共産党規約に「台湾独立に断固反対」明記 習近平氏の警戒感を反映か

共産党規約に「台湾独立に断固反対」明記 習近平氏の警戒感を反映か

 第20回中国共産党大会は22日、党の憲法にあたる党規約に、新たに「台湾独立に断固として反対し、抑え込む」という文言を盛り込む改正案を全会一致で承認した。習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)の台湾独立に向けた強い警戒感を反映したとみられる。

 台湾問題に関して、従来の党規約には「完成祖国統一(祖国統一を完成する)」などと書かれているのみだった。

習氏「台湾への武力行使の放棄、決して約束しない」党大会会場は拍手

 16日の中国共産党大会での政治報告で、習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)は今後の台湾政策について、平和的な統一に向けて最大限の努力をするとしつつ、「決して武力の使用を放棄することはしない」と述べた。

 前回2017年の党大会では、武力の使用については触れていなかった。

 習氏はまず、台湾との経済、文化交流を進めるための努力を続けると述べた。その上で「台湾問題を解決するのは、中国人であり、中国人が決める」と強調。平和的な統一ができなかった場合を念頭に、武力行使を排除しないと力を込めた。

 また、外国勢力や台湾独立を目指す者たちに対し、「必要なすべての対応をとるオプションを留保する」とも述べ、「祖国の完全統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる」と強い言葉で語った。会場からは、しばらく拍手が鳴りやまなかった。

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