大浴場のお湯換え年2回だけ大丸別荘「レジオネラ菌は大した菌ではないと認識」老舗旅館社長が会見 山田真・前社長が遺書残して死亡

大浴場のお湯換え年2回だけ 「レジオネラ菌は大した菌ではないと認識」 老舗旅館社長が会見 福岡

福岡県筑紫野市の老舗旅館で、大浴場のお湯を年に2回しか換えていなかった問題で、28日、旅館の社長が謝罪会見を行いました。

今回は、筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」の大浴場(温泉を掛け流し、一部を循環ろ過)をめぐる問題です。

福岡県県の条例では、連日使用する循環浴槽は週1回以上すべての湯を入れ替えるとともに、残留塩素濃度を一定以上に保つよう定めています。

県によりますと、大丸別荘では去年8月、保健所の検査で大浴場から基準値の2倍のレジオネラ属菌が検出されましたが、旅館側は条例通り湯を交換していたなどと説明。

その後、去年11月の再検査で基準値の最大3700倍の菌が検出され、保健所が保健所が詳しく調べたところ、年に2回しか湯を入れ替えていなかったなど衛生管理が不十分で虚偽報告していたことを認めたということです。

28日午前10時から行われた会見で、大丸別荘の山田真社長(70)は、「事実関係は報道の通りです。大きな過ちだった。福岡県民の皆様、全国の利用客の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

大浴場のお湯の入れ換えを年に2回しか行わなかった理由や経緯については、「レジオネラ菌はどこにでもある、大した菌ではない、という認識だった」「温泉はかけ流しだから大丈夫だと思った」「コロナの影響で宿泊客も激減し、私が従業員に『客も少ないし、換水(お湯換え)しなくても良い』と指示をした」「法律の認識が甘く、安易な考えだった」と説明しました。

また。過去に他県の温泉宿泊施設で利用者がレジオネラ菌に感染し死亡した事故を受けて、報道陣から「どう考えていたか?」という質問に対しては「自分のところは大丈夫と思った」と語りました。

老舗旅館「大丸別荘」 大浴場のお湯換え年2回だけ 衛生管理を県に虚偽報告 福岡・筑紫野市

福岡県筑紫野市の高級旅館が大浴場の湯の入れ替えを年2回しか行わず、衛生管理について県に虚偽報告していたことがわかりました。

問題が発覚したのは「二日市温泉 大丸別荘」です。

大丸別荘では、大浴場は温泉を掛け流し一部を循環ろ過させています。

県の条例では、連日使用する循環浴槽は週1回以上すべての湯を入れ替えるとともに残留塩素濃度を一定以上に保つよう定めています。

県によりますと、大丸別荘では去年8月、保健所の検査で大浴場から基準値の2倍のレジオネラ属菌が検出されましたが、旅館側は条例通り湯を交換していたなどと説明。

その後、去年11月の再検査で基準値の最大3700倍の菌が検出され、保健所が保健所が詳しく調べたところ、年に2回しか湯を入れ替えていなかったなど衛生管理が不十分で虚偽報告していたことを認めたということです。

大丸別荘の担当者はTNCの取材に対し「何も話せない」としています。

「あきれた」同業者から怒りの声相次ぐ“お湯換え年2回”社長の釈明会見に波紋

「塩素が嫌い」「レジオネラ菌は大した菌ではない」社長から飛び出した客軽視の発言に怒りの声が上がっています。年に2回しかお湯を換えていなかった福岡県の老舗旅館の社長が28日、会見を開き「自分の指示だった」などと経緯を説明しました。一方、同業者は「トラウマになった人もいる」とほかの施設への懸念しています。老舗旅館の社長は会見で退任の意向を示したものの、問題は収束しそうにありません。

「塩素の臭いが嫌い」釈明会見で“本音”

1865年創業で昭和天皇が宿泊したこともある福岡県筑紫野市の「二日市温泉・大丸別荘」。福岡県の条例で週に1回以上すべてを取り替える必要があった大浴場の湯を年に2回の休館日にしか交換せず、消毒用の塩素の注入も怠っていました。去年11月に保健所が実施した抜き打ち検査では最大で基準値の3700倍のレジオネラ菌が検出されています。

