ひき逃げで運転手と”替え玉”逮捕　直前に忘年会「私が身代わりになればひき逃げにならないと思った」

　重傷ひき逃げ事件で、運転手と身代わりになった男が逮捕されました。

　これは、26日午後11時半ごろの防犯カメラの映像です。大阪市生野区の交差点でトラックが車線を変更し、後ろから来たバイクと衝突。トラックは反対車線に移動し、運転手がその場から立ち去ります。バイクを運転していた男性は重傷を負いました。

　ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、トラックを運転していた小田直容疑者（26）です。また、事故の後、現場に現れ、「事故を起こしたのは私です」とウソの申告をした清本智樹こと韓智樹容疑者（27）も犯人隠避の疑いで逮捕されました。2人は調べに対し容疑を認めているということです。

　捜査関係者によりますと、2人は事故の直前、忘年会をしていてスマートフォンには事故直後に電話をした履歴が残っていたことがわかりました。

　現場に現れた韓容疑者からはアルコールが検出された一方、約14時間後に出頭した小田容疑者からは検出されなかったということです。調べに対し、韓容疑者は「私が身代わりになればひき逃げにはならないと思った」などと話しているということで、府警は身代わりになった経緯などを調べています。