一時意識不明になったという。男性は男女15人ほどが参加するイベントに参加し、グミ4個を食べたとみられる。会場にはHHCHを含む液体(リキッド)もあり、男性がグミと併用した可能性があるという。
東京都内では11月に入り、祭りや電車内でグミを食べた人が体調不良を訴える騒動が3件あり、計11人が救急搬送された。大阪府内でも今年に入り、20~30代を中心に十数人が搬送されている。