山田社長「レジオネラ菌が大した菌ではないという認識が1つと1日だいたい100トンばかりのお湯を浴槽に入れておりますので水質はかなりいいだろうと。塩素を注入しなかったのは塩素の臭いが自分の体質に合わず嫌いだったという身勝手な理由でございました。」

また、去年8月の問題発覚当時、保健所の聞き取りに対し「湯の交換などは適正だった」などと虚偽の回答をしたことについて「検査に合格したかった」と述べました。サンプルをとるときだけ塩素を入れる“偽装工作”をしていたこともわかりました。

ろ過装置のない施設は「毎日お湯換え」

問われる「湯の安全」。ほかの施設ではどのような管理を行っているのでしょうか。

「ぬいていきまーす!」

「博多湯」は毎日、大浴場のお湯を抜き、翌朝清掃・消毒作業を行っているといいます。

「たわしを使って、隅々まで洗っています」

お湯を再利用しない源泉掛け流しの「博多湯」は利用者が多いと浴槽に汚れがたまりやすいため、条例で毎日お湯を換える必要があると規定されています。一方、問題の「大丸別荘」は、ろ過装置がついた循環ろ過式で、お湯を換えるのは週に1回以上と規定されています。

博多湯・江藤大和さん「多くの温泉施設はしっかり衛生管理に努めて運営していますので、ご安心して来ていただけばと思います」

同業者から怒りの声相次ぐ

老舗旅館「大丸別荘」の不正と虚偽報告は、温泉業界そのものの信頼を揺るがしかねません。佐賀県・武雄温泉旅館組合の山下裕輔さんは、「大丸別荘」のずさんな温泉管理に「同じ旅館業としてあきれた」と憤りを示しています。

山下さん「あきれました。言葉がでません。何をなさってるのかなということですよ。おもてなしのサービス業なんですよ。その前に安心安全がこんなに覆されてしまった」

業界への影響についてもこう指摘します。

山下さん「よくはならないでしょうね。どうかしたら温泉に入りたくない、この件でトラウマになってしまったと言われる方もいらっしゃると思いますよ。温泉ってのは日本の文化であり、みなさんの癒やしのためにこの文化だけは残さないといけない。我々は業界として本当にこの信頼をみんなで取り戻さなければいといけないと思っています」

二日市温泉だけでなく温泉業界全体への悪影響も懸念される老舗旅館での不正。大丸別荘の山田真社長は、発覚した不正と保健所への虚偽の回答について自身の指示だったことも明らかにした上で問題の収束後に退任する意向を示しています。

「大した菌でない」仰天発言の社長が会見で語ったこと~年2回お湯換えの高級旅館

福岡県筑紫野市の老舗旅館が大浴場の湯の取り替えを年に2回しか行っていなかった問題です。社長が28日会見を開き「レジオネラ菌が大した菌ではないという認識だった」と釈明しました。

会見は謝罪文の読み上げから始まった

ポイント

・塩素の匂いが自分の体質に合わず嫌いだった

・コロナで客が減り管理が一層ルーズに

・保健所の抜き打ち調査で健康を顧みない『悪行』が判明した

(以下、会見より)

令和5年2月24日の朝日新聞において、事実経緯は新聞報道のとおりです。私は公衆浴場法において県が定める条例において、連日使用型の循環型浴槽は全ての湯を取り換えるのを1週間に1回以上行うように指導されていたにもかかわらず2019年12月ごろよりこれを行わず、かつ、浴場内の温水の残留塩素濃度1リットルあたり0.4ミリグラム以上にする必要があったのを怠ってまいりました。

このような事態に至ったのは代表者としての私自身の法律に対する認識かつ、レジオネラ菌はどこにでもある一般細菌というような安易な考えで、また大浴場は温泉かけ流しなのでお湯が入れ替わっているから大丈夫と考えていました。その所に大きな過ちがありました。また塩素を注入しなかったのは塩素の匂いが自分の体質に合わず嫌いだったという身勝手な理由でした。

この様な状況は条例ができた昭和63年ごろからしばらく行っていませんでしたが、今の大浴場が完成した平成四年以降は2019年までは正確に確認できませんが実施していたと思います。しかし2019年12月以降は温泉かけ流しであるという現状を踏まえ、ついつい管理が不十分になり、今日に至った次第です。

その後コロナ禍中にあって宿泊客も激減したことから、一層ルーズになってきた中で、今後、福岡県保健所からの令和4年8月の調査によりレジオネラ菌が基準値の2倍検出されましたが、その際、当方は虚偽の書類を提出し冠水や塩素の注入が適正であったと説明してきました。

