スマホ誤作動で勝手に119番 静岡県内消防、注意呼びかけ「確認の連絡応じて」

スマホ誤作動で勝手に119番 静岡県内消防、注意呼びかけ「確認の連絡応じて」

 エッ、私が119番を!?-。市民らが気付かないうちに119番通報をしてしまい、消防が万が一の確認のため駆け付ける事態が県内で発生している。最新のスマートフォン機能も一因にあるとみられ、消防関係者は「間違えた際は必ずその後の連絡に応じてほしい」と呼びかける。

 2022年11月上旬の下田消防署(下田市)。西伊豆町から119番が入った。ところが、電話口からは応答が無い。通報者に不測の事態が生じた可能性を念頭にGPS機能で逆探知し、駆け付けたのは消防車と救急車3台に隊員8人。すると出動後に通報者が消防からの連絡に応じ、男性が「119番したことに気付かなかった」と説明した。

 下田消防本部によると、スマホを落とした衝撃を感知、その後操作しないと119番される機能が付いた機種があり、その機能が作動したと思われるケースが他地域の消防でも散発しているという。西伊豆の事例もこのパターンだ。

 東伊豆町以外の賀茂1市4町を管轄する同消防本部では19年に436件の119番の誤報が発生。20年277件、21年292件と高止まりが続く。全てがスマホ関連ではないものの、「スマホ誤作動の通報は定期的にある」といい、駆け付けた結果、子供の間違い操作だったケースもあった。

 「われわれは常に最悪の場合を考えて動かなくてならない」と消防防災係の飯田浩彰係長。119番を受けて応答が無ければ、急病で声が出せなくなったと想定し、逆探知する。

 同様の事態が発生している際に“本物”の通報が入ると、消防が人手不足に陥る可能性がある。飯田係長は「本人も通報に気付いていないので対処は難しい。それでもこちらからの電話に間違いだったと言ってくれれば、消防の負担軽減につながる」と訴える。

 駿東伊豆年200件  沼津や東伊豆など4市3町を管轄する駿東伊豆消防本部。スマートフォンの誤作動により最終的に通報現場まで駆け付けるケースが、年間200件程度発生しているという。2日に1回以上、出動が“空振り”している計算になる。

 スマホのみならず、スマートウオッチが衝撃で自動通報した事例もあったという。ポケットやバッグの中に入れたままの誤作動による119番も発生していて、通信指令課の伊藤幸永課長補佐は「ワンタッチでの誤発信防止の設定なども活用してほしい」と予防策を挙げる。

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