海賊版映画へ誘導する「リーチサイト」運営、59歳男を逮捕…500万回以上のアクセス

海賊版映画へ誘導する「リーチサイト」運営、59歳男を逮捕…500万回以上のアクセス

 人気映画の海賊版を見られるように利用者を誘導する「リーチサイト」を運営したなどとして、京都府警は8日、京都市山科区の無職男(59)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で逮捕した。男はサイトの広告収入で1000万円以上を得ていたという。

 発表では、男は2021年12月~22年10月、「劇場版 呪術廻戦 0」などの映画の海賊版4本をネット上にアップロードし、自身が運営するリーチサイトにリンクを掲載して映画会社などの著作権を侵害した疑い。

 リーチサイトには500万回以上のアクセスがあった。閲覧回数に応じて広告主から報酬を得られる「アフィリエイト広告」の手法で収入を得ていたという。

 海賊版に関する情報を収集する「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」によると、22年の日本コンテンツの海賊版被害額は2兆円前後で、19年比で約5倍に増えている。

 利用者の規範意識が低いことが背景にあり、CODAなどは近く、全国の中高生を対象に著作権への理解を深めるための「デジタルエチケット」と題した授業を展開する方針だ。

 ネット犯罪に詳しい神戸大の森井昌克教授は「リーチサイトは、文化に対するテロに等しい。著作権者に収益が回らなくなると文化は衰退し、いずれ利用者に不利益として跳ね返ってくる」と指摘する。

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