しかしこれらは、新聞報道にもありますように虚偽の資料による不適切な対応でありました。その後福岡県保健所による抜き打ち検査による基準値の3700倍のレジオネラ菌が検出されました。今回の福岡県の調査によって、当社の不正行為が明らかとなり、福岡県保健所の関係者の皆様、そして福岡県民の皆様ひいては大丸別荘をご利用してくださった多数の皆様を裏切るような行為をしたことは本当に申し訳ありませんでした。

深く深くお詫び申し上げます。私は今回の福岡県保健所の抜き打ち検査によって、当社の杜撰な対応が明らかとなり、これらの行為がいかに県民の皆様や当社の温泉を利用してくださった皆様の健康を全く顧みない悪行であったということをつくづく知らされ、かつ反省させられました。

幸いに生命の危険にさらされた方がいらっしゃらなかったことは不幸中の幸いでした。当社は、開業の年1865年から数え160年にならんとしてる中で、こんな恥ずべき行為をしたことをご先祖様に申し訳なく思い、当社を支えてくれた従業員の皆様に対しても申し訳なく思う次第です。

今後許されるなら法律を遵守し、浴槽を整備し、換水を適正に実施し、塩素濃度を適正に守っていく所存であること、心から誓約いたします。そして関係者の皆様に深く謝罪申し上げる次第です。

質疑応答で法律や条令を軽視してきた姿勢が浮き彫りに

ポイント

・レジオネラ菌が大した菌ではないという認識

・塩素の臭いを社長が個人的に嫌いだった

・検査偽装は社長が従業員に指示した

・警告する従業員もいたが、社長が無視した

・塩素を入れるのは『簡単なこと』

(以下、会見より)

Q福岡県の条例で大浴場は週に1回の換水、なぜ違反?

レジオネラ菌があまりたいした菌ではないという認識がひとつ、1日100トンほどのお湯を槽にいれているので、ろ過循環装置もあったので水質はかなりいいだろうという気持ちで換水を怠ったということです

Q条例違反について、2019年11月からということでしたがそれまでは守っていた?

やっていたかどうかという事は正確には確認できません。だいたいやっていたと認識していますけど。

Q12月以降は守っていなかった?

それ以降については私が指示して、お客さんも少ないので「もうしないでいい」といったのは間違いありません

Q従業員に対してどういう風に指示された?

「換水はしなくていいよ」と、もうあまり入る人も少ないからですね

Q塩素についてどのように指示されました?

塩素についても、入れなくていいよじゃないけど「入れても少しにしとけ」みたいなことも言いました

Q県が去年8月に検査したところレジオネラ菌が基準の2倍検出された時に虚偽の説明をした理由は?

それはやはり検査に合格したいということで

Qその時に悪いという感じは?

そうですね、レジオネラ菌は一般細菌でどこにでもいるという軽い気持ちがあったから、それまでもレジオネラ菌で特別、お客様からの声ってなかったもので、かなり安易に考えておりました

Q温泉の仕組みとして大浴場はどのように循環していた?

基本は、1分間に70リットルの新しい源泉が入っています。あとは浴槽をろ過循環します。冬は温度がさがるので間にあるボイラーを稼働します。冬でなければろ過循環させるだけです。

Q塩素の匂いが嫌だったからと言っていましたが、客の健康、安全についてはどう考えていた?

お湯がそれだけ入っているということと、レジオネラ菌がたいした菌じゃないという先入観があったので、ことさらにというか、別にお客さんの健康に害するかもしれないという認識がなかったです

Q2019年12月より前は大体やっていたと言っていたが、ニュアンスがわからなくて具体的に教えてください

私も確認ができなくて、やっているはずですけども確認をする術がないのもので

Qという事は、2019年12月より前に、そもそも条例を遵守するという基本的なことが徹底されていなかった可能性もある?

その可能性はあると思います

Q2019年12月より前も条例違反の状態があった可能性もある?

はい、そういう事になります

Qそれはどれくらい前から条例違反の可能性?

ちょっとわかりません

Q数十年にわたってもそういう可能性ある?

平成4年に今の風呂を作ったが、その時点で塩素を注入する機械もいれていたので、やっていたのはやっていたんですけれども

Q衛生管理の責任者はいつから社長?

