新型コロナの再感染、わずか23日後の事例も CDCが報告

新型コロナの再感染、わずか23日後の事例も CDCが報告

新型コロナウイルス感染症の感染者数が、欧州やカナダ、米国の一部地域で再び増えている。その中で、新型コロナウイルス感染症に感染し回復すれば、この病気に対して持続的な免疫が得られるものかと疑問に思っている人は多い。

新型コロナウイルス感染症に感染後、わずか数週間、あるいは数カ月後に再感染したことを報告している人は非常に多い。とはいえ、新型コロナウイルス感染症に関して現在までに行われた研究は少なく、こうした事例では果たしてウイルスが完全に消えていたのか、異なる変異株によりそれぞれ最初の感染と再感染が引き起こされたのかを断言するのは難しい場合もある。

米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスのデルタ株に感染後の90日以内にオミクロン株に再感染したことが確認された10の事例について記録し、報告書を発表した。この調査では全ゲノムシーケンシングと呼ばれる遺伝子解析技術により、感染者の中に存在していた変異株がそれぞれの感染で特定された。事例は、2021年10月から2022年1月の間に4つの州から集められたものだ。

カナダのウェスタンオンタリオ大学で臨床免疫学・アレルギー学部のプログラムディレクターを務めるサミラ・ジェイミー医学士・博士は「再感染に関して信じられている説得力ある説は、これが長期間のウイルス排出に過ぎないというものだ」と述べ、「そのため、この論文の最も印象的なメッセージは、全ゲノムシーケンシングで2つの別々の感染が確認されたことにある」と補足した。

10人の患者のうち8人は18歳以下で、残りの2人は長期療養施設の居住者と医療従事者だった。デルタ株とオミクロン株の感染間隔で最も短かったのは、12~17歳のワクチン未接種の子ども1人が経験したわずか23日だった。

この子どもが初めてデルタ株に感染したのは2021年11月23日で、オミクロン株は12月16日だった。この子どもは、最初の感染時には症状が出たが、2回目は無症状だった。

一方、デルタ株とオミクロン株に短期間で感染した残りの7人の子どものうち、6人はどちらの感染でも症状を示した。こうした子どもたちは全員5~11歳で、残りの1人の子どもは最初の感染で症状を示したが、2回目の感染時の症状に関するデータは得られなかった。

子どもたちはデルタ株の感染時、全員がワクチン未接種だった。また、オミクロン株で2回目の感染を経験するまでにワクチンの1回目を接種していたのはわずか2人だった。

ジェイミーは「これは懸念事項だが、ワクチン接種が最適に行われていない可能性が高い人の間で再感染の大部分が起きていることは意外ではない」と述べた。「再感染をする人のワクチン接種状況が未接種か未完了であることは、集団ワクチン接種の取り組みが今も引き続き重要であることを物語っている」(ジェイミー)

米国で全ゲノムシーケンシングを受ける事例は非常に少ないことから、異なる種類の変異株を確認し、再感染を特定するのは難しい。同研究の対象者が10人のみだったのはそのためだ。

同論文はまた、迅速抗原検査に頼り、自宅で自己診断をしている人が増えていることから、シーケンシングのためのサンプルの入手がますます困難になっていることを指摘している。90日以内に実際に再感染する人の数は不明だが、それでもCDCの報告書が発見した以上の人数がいることは確かだ。

新型コロナウイルスの元々の変異株では、感染により少なくとも90日はウイルス感染に対する免疫防御が得られると考えられていた。90日以内の検査の陽性結果を証拠として提出し、必要な検査やワクチン接種証明書の提示を免除されていた人さえいた。しかし、より新たな新型コロナウイルスの変異株が登場し、再感染の可能性がさらに強くなっているようだ。

デルタ株は、欧州や米国を含む世界の多くの部分で衰え、オミクロン株のBA.1とBA.2に置き換えられた。こうした変異株は比較的新しく、多くの人に感染するようになったのはここ数カ月なので、こうした変異株による再感染について現在、決定的に知られていることはあまりない。

2月に査読前論文として発表された小規模なデンマークの調査は、20~60日の間にオミクロン株に2回感染した67人を特定した。そのうち3分の2以上のケースでは、最初にオミクロン株のBA.1に感染後、今度はBA.2に感染していた。感染した人の大半はワクチン未接種の若者だった。これは、デルタ株の後にオミクロン株に感染した事例を扱ったより小規模なCDCの研究とよく似ている。

少人数しか参加していない研究から結論を導くことは難しいものの、CDCの報告書の著者らは、再感染の大半はワクチンを接種していない子どもの間で起きたことを指摘している。

著者らは「再感染とまん延を最大限防ぐには、ワクチン接種の資格がある人が全員、適切な場合はブースターを含め遅れることなくワクチンを接種し、新型コロナウイルス感染症にさらされたり症状が出たりしたら再検査を行うべきだ」と述べた。

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