「インドのiPhone生産を5年以内に5倍に拡大」アップルの脱中国化が加速

「インドのiPhone生産を5年以内に5倍に拡大」アップルの脱中国化が加速

 米アップルが中国工場の代替として選択したインドの生産量拡大に速度を上げる計画であることが分かった。インド工場におけるiPhoneの生産量が増えれば、アップルの中国での生産依存度を下げる「脱中国化」が速まるとみられる。

 25日、インドの通信社「PTI」は、あるインド政府高官の話として「アップルが今後5年以内にインドで(iPhoneの)生産量を5倍以上に増やす計画」だと報道した。同高官は「アップルのインドでの生産量は昨会計年度には70億ドルを超え、5年以内に生産量を400億ドル以上に増やすことを目標にしている」と話した。

 アップルは中国中心の生産基盤を多角化するため、2017年からインドへの生産工場移転を推進している。アップルの協力会社であるフォックスコンがインドに生産工場を設立し、主にiPhoneの旧型モデルなどを生産してきた。昨年からは新製品のiPhone14を生産し始め、今年はiPhone15を生産中だ。

 インドでの生産量を拡大すれば、5年以内にiPhone生産全体に占めるインドの割合は40%に迫るとみられる。今年上半期基準では、生産されたiPhoneのうち7%がインド工場で作られた。昨年、中国工場の割合は約85%だった。

 アップルはインドの消費市場にも力を入れている。インドの人口は14億2800万人で中国の人口を上回り、急速な経済成長で国民の消費水準も高まっている。400ドル以上のスマートフォンの出荷比重は、2020年の4%から今年は10%を超えるとみられる。4月、インドのムンバイに初のアップルオフライン売場(アップルストア)を開いた当時、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)も参加し、インド市場の重要性を強調した。

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