係が何人か変わって辞めていったんですが、その12年というのはそういう係がいなくなったことで私が直接言うようになったんです

Q2019年12月は国内でコロナの影響はまだない。なぜその時期に違反状態に入った?

やはり、レジオネラ菌に対する考えがたいしたことないという考えと、補給水が入っているのでそうたびたびする必要ないだろうということですね

Qレジオネラ症は最悪の場合死に至るケースがあり、実際に去年3月には死亡者が出ている。そういった極めて深刻な健康被害がでる可能性があると想定されていましたか?

想定していませんでした。そこまで怖い菌という認識があまり、その辺の池でも水たまりでもその辺にいくらでもいると私の知識ではなっていたので、そんなに怖いものという認識はですね。

Q条例は利用客の命の安全を守る条例だが、その条例の意義を無視していたということですね?

結局そうなります、結果としてですね。ただ命がどうでもいいという考えではなかったが、結果としてそうなってしまったということで。法律とかあるいはランニングコストで削ったわけではなく、また、命がどうでもいいという事ではなく、レジオネラ症は大したことないだろうと、仮に亡くなることがあっても、今のコロナのようにもともと基礎疾患があるとか、きっかけというか…ま、そんな捉え方をしていました

Q2019年12月社長が換水と塩素注入をやらなくていいと指示した時のスタッフの反応は?

やはり入れたほうがいいという人もいたし、必ずしもみな私の指示どおりがいいと思っていたとは思いません。私の独断専行が一番原因になっています。

Q条例を遵守する意識が長期にわたって極めて低かったことは認める?

条例通り最初はやったのは間違いないんですけれども、そのご継続がどこまであったかは、返答できない。どちらにしても軽く見ていたのはみていたのでしょうね

Q「仮に死亡者が出たら基礎疾患があったから」というのは、利用者の健康はどうでもいいと考えていたのでは?

そう言われればそういう事になりますよね。でも、どうでもいいという気持ちじゃなくてよその事例でそう聞いた時にそういう印象をもったという事で。自分のところは大丈夫だろうと、間違った確信でしたけど。

Q従業員からまずいんじゃなかろうかとかそういった声は?

多少そういうことを言う人もいましたが、私が無視しました

Qなぜ無視?

そういったことをしなくてもうちは大丈夫だという間違った確信があった

Qご自身の責任の取り方は?

まずはご不快な思いをされたお客様に手当をしたいという事と、店自体がどうなるかわかりませんが、ある程度落ち着いたら、もちろん退任することになると思います。いま放り出すわけにはいきませんので

Q手当とは?

Aご不快な方には誠心誠意お詫びするという事です

Q手当とは補償?

A補償ということではなく、お詫びするということです

Q謝るだけ?

Aそうです。具体的にはまだ検討中

Q落ち着いたら退任といったが、どのくらいに?

私がこれを無責任に放り出すという形じゃない時点になります

Q風評など業界に与える影響についてはどう考える?

風評被害を出したことは申し訳なく思っているが、これは今後時機をみてお詫びするしかないと思っている

Qどうやって再発しないようにする?

幹部がきちっと塩素測定などをするようにしている。そんなに難しい作業ではない。こまめにはかるだけ。うちもその手間を惜しんだわけではないが、何も入っていないのが温泉という昔の頭があったので、今のろ過循環とかに頭がついていかなかった。

Qどれぐらいの頻度で塩素検査?

日に2回測ると言うことです。レジオネラだけについて言えば、塩素を規定通りに入れればすぐにゼロになる状態ですから、そんなに難しい作業じゃないんですけど。なんであんな数字がでたのかいまだにわからないんですけど。何でもそうですけど、後悔先に立たず。やればよかったというだけ。

Q年間どのくらいの利用客?

だいたい2万5000人ぐらいの来館があったと思う

Q報道されてから公になって、行政指導以降もみなさん入っていたんですよね?なぜ公表しなかった?

保健所の指導を受けて改善すれば使っていいですよというのが大体流れなもんで、保健所が公にしなさいとかそういうことでないんで。その時いろいろ被害が出ていれば、もちろん全然違うんですけども。レジオネラ菌に対する認識も低かったもんで、特別な何か健康被害が出たとかはないし。公表しなさいっていう指導、指導がなかったからしなかったというのもまたあれですけど。

Q公表しなさいというルールがなかったから?

