5月なのに…都心31℃真夏日 車内も高温で“クレヨン溶ける” 熱中症疑いで136人搬送

5月なのに…都心31℃真夏日 車内も高温で“クレヨン溶ける” 熱中症疑いで136人搬送

17日、岐阜県揖斐川で今年初の猛暑日、都心で真夏日を観測しました。熱中症疑いの搬送も相次ぎ、5月の危険な暑さに注意が必要です。

■サーモカメラ…街中が“真っ赤”

 名古屋市 女性:「夏だね。日陰探しちゃうね、すぐにね」

 大分・日田市 女性:「(Q.汗かきましたか?)汗かきましたぐらいじゃない。蒸れちゃう」

 5月とは思えない異例の暑さに見舞われた、17日の日本列島。東京都心も今年初の真夏日に…。5月中旬までの真夏日は19年ぶりのことです。

 男性:「異常なぐらい暑いですね。やってらんないです。これじゃなきゃ」

 女性:「すごく暑いです。気持ちは8月ぐらい暑いです」

 街の様子をサーモグラフィーカメラで見てみました。

 日に当たっている顔の部分は、かなり赤と白になっています。日差しを浴びやすい頭や顔は白くなっていて、高温になっているのが分かります。

 道の横にある手すりは、黒に近いほど赤くなっています。

 東京・有楽町の建物は直射日光が当たる外壁は高温状態で真っ赤になっていましたが、日陰の部分は温度が高くないことを示す緑色に。同じ建物でもかなり温度差があります。

 街では、冷たいドリンクを飲んだりアイスクリームを食べたりして、暑さ対策をする多くの人の姿が見られました。

■車内も高温 “クレヨン”溶ける

 停車している車の中はエアコンが効いているからでしょうか。窓ガラスの色が青くなっていて、かなり涼しいように見えます。

 では、エンジンを切って日向に置いていた場合、車内の温度はどれくらいまで上がるのでしょうか?

 午後2時の車内の気温は34℃となっています。ここからどのくらい気温が上昇するのか、道具を使って検証します。

 用意したのは、水とおよそ50℃以上から溶け始めるクレヨン、そして60℃ほどで溶けだすロウソクの3種類。これらを車内に放置し、その変化を見てみます。

 検証開始からおよそ30分後、車内の温度はぐんぐん上がり、まもなく50℃に達しようとした矢先に、異変が…。暑さのせいなのか突然、温度計が壊れてしまいました。

 その後も検証を続け、開始から1時間半が経過。車内に放置した道具に、変化は起きているのでしょうか?

 では、まず水からいきます。温度計見てみると40.7℃となっていま。14.4℃だった水は、40℃以上になりました。

 クレヨンは、すごくやわらかく、もう曲がってます。元々はまっすぐだったのにすごい曲がってしまってフニャフニャな状態です。

 最後にろうそくは、完全に熱で溶け始めて隣のろうそくとくっ付いてます。

 5月中旬の車内でも、かなりの高温になっていることが分かりました。

■熱中症の疑い…136人搬送

 17日、岐阜県の揖斐川では、全国で今年初めて35℃を超える猛暑日になりました。

 関東で一番の気温となったのは、群馬県神流町で34.8℃。5月の観測史上1位となりました。

 全国で30℃以上の真夏日は299地点、25℃以上の夏日は712地点に及んでいます。

 17日は熱中症も相次ぎました。

 都内では8人、埼玉では17人が病院に搬送されています。全国でも、少なくとも136人が熱中症の疑いで搬送されました。

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