ウエスタンデジタル、拡大するクラウド市場に対応する
22TB CMRおよび26TB UltraSMR HDD製品を発表
May 12, 2022
ウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ:WDC、以下ウエスタンデジタル)は、米国 サンフランシスコで開催された"What's Next Western Digital Event"において、10数年に渡り培われた技術革新の成果として、業界をリードする新しい22TB1 CMRおよび26TB UltraSMR HDD製品を特定のハイパースケールクラウト顧客向けにサンプル出荷を開始し、最高の面記録密度で市場をリードするとともにお客様にTCOの低減価値を提供することを発表しました。
ウエスタンデジタルのHDD製品ポートフォリオと面記録密度技術は、ストレージイノベーションの中心に位置しています。当社独自のOptiNAND™技術、エネルギーアシスト磁気記録(ePMR)、トリプルステージアクチュエータ(TSA)、HelioSeal®、そして今回発表したUltraSMR技術を駆使することで、HDDのリーダーとして、ePMR技術で30TB以上を実現する道を確実に歩んでいます。
ウエスタンデジタル HDD事業担当EVP兼GMのAshley Gorakhpurwalla(アシュリー・ゴラフプルワラ)は次のように述べています。「業界を代表するクラウドプロバイダーの長年のパートナーとして、次世代のクラウドインフラストラクチャーへの要求項目を理解して、HDDの面記録密度向上への技術投資を行ってきました。我々の開発戦略は、世界のクラウドの容量需要に対応するだけではなく、今後数十年にわたるデータセンターの変革に沿ったロードマップを示すことです。ePMR、OptiNANDおよび今回のUltraSMR技術は、ウエスタンデジタルのHDDロードマップの基盤となるものであり、我々の技術革新がクラウド顧客のTCOの低減に寄与して、彼らのビジネス展開を継続的に加速するものと考えています。」
OptiNAND、UltraSMRおよびePMR技術によるTCOの低減
新しいePMR製品は、ウエスタンデジタルのOptiNAND技術と組み合わせることにより、比類のないレベルの容量、パフォーマンス、およびデータ可用性を実現します。22TB CMR HDDは、OptiNANDの容量拡張機能を組込み、1枚あたり2.2TBのプラッタを10枚搭載したプラットフォームで、面記録密度のリーダーシップを発揮します。
また、OptiNANDと独自のファームウェアおよびHDDシステムレベルの先進ハードウエアを組み合わせたUltraSMRも発表しました。この技術は、独自のエラー訂正アルゴリズムにより、1インチあたりのトラック数(TPI)を増やし、さらなる大容量化を可能にします。その結果、ウエスタンデジタルの新しい26TB Ultrastar DC HC670 UltraSMR HDDは、プラッタあたり2.6TBを実現し、スタックを最適化してSMRのメリットを活かそうとするクラウドの顧客に18%多くの容量を提供します。多くのクラウドサービスプロバイダーがデータセンターにSMR製品を採用することで、26TBという容量は採用加速の転換点となるでしょう。
また、OptiNAND独自の機能として、HDD製品はArmorCache™という書き込みキャッシュデータの保全機能を備えます。書き込みキャッシュ有効(WCE)のパフォーマンスと、書き込みキャッシュ無効(WCD)のデータ保全機能を組み合わせることで、緊急電源オフ(EPO)時のデータ保護と復元力を強化することができます。このHDD歴史上初めての書き込みキャッシュデータ保全機能は、どのモードが選択されていても、パフォーマンスとデータ保護の両方をユーザーに提供します。OptiNANDは、WCDモードでもドライブの性能を大幅に向上させ、より大きなブロックの転送によるランダム書き込みで最大の効果を発揮します。256KB以上の一般的なHDDアプリケーション転送サイズでは、非OptiNANDドライブと比較してIOPSとスループットが40%以上向上し、1MBの転送サイズではピーク時に80%以上の改善が見られます。詳細については、こちらの技術概要(英文)をご覧ください。
22TB CMRと26TB UltraSMR HDDの提供時期:
本日発表した22TB Ultrastar® DC HC570 HDDと26TB Ultrastar DC HC670 UltraSMR HDDは、現在、特定のハイパースケール顧客向けにサンプル出荷しています。2022年夏には、DC HC570 HDDの量産出荷と、UltraSMR HDDの特定顧客向けに出荷を開始する予定です。
Ultrastar Data60およびData102 JBODは、2022年夏に新しい22TB CMR Ultrastar HDDを搭載し、ソフトウェア定義型ストレージの耐久性とデータ信頼性を高めるために最適化されたプラットフォームで業界最高のストレージ密度を提供します。
ウエスタンデジタルは、OptiNANDの革新性をHDDポートフォリオ全体に拡張し、スマートビデオ/監視向けの22TB WD Purple® Pro HDD、NASソリューション向けのWD Red® Pro HDD、大企業や中小企業を顧客とするシステムインテグレーターやリセラー向けのWD Gold® HDDを提供します。これらのドライブは、2022年夏に販売開始する予定です。
参考資料(英文)
ブログ: What's Next: Western Digital Unveils Its Mission to Unlock the Potential of Data
Media Kit: What's Next 2022 – Ultrastar 22TB CMR & 26TB UltraSMR HDDs
■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データを活用し、データの持つポテンシャルを解き放つという使命を担っています。フラッシュとHDDにおいて、メモリーテクノロジーの進歩に支えられ、私たちはブレークスルー・イノベーションと強力なデータストレージ ・ソリューションを生み出し、その願いを実現できるようにします。そして私たちの価値観の核心として、切迫する気候変動に立ち向かうために、Science Based Targetsイニシアチブにより承認された壮大で高い炭素削減目標に一丸となって取り組んでいきます。ウエスタンデジタルおよびWestern Digital®、SanDisk®、WD®ブランドの詳細については、https://www.westerndigital.com/ja-jp をご覧ください。
1 1テラバイト(TB) = 1兆バイト。1ペタバイト(PB)=1000TB。実際に利用できる容量は動作環境によりこれより少なくなります。
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WD、CMR記録方式で22TBを実現したHDDを出荷
Western Digital(WD)は12日、CMR記録方式で22TBの容量を実現したHDDを、エンタープライズ/データセンター向けの「WD Gold」、NAS向けの「WD Red Pro」、および監視システム/スマートビデオ向けの「WD Purple Pro」の3ラインナップで出荷開始したことを発表した。
プラッタあたり2.2TBという業界最高の面記録密度を備えており、TCO(総所有コスト)削減に寄与するとしている。独自のOptiNAND技術、エネルギーアシストPMR(ePMR)、トリプルステージアクチュエータ(TSA)、HelioSealといったさまざまな技術を盛り込み、この容量を実現した。
WD GoldはMTBF最大250万時間を実現しているほか、OptiNAND対応のArmorCache技術を搭載し、ライトキャッシュ有効で性能を重視するモードと、ライトキャッシュ無効でデータ保護を重視したモードを備える。
WD Red Proは最大24ベイの主要NASシステムをサポートし、24時間365日稼働で高負荷のワークロードを処理できるよう設計されている。
WD Purple Proはビデオ分析やディープラーニング、AI処理をサポートし、独自の「AllFrame AIテクノロジー」により、AIストリームを最大32サポート。64台のシングルストリームHDカメラや、複数のストリーム送信を行なうスマートカメラの処理に最適化。こちらもMTBF最大250万時間が謳われている。
いずれもフォームファクタは3.5インチ、インターフェイスはSATA、回転数は7,200rpm、キャッシュ容量は512MB。
