Twitter改め「X」、新ロゴが正式決定 公式アカウントも黒に染まる

Twitter改め「X」、新ロゴが正式決定 公式アカウントも黒に染まる

 Twitterの公式Twitterアカウント(@Twitter)のアカウント名とプロフィール画像が「X」に変わった。Twitterを運営する米Xのリンダ・ヤッカリーノCEOも「Xはここにいる!」とロゴ画像をツイート。他にも、会社の壁面にXのロゴを投影した様子などを投稿し、アピールしている。

 イーロン・マスク氏も自身のプロフィール画像をXロゴに変更済み。また、ヤッカリーノCEOやマスク氏のTwitterアカウント名には、新たにXのロゴマークが入っていることも確認している。

 マスク氏は7月23日(現地時間)、「プラットフォームカラーを(現在の青から)黒に変える」と予告し、ユーザーから新たなロゴマークを募っていた。その後、24日には米国のユーザーが投稿したロゴを微調整し、正式採用すると明かしていた。

ツイッターのロゴ 青い鳥から「X」に変更へ 経営環境厳しく戦略変更

アメリカの実業家のイーロン・マスク氏は去年、買収したツイッターのロゴを青い鳥から「X」に変更する考えを表明しました。経営環境の厳しさが背景にあります。

 マスク氏は22日、「まもなくツイッターブランドとすべての鳥に別れを告げるだろう」と投稿しました。

 2012年から使われてきたツイッターのシンボル、青い鳥のロゴを「X」に変更します。

 ツイッターの運営会社「X社」のイメージに合わせる狙いがあるとみられ、色も青から黒に変更する案を示しました。

 この発表を受けて「ツイッター消滅」「XJAPAN」などの関連ワードが日本でもトレンド入りし、ロゴ変更を惜しむコメントも出ています。

 ツイッターは厳しい経営環境に直面しています。

 今月、サービスが始まったアメリカのメタ社の短文投稿サービス「Threads」は登録者が5日間で1億人を超え、競争は激しさを増しています。

 マスク氏は今月、「ツイッターの広告収入が最大50%減少しているうえ、多額の負債を抱えているため、キャッシュフローは依然としてマイナスだ」と投稿しました。

 マスク氏はツイッターを去年10月に440億ドル、約6兆4000億円余りで買収した後、従業員を大幅に削減するなど合理化も進めていますが、財務状況は思うように改善していません。

 さらに、ツイッター上の有害コンテンツを巡る広告主などの懸念も取り沙汰されています。

 マスク氏は「コンセプト全体を見直すべきだ」という考えを明らかにしています。

 X社は動画配信や決済機能なども持つアプリを目指す構想も示していて、思い切った戦略の転換を図ろうとしています。

MetaそしてMicrosoftが既に米国でXを商標登録済

昨日の記事「イーロンマスクは X を商標登録できるのか?」では、イーロンマスク氏がツイッターの新ブランドとしてXという、単純かつありがちな名前を選択してしてしまったために、各国での商標登録出願に苦労するのではないと書きました。

さっそく、Business Insiderには、”Meta already appears to hold the rights to 'X.' It could make Twitter's rebrand complicated.”(Metaが既に'X'の権利を保有、ツイッターブランド変更に影響を及ぼすか)といった記事が載っています。問題の米国商標登録は5777374号です。2018年9月18日(まだFacebookだった時代)に登録されています。指定商品・役務はコンピューターソフトウェア、インターネット、エンタテインメント等々関連です。願書には2017年5月28日に最初に商用使用されたと書いてあります(原則的に米国の商標登録では商標を実際に使用していることが求められます)が、現時点で画像サーチしても見つかりません。いずれにせよ、商品・役務はかぶっているものの、元ツイッターのXのロゴとは外観が大きく異なるので、商標登録可能性においても商標権侵害においても影響はないでしょう。

さて、マイクロソフトも、Xの1文字を商標登録しています(明らかにXbox関係でしょう)。登録番号は5163578号、登録は2003年3月4日です。書類上は標準文字ではないのですが限りなく標準文字に近いです。つい先日に更新されましたので、マイクロソフトの権利維持の意思は強そうです。指定商品は、ゲームに関するチャットサービスやオンラインゲームの提供などゲームに限定したものになっていますので、旧ツイッターとは直接的にかぶることはありません。なお、指定商品・役務の類似については、類似群というコードによって原則機械的に判断される日本とは異なり、米国では消費者が混乱するかどうかを基準に個別判断されますので、このケースでは混乱のおそれなし(ゆえに元ツイッターのXの登録の拒絶理由にはならない)とされる可能性が高いと思います。

ということで、現在のツイッターの利用範囲内で考えればおそらく問題はないと思われるのですが、今後、マスク氏はXをスーパーアプリとして、金融サービスを含む様々な用途向けに拡張していく意向であるそうです。そうなってくると、商標登録において今後も問題が起きる可能性はかなり高いです。Xという単純かつありがちな商標を選んでしまったことの当然の帰結です。ただ、マスク氏の場合、「商標登録なんかしなくていい、必要があれば金で買い取る」「やっぱツイッターに戻しますわ」等々、どんなシナリオになっても驚きませんが。

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