それはする必要もないと正直と思ってまして、何か特別公表して不安を煽る必要はないと。非常に具合が悪くなった人が出たっていうと、ちょっと連絡くださいという形になったかもしれませんですけど。

Q期間中に入っていた人に健康の被害がないとはいえ、お伝えしなければという思いは?

塩素を入れさえすれば簡単に解決する問題なんです。これはそんなに難しいことではないんです全然。結果はこんなに大きくなりましたけど。もう最初の出発点はほんの些細なことで、入れるというだけの話。

Q入浴施設の衛生管理は温泉旅館の根幹に関わることですね?

天然の恵みの温泉の管理を任されているんですから、かなりの責任を持ってせないかんのはなおざりにしてしまいましたね。資源の管理者としての自覚をしっかり持って安全性も担保して。温泉があまりにも小さい頃が身近にあるもんですから、なんとなく安易に考えてましたけども、今回のことで自分の置かれた立場という重要性を認識しました

Q事実上、利用客の命と安全を考えていなかった?

条例が本当にそれほど必要な条例なのかっていうのを自分勝手に解釈して運用しとったってことですよね。自分で勝手にその辺を。法律はたくさんありますからですね、ちょっと勝手に解釈してた部分がある。

Q法令順守の意識はあまりにも低いのでは?

そうですね、もうその通りです

Q県の調査に虚偽の報告をしていますが、どのような指示を?

合格するように書けとかねそういう指示をしました。

Q法令違反の認識は?

ええ、もちろんありました。

Q検査サンプルをとったのは社長?

お風呂場自体に塩素を入れまして、それなりの濃度にしてとるということ。規定通りにするということ。

Q今までの水質検査も大丸さんはずっとそうしてきた?

結局、そういうことになります。合格しないとあれだから。

Qサンプルをとるときだけ塩素を入れる?

結局そういうこと。

Q水質検査の結果報告も偽造したもの、改ざんしたもの?

その日の浴槽は大丈夫ですが、偽装と言えば偽装

湯交換年2回発覚の大丸別荘社長「たいした菌じゃないと」

福岡県筑紫野市の老舗旅館『大丸別荘』が、浴場のお湯を年2回しか入れ替えず、基準値の3700倍の菌が検出された問題です。28日に旅館の社長が会見し、「法律に対する認識が甘かった」などと謝罪しました。

■遠野キャスター

「いまから大丸別荘の会見が行われます。社長はどんな説明をするのでしょうか?」

神妙な表情で会場に現れたのは、大丸別荘の山田真社長です。

■大丸別荘・山田真社長

「わたくしの浅はかな考えで、このたび大変にみなさまにご迷惑をかけ反省し、おわび申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。」

カメラの前で深々と頭を下げました。

150年以上の歴史がある福岡県筑紫野市の老舗旅館『大丸別荘』は、去年11月の福岡県の検査で基準値の3700倍のレジオネラ属菌が検出されました。

福岡県の条例では、循環の浴槽は週に1回以上のお湯の入れ替えを義務づけていますが、大丸別荘は定休日の年に2回しか入れ替えていませんでした。さらに、消毒のための塩素の注入も怠っていたのです。

■遠野キャスター

「客の健康安全性についてはどのように考える?」

■大丸別荘・山田真社長

「レジオネラはたいした菌じゃないというような先入観がありましたので、ことさらに入れることはないだろうと。お客様の健康を害するかもしれないという認識がなかった。塩素を注入しなかったのは、自分の体質に合わずに嫌いだったという身勝手な気持ちだった。」「(Q.経費削減では)それはない。手間暇を惜しんだのはその通りだが、お金でどうこうではない。」

最悪の場合、死に至ることもあるレジオネラ属菌ですが、山田社長はその危険性について、全く認識していなかったと話しました。その認識の甘さを表すように、山田社長も温泉に入っていたと話します。

