パソコンの「スリープモード」と「シャットダウンモード」はどちらのほうが良い?【専門家が解説】

パソコン(PC)を閉じるときには「スリープモード」と「シャットダウンモード」が選べますが、どちらのほうがパソコンにとっては良いのでしょうか。それぞれの利点と違いを「All About」ノートパソコンガイドの上倉賢が解説していきます。

(今回の質問)
パソコンのスリープモードとシャットダウンモード、どちらのほうが良い?

(回答)
パソコンを使わないときにスリープとシャットダウンのどちらが良いかは、用途によります。頻繁にパソコンを使う人は基本的にスリープさせて、すぐ使える状態に。使う/使わない時間がはっきりしている人なら、使わないときはシャットダウンが良いでしょう。

以下で詳しく解説します。

ノートパソコンの場合、デスクトップパソコンの場合

ノートパソコンの場合は、ディスプレイを閉じてスリープ、ディスプレイを開けてスリープから復帰。デスクトップパソコンの場合は、使うときに電源オン、使い終わったらシャットダウンにしている人が多いと思います。

スリープモードのメリット

スリープの利点は、ソフトなどを立ち上げ、その作業途中でも、その状態でスリープできる点です。例えばノートパソコンでさまざまなソフトを起動して作業している途中に画面を閉じてスリープさせて移動。移動先で画面を開き、直前の状態にすぐに戻ることができます。

シャットダウンする場合、全てのソフトを終了させなければならず、起動時には使いたいアプリを開き直さないといけません。複数のソフトを開いて作業中だった場合、シャットダウン前の状態に戻すのは、かなり時間がかかると思います。昼休みやちょっとした移動時などにはスリープモードが良いでしょう。

シャットダウンモードのメリット

シャットダウンの利点は、シャットダウン中に電力を消費しない点です。シャットダウン中にACアダプタを電源につないでいると、待機電力は消費しますが、それ以外でバッテリーや電力は消費しません。

また1日の終わりなど、仕事が一段落したときなどに全てのソフトを終了させてシャットダウンするのは、利用者の気分もリセットした状態になり、ワークライフバランスとしても良い状態かと思います。

シャットダウンに関するよくある誤解

ちなみにシャットダウンに関して、よく誤解をしている人がいます。パソコンの調子が悪くなった場合にいったんシャットダウンして起動し直し、調子を戻そうとする人がいますが、最新のOSではあまり意味がありません。

例えば最近の「Windows 11」には高速スタートアップという機能があります。古いOSはシャットダウンからの起動時にパソコンの構成を確認、初期化して起動していました。最近のパソコンは構成などが起動の度に変わることはなく、この機能により以前の構成のまま、一部の工程を省略して、記録された状態で高速に起動できます。

そのためシャットダウンからの起動は、それまでの状態をそのまま反映して起動するので、悪かった調子もそのままで起動します。もしも調子を取り戻すための電源オフなら、シャットダウンではなく再起動を選ぶと良いでしょう。再起動の場合は各種初期化なども行いながら起動するので、起動時間は遅くなりますが、初期化された状態で起動できます。

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