ランボルギーニ・アヴェンタドール 11年の歴史に幕 純V12エンジン車の生産終了

ランボルギーニ・アヴェンタドール 11年の歴史に幕 純V12エンジン車の生産終了

アヴェンタドール生産終了 PHEVへバトンタッチ

ランボルギーニ・アヴェンタドールの生産が終了した。最終モデルのLP780-4ウルティマエを出荷し、11年の歴史に幕を下ろした。純V12エンジン搭載車としても、同社最後のモデルとなる。

プラグインハイブリッドの後継モデルは、テスト走行中のプロトタイプが目撃されており、今年後半に公開される見通しである。

アヴェンタドール・ウルティマエは、シリーズで最もパワフルなモデルとされている。6.5L V12エンジンにより、最高出力780psを発生して全輪を駆動する。0-62mph加速はわずか2.8秒、最高速度は355km/hに達し、シリーズ最速となっている。

アヴェンタドールベースのエッセンツァSCV12は830psを発生するが、こちらはサーキット走行に限定される。

最終モデルとして限定生産となったウルティマエ。350台のクーペと250台のロードスターにはそれぞれシリアルナンバーが刻印される。レッドのアクセントが印象的なグレーのカラーリングや、カーボンファイバー製ルーフパネルなどユニークな仕様が用意されていた。スタイリングも従来のモデルとは異なるテイストに仕上がっている。

アヴェンタドールに代わって登場する後継モデルは、プラグインハイブリッド・システムを搭載する電動モデルとなる予定。しかし、内燃機関には大排気量のV12を引き続き採用し、これに電気モーターを組み合わせることでランボルギーニの伝統を受け継ぐ。

ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長は昨年、AUTOCARの取材に対し、12気筒エンジンには「多くの感情が込められている」と語っており、ブランドに欠かせない要素との見方を示している。

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