■山田社長

「(Q.社長も入る?)1日2、3回入る。お湯自体は換わっているので、ろ過もしているし、入って汚いという印象はなかったです。」

お湯の交換について不正を指示した人物については、次のように述べました。

■山田社長

「私が指示をして、お客様が少ないので、もう(湯の交換は)しなくていいみたいなことは直接言ったのは間違いない。」

中には、疑問をもった従業員もいたといいます。

■山田社長

「入れた方がいいという人もいたし、必ずしもみんな私の指示通りがいいと思いません、とにかく私の独断専行が原因になっております。」

当初、福岡県に対して「湯の交換や塩素の濃度は適切だった」などと虚偽の説明をしていた理由については、次のように話しました。

■山田社長

「検査に合格したいということで。」

福岡県によりますと、施設側の記録がある少なくとも2019年以降、条例に違反した状態が続いていたということですが、それ以前については次のように述べました。

■山田社長

「きちっとやっていたかについては正確には確認できません。大体やっていたというふうに認識していますけど。」

今回の問題の責任について、次のように述べました。

■山田社長

「まずはご不快な思いをされたお客様とかに、それなりの手当てをしたいということと、ある程度落ち着きましたら退任するということになると思います。」

■80代

「間違っていると思う。年に2回しか換えていなかったというのはびっくり。」

■50代

「行きたいと思っていた。温泉も歴史があった。これで行く気がなくなりましたね。」

■宿泊する韓国人

「知った時は不安もあった。もうしかたがないのもあったし、いまは指導もあってきれいだと思う。」

会見で明らかになった老舗旅館のあきれた認識について、福岡県では条例に基づく罰則の適用も検討しています。

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大浴場の湯入れ替え「盆と正月のみでいい」、大丸別荘社長が自ら指示…「塩素臭嫌いだった」

 福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えていなかった問題で、旅館の山田真社長(70)が28日、福岡市博多区の福岡商工会議所で記者会見し、社長自らが従業員に対し、湯の入れ替えをしないよう指示していたことを明らかにした。「利用者の皆さまを裏切るような行為で大変申し訳ない」と謝罪した。

 山田社長によると、指示をしていたのは2019年12月頃。利用客が少ないことを理由に「盆と正月の湯の入れ替えのみでいい」と話したという。

 福岡県の調査では、基準値の最大約3700倍のレジオネラ属菌が検出された。山田社長は「レジオネラ菌を甘く見ており、大した菌ではないという認識があった。どこにでもいるという軽い気持ちだった」と説明。そのうえで、「1分間に70リットルの湯を浴槽に入れており、水質はいいだろうと思っていた」と釈明した。

 消毒用塩素の投入を怠ったことについては「塩素のにおいが自分の体質に合わず嫌いだった」と述べ、塩素の必要性を感じていなかったという。「入れたければちょこっと入れればいい」と従業員に指示していた。ただ、県に報告するための自主検査の時には、投入していたという。

 その後、新型コロナウイルスの感染が拡大し、客が減少したことで、「(対応は)一層ルーズになった。法令順守の思いがあまりに低かった」と述べた。従業員の中には、適切に対応するよう求めた人もいたが、「そんなことをしなくても、うちは大丈夫だという間違った確信があった。自身も毎日風呂に入っていたが、何も感じなかった」とも語った。

 山田社長は、事態が収束した際に、退任するとの考えを示した。

 同旅館は、公衆浴場法に基づく県条例に違反して、週1回以上行う必要がある大浴場の湯を年に2回しか入れ替えていなかった。県の調査にも虚偽の説明をしていた。少なくとも19年以降、違反状態だったとみられ、県は昨年、行政指導を行った。同旅館は、衛生管理を改善し、現在は営業を再開している。

 旅館は江戸時代の1865年(慶応元年)創業。二日市温泉の中でも老舗旅館として知られ、昭和天皇が宿泊されたこともある。コロナ禍前の旅館利用者は、年間約2万5000人。

湯の入れ替え年2回「大丸別荘」、山田真・前社長が遺書残して死亡

 福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えず、県の調査に虚偽の説明をしていた問題で、福岡県警は12日、同旅館の山田真・前社長(70)が死亡したと明らかにした。

 県警によると、同日午前6時55分頃、同県筑紫野市内の山道で山田前社長が見つかり、死亡が確認された。近くには山田前社長が使っていた車が止まっており、車内から遺書のような紙が見つかった。県警は自殺したとみている。紙には手書きで「申し訳ない 全ては自らの不徳のいたすところ あとはたのむ」と記されていた。

 山田前社長は今月2日付で社長を辞任。県は8日、同旅館と山田前社長を公衆浴場法違反容疑で県警に刑事告発した。県警は10日、同法違反(虚偽の報告)容疑で同旅館と前社長宅を捜索した。

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