戦争反対訴えたロシア人記者、欧州で保護下に

ロシアの国営テレビで「戦争反対」のポスターを掲げたロシア人記者のマリーナ・オフシャニコワ氏が現在はロシアを出国して欧州の国で保護下にあることがわかった。オフシャニコワ氏の弁護士の発言を国営メディアのＲＩＡノーボスチ通信が伝えた。

同弁護士は、オフシャニコワ氏について、ロシア出国を余儀なくされたとし、現在は欧州のある国の保護下にあると述べた。

オフシャニコワ氏は７月に抗議デモに参加した後、ロシア軍に関する偽の情報を広めたとして起訴された。最大１０年の禁錮刑が科される可能性があった。

オフシャニコワ氏は今月に入り、指名手配されていた。

戦争反対訴えたロシア人記者、指名手配に　自宅軟禁から逃亡か

ロシアのテレビ番組の生放送中に「戦争反対」を訴えたロシア人のジャーナリスト、マリーナ・オフシャニコワ氏が指名手配されたことがわかった。ロシア国営タス通信が３日伝えた。

タス通信は、１９７８年６月１９日にウクライナ・ソビエト社会主義共和国のオデーサで生まれたオフシャニコワ氏がロシア連邦の刑法のもとで指名手配されたと伝えた。

オフシャニコワ氏は、ロシア軍に関する偽の情報を広めたとしてモスクワの裁判所から起訴され、今月９日まで自宅軟禁となっていた。

タス通信によれば、オフシャニコワ氏の元夫が１日、オフシャニコワ氏は娘と一緒に自宅軟禁から逃れたと明らかにしていた。

ＣＮＮはオフシャニコワ氏の弁護士に対し、オフシャニコワ氏が娘と一緒に自宅軟禁から逃れたことについて確認を求めた。弁護士の返答は「分からない、私が知っているのは彼女がいなくなったことだけだ」というものだった。