生成AIは「教育上の課題」、G20教育相成果文書案に明記…各国に対応促す
インドで22日に開かれる主要20か国・地域(G20)教育相会合で公表される成果文書の骨子案が明らかになった。インターネット上のデータを使って文章などを作る「生成AI(人工知能)」について、「教育システムを向上させると同時に課題でもある」と明記し、各国で対応する必要性を指摘している。
日本政府関係者が明らかにした。生成AIを巡っては、論文や読書感想文などが瞬時に作成されるため、思考力や表現力を育む学習への悪影響が懸念されている。日本が議長国として5月に主催した先進7か国(G7)教育相会合でも、こうした「負」の側面に対応していくべきだとの考えで一致しており、G20各国の間でも同様の認識が共有される見通しだ。
骨子案では、生成AIに関して、正負の影響を念頭に、「生成AIを含むAIの進化に関する体系的評価を奨励」するという考えを打ち出した。教育現場で対面とデジタルの両方を組み合わせることや、児童・生徒らがデジタルを活用するための能力を向上させる機会を確保する方針も示した。
このほか、教員が授業などの本来業務に専念できる環境作りや、ジェンダーに配慮した質の高い教育を促進することも盛り込まれた。
