第9波?新型コロナ患者が急増 新変異株「エリス」「ピロラ」とは【Nスタ解説】

第9波?新型コロナ患者が急増 新変異株「エリス」「ピロラ」とは【Nスタ解説】

新型コロナの新たな変異ウイルス、通称「ピロラ」。先週国内で初めて確認されましたが、どのような特徴があるのでしょうか?

国内初確認の「ピロラ」特徴は?

30代「私の周りでいま流行っていて大人も子どもも。子どもの学校は学年閉鎖になりました」

新学期が始まって早々、いま、学級閉鎖が相次いでいるといいます。

日本学校保健会によると新型コロナによる全国の小中学校・高校などの学級閉鎖は11日時点で、363のクラス。1週間前と比べて50クラス以上増えました。

さらに懸念されるのが…

加藤勝信 厚生労働大臣

「コロナウイルスは常に変異をしているわけでありますのでその状況もしっかりおさえながら必要な対策をとっていきたい」

東京都は今月7日、新型コロナのオミクロン株の新たな変異ウイルス、BA.2.86、通称「ピロラ」が国内で初めて確認されたと発表しました。またしても登場した変異ウイルスに街の人からは…

30代「ちょっと心配にはなります。子ども小さいので。どういう症状が出るかわからないので」

20代「外出怖くなっちゃう」

30代「終わらないんだなみたいな。またかまたかって感じですね」

救急病院の院長「若い人でも症状が長引く傾向も」 検査で7割以上が新型コロナ陽性に

小笠原 亘キャスター:

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行されて、4か月あまりが経過したわけなんですが、ここ最近、患者数が急増しています。

東京都の新型コロナウイルスの1医療機関あたりの患者数です。

第8波のピークだった▼2022年12月19日~25日は19.78人でしたが、2023年8月28日~9月3日は17.01人と迫っている状況になっています。※東京都保健医療局

現場はこのようになってます。埼玉・三芳町の「ふじみの救急病院」にお話を伺うと、発熱外来は1日に約150人~200人も訪れているそうです。検査を行うと、7割以上が新型コロナ陽性と判定されているという状況です。

その世代や症状についてです。

●世代は、20代~50代とやはり幅広いです。

●症状は、39℃超の発熱、咽頭痛、せき、鼻水などということです。

ふじみの救急病院 鹿野晃 院長

「症状については、個人差がある印象。若い人でも症状が長引く傾向もある」

数字上も現場もかなり増えているという認識です。

ホラン千秋キャスター:

松田さんは、この新型コロナウイルスの現状について、何か感じることなどございますか。

元競泳日本代表 松田丈志さん:

僕が生活してる中で、増えてきてるという実感はしていなかったんです。なので数字を見て“こんなに今増えてたんだな”というふうに思ったところでしたね。

ホランキャスター:

医療機関はこのように様々な患者さんがいらっしゃるということですけれども、5類になってからわざわざ皆さん言わなくなったという面もあると思います。

2種類の変異株「エリス」「ピロラ」 症状や感染力は?

小笠原キャスター:

そんな中で全国的に流行ってきているというものがあります。

「EG.5(通称:エリス)」

オミクロン株の変異のXBB株から派生した「EG.5」、通称エリスと呼ばれているものです。

東京都のゲノム解析によると、▼7月31日~8月6日は20.1%だったものが、▼8月7日~8月13日は33.3%になり、8月14日~8月20日は36.0%だということです。※9月7日時点(東京都保健医療局)

今は9月第2週なので、おそらく5割近くまで増えているだろうというふうに見えると思います。

国立感染症研究所では、8月29日までに、59の国と地域の感染の報告を受けているということで、「今後その割合が上昇すると推定している」ということです。

さらに、もう一つ変異株があるんです。

「BA.2.86(通称:ピロラ)」

これもオミクロン株の新たな派生型なんですが、「BA.2.86」、通称:ピロラと呼ばれるものです。

世界15か国、104件検出されています。

イギリス36件、南アフリカ17件、デンマーク13件、フランス7件などです。※GISAID(9月12日時点)

東京都でも8月24日に、1例が確認されたということです。

「ピロラ」に関してはWHOも「監視下の変異株に指定」ということで、今後はどこまでどのように広がっていくのか、推移を見守っているという状況になっています。

では、症状や感染力などについてです。

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授に伺いました。

〈症状〉

「エリス」は、喉の痛み、けん怠感、熱(39℃超)、せき。これは従来のオミクロン株と一緒だということです。

「ピロラ」は、まだ報告がありません。

〈感染力〉

「エリス」は、従来のオミクロン株よりも強いということです。

「ピロラ」は、まだ報告がありません。

〈重症化〉

「エリス」は、入院患者・死者など高まった報告はまだないということです。

「ピロラ」は、まだ報告がありませんので、わからないという現状です。

この重症化に関してです。

厚生労働省は9月20日からワクチン接種を開始します。

●オミクロン株のXBB.1.5に対応しているものです。

●2023年度中は無償で受けられるというものです。

実際どうかというところを、国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授に伺うと、「重症化予防としては期待できる。ただ変異の箇所が多いことを考えると、感染予防効果は低い可能性も」ということです。

なかなか先が見えない、新しいものが出始めてきているということですね。

換気や手洗いなどのウイルス対策を引き続き

日比麻音子キャスター:

まさに「ウィズコロナ」ということで我々も様々な工夫をしてきました。変異株というのは、ウイルスは変異し続けるものですから、慌てずに引き続き備えるということですね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:

これからも共存していかなければならないということなので、これまでに学んだ換気や手洗いというのは引き続きやっていきたいと思いますね。

ホランキャスター:

コロナウイルスだけでなくて、今はインフルエンザも流行っているということなので、数多ある感染症を防いでいくために、私たちが今までずっとやってきた、うがい・手洗いや除菌・消毒など、そういったところの徹底ですね。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