「世界で最も売れたスポーツカー」ってどんなクルマ? 初代登場から59年という歴史あるアメリカンスポーツとは?

「世界で最も売れたスポーツカー」ってどんなクルマ? 初代登場から59年という歴史あるアメリカンスポーツとは?

現行型は7世代目を数える歴史あるモデル

 米フォードは2023年4月17日、「Mustang(マスタング)」が、過去10年の合計で世界でもっとも売れたスポーツカーになったと発表しました。

 マスタングは1964年に初代が登場した、歴史あるアメリカン・スポーツカーです。

 現行モデルは2022年9月に登場した7代目で、2.3リッター直列4気筒ターボ「EcoBoost」と、マスタング史上もっともパワフルな5.0リッターV型8気筒「コヨーテ」と、2つの新しいエンジンが搭載されます。コヨーテエンジン搭載モデルは「マスタングGT」という名前になります。

 トランスミッションは標準の6速MTのほか、10速ATも選択できます。マスタングGTの6速MTモデルには、変速の際に自動的にエンジン回転数を合わせるレブマッチングを搭載。これにより変速時にもピークトルクが維持され、精度や洗練性がさらに向上しています。

 フォードの内部データによると、マスタングの販売が一番多い市場は米国市場で、世界の売上高の78%を占めているといいます。また2022年にマスタングの販売が伸びた市場は、ドイツが17.0%増、英国が14.4%増、スイスが14.9%増、中東が7.4%増でした。

 初代マスタングは、1964年4月に開催されたニューヨーク万国博覧会で世界初公開された2ドアクーペ、およびオープンモデルで、登場以来すでに59年という長い歴史を持っています。

 低価格でコンパクト、そして「フルチョイスシステム」と呼ばれる多数のオプションを設定し、自分好みの1台に仕上げられる販売手法も相まって、初代マスタングは大ヒットとなりました。

 以来、1974年に登場した2代目、1979年登場の3代目、1994年に登場した4代目、2005年登場の5代目、2015年登場の6代目、そして2022年に登場の現行型7代目と進化を続けてきました。 

 日本でもフォード・ジャパンが輸入販売、2016年9月にフォード・ジャパンが撤退するまでは、多くのマスタングが日本で販売されました。

 ちなみにマスタングのファミリーとして、2019年にはSUVタイプの電気自動車(EV)「マスタング マッハE」も登場しています。マスタング マッハEは現在39カ国で販売されており、すでに全世界で15万台を販売しているヒットモデルとなっています。

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