電気シェーバー「5年保証」を実現できた理由 シェア4位の老舗メーカーは何をしたのか?
男性の日々の身だしなみとして毎日欠かせないのがひげ剃りだ。毎日電気シェーバーを使っている人も多いだろう。しかし電気シェーバーは、使い続けると刃が摩耗するため、一般的には1~2年ごとに刃の交換が必要になる。
実際に充電・交流モデルの「IZF-E863W-K」でひげを剃ってみた。剃り味がいいので肌に優しく当てるだけで十分。ヘッドがしっかり密着する点もポイントだ
そんな常識を覆した電気シェーバーが登場した。それがマクセルイズミの新シリーズ「everedge IZUMI PREMIUM(エバーエッジ・イズミ・プレミアム)」だ。2023年10月25日に発売されたこの新電気シェーバーは、“5年間切れ味が落ちない”ことがウリ。
マクセルイズミの国内シェアを見てみると、世界トップで123カ国で展開するフィリップス、国内市場で人気が高いパナソニックとブラウンに次ぐ、第4位のメーカーだ。
刃の交換が5年間不要、刃と本体の5年保証を実現した「everedge IZUMI PREMIUM」で、上位メーカーに挑む。
1939年創業の老舗メーカー
マクセルイズミは1939年に創業し、1956年から電気カミソリ刃の製造を行ってきた泉精器製作所がルーツの国内メーカーで、国内外メーカーの電気シェーバーの刃や製品をOEM製造してきた。そして09年にイズミブランドとして、電気シェーバー市場に本格参入。経営危機を経て、18年にマクセルグループ入りし、マクセルイズミとなった現在も数多くの電気シェーバーを展開している。
「everedge IZUMI PREMIUM」は、6枚刃を採用するフラグシップシリーズだ。一番の特徴は、替え刃の交換が5年間不要という高い耐久性を実現したことにある。
電気シェーバーの刃は、1~2年で交換するのが一般的。刃先が丸くなって剃り味が悪くなった電気シェーバーは効率よく剃れなくなったり、ひげを挟んでしまったりして、使い勝手が悪くなる。
そこでマクセルイズミは、刃を交換することなくより長く使い続けられる電気シェーバーをコンセプトに新製品を開発。創業以来培ってきた製造技術や曲げ加工により、硬度が高いオーステナイト系ステンレス鋼を外刃、内刃に採用した。
さらに実使用と同じ条件で検証できる耐久試験機を独自に開発。毎日3分のひげ剃りを5年間行うことを想定し、約91時間の摩耗試験を繰り返しながら刃を改良した結果、切れ味と耐久性を実現した。
こうして出来上がった5年間切れ味が落ちない刃を、マクセルイズミではサステナブル意識に対応できるという意味を込めて「長寿命刃(サステバ)」と命名。これを「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズに搭載したのだ。
キワ剃りに便利な「ナローシェーブモード」
「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズの革新性は刃だけではない。例えば、新搭載の「シェービングAI」では毎秒62.5回、ひげの濃さを検知・判断しており、肌の状態に合わせてカットスピードを自動制御する。ひげが濃い場所でもカットスピードが落ちない仕組みだ。
さらに6枚刃のうち、1つだけが4mmポップアップする「ナローシェーブモード」も搭載。鼻の下や、デザインひげのキワなど、狭い部分をピンポイントで剃りたいときに使える便利な機能だ。
また「6枚密着ピタヘッド」は、前後20度、左右13度可動できるうえ、6枚刃がそれぞれ独立して約3mm上下する。「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズではこれらの機能を組み合わせ、肌の凹凸に合わせてヘッドが肌に密着することで、深剃りできるというわけだ。
実際に「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズでひげを剃ってみたが、ヘッドの密着性は非常に高く、フィットしながら剃れた。マクセルイズミの電気シェーバーは従来モデルから深剃りに定評があり、細かなひげもしっかり剃れる印象だった。その代わり肌への当たりがやや強い印象だったが、今回もその印象はあまり変わらない。
剃り味は強めで、ひげが濃かったり、太かったりするユーザーでもしっかりと剃れるだろう。しかもその剃り味が5年間変わらないというわけだ。
また、スリムなグリップを採用した新デザインは好印象。充電コネクタとしてUSB Type-C端子を採用しており、充電端子をデジタルガジェットと兼用できるため、出張時も携帯しやすい。ただし付属のACアダプターはUSB Type-Aだった。なおフル充電で約1カ月間充電不要で使える。
5年間落ちない切れ味で、5年保証を実現
同社の調査によると、電気シェーバーの買い替え理由で最も多かったのが「剃り味が悪くなった(55%)」だという。さらに定期的に刃の交換が必要なことも、過半数(50.8%)が不満・ストレスだと答えている。
マクセルイズミはこの不満に答えるため、高耐久の「サステバ」を実現し、「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズで本体と刃、両方の5年保証を実現した。本体のみの5年保証は他社でもあるが、両方で5年保証を実現したシェーバーは初めてだ。
シェーバーの替え刃は、数千円で購入できることが多いが、1~2年でごとに交換するとなるとランニングコストとしてはバカにできない額になる。また交換の手間に加えて、交換直前には剃り味が低下し、うまく剃れずにひげが引っ張られるなど痛い思いをする場合もあってストレス元にもなる。
しかし「everedge IZUMI PREMIUM」シリーズなら、替え刃やランニングコストを気にすることなくスムーズに使い続けられる。替え刃不要で5年保証が付いたマクセルイズミの新シェーバーは、すっきりした剃り味を実現しながら手間やコストも削減してくれるサステナブルな時代の新しい提案として注目したい。
