新型コロナ “第7波に入った” 過去最多の感染者 各地で相次ぐ「ワクチンの免疫効果が低下」

新型コロナ “第7波に入った” 過去最多の感染者 各地で相次ぐ

感染拡大の第7波に入った”

政府分科会の尾身茂会長は11日、こうした認識を示しました。

そして12日は各地で過去最多となる感染確認が相次ぎ、全国の感染者の発表は7万人を超えました。ことし3月3日以来になります。また東京都でもことし3月以来となる1万人超の感染者が発表されました。

▽なぜ感染が再拡大したのか?

▽行動制限はどうなるのか…?

▽改めて必要な感染対策とは?

新型コロナをめぐる最新の情報をまとめました。

“過去最多” 全国各地で…

12日はこれまでに全国で7万6011人の感染が発表されています(18:45現在)。このうち青森、和歌山、愛媛、島根、鳥取、山口、大分、佐賀、熊本、長崎、鹿児島、沖縄の12の県では、一日としては過去最多の感染者数が発表されました。

東京 新たに1万人超の感染確認

東京都は12日、都内で新たに1万1511人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内の感染確認が一日に1万人を超えるのは、およそ4か月前のことし3月16日以来です。

小池知事「ワクチン接種していただきたい」

小池知事は記者団に対し「入院する人が増え病床使用率も上昇を続けているため確保するコロナ専用病床も増やすほか、自宅療養者のサポートも行っている。これまでのさまざまな知見を生かして対応している。3回目、4回目のワクチン接種の会場を用意しているので接種していただきたい」と述べました。そのうえで「熱中症に気をつけながら冷房を使ってほしい。その際、節電も気になると思うが、感染に気をつけることも大事なので効率が悪いと思う人もいるかもしれないが定期的に換気を行ってほしい」と述べました。

なぜ感染再拡大?

なぜ感染は再拡大したのか?専門家は次のように説明しています。

「BA.5の広がり」「ワクチンの免疫効果が低下」

政府分科会の尾身茂会長ら専門家は11日、総理大臣官邸を訪れ岸田総理大臣と会談しました。

尾身会長によりますと、会談では専門家が

▽現在の感染者急増の背景にオミクロン株のうち感染力がより強いとされる「BA.5」の広がりや

▽ワクチン接種から時間がたって免疫の効果が下がってきていることがあることなどを説明したということです。

“感染拡大の第7波に入った”

会談のあと尾身会長は「新たな感染の波が来たということは間違いない」と述べ、感染拡大の第7波に入ったという認識を示しました。そのうえで「感染力の強い『BA.5』が主流になってもリスクの高い場面などはこれまでと変わらず、われわれがやることは3密や大声を出す場面を避けること、それに換気などで、従来やってきたことを徹底してほしい」と呼びかけました。

“現時点で行動制限は必要ない”

さらに尾身会長は「強い行動制限は多くの人は出したくないと考えていると思う。そうした措置をとらずとも検査やワクチンの接種、基本的な対策で乗り越えることは可能で、国や自治体含めて対応を徹底するべきだ」と述べ、現時点ではまん延防止等重点措置のような行動制限は必要ないという認識を示しました。

後藤厚労相「現状 行動制限かける事態と思っていない」

後藤厚生労働大臣は記者会見で、感染が再拡大している要因について「3回目のワクチン接種などによる免疫が徐々に減衰していることや、オミクロン株の新たな系統への置き換わりが進むことなどが考えられる」と述べました。

また尾身会長が第7波に入ったという認識を示したことについては「さらなる感染者数の増加も懸念されるところで、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある」と述べ警戒感を示しました。そのうえで後藤大臣は「現状としては行動制限をかける事態とは思っていない」と述べた一方、今後、夏休みに入って人と人との接触機会が増えることなどが予想されるとして、マスクの着用や手洗いなど基本的な感染防止策の徹底を呼びかけました。

専門家「責任持ち基本的対策を続けることが重要」

国際医療福祉大学の松本哲哉 主任教授は現在の感染状況について「感染拡大のスピードが驚くほど速く、外来でも検査の陽性率が50%以上の日が続いている。思い当たるような感染リスクがないという人も陽性になるパターンも多くなっていて、日常生活の中でどこかで感染している人が増えている印象だ」と分析しました。

また置き換わりが進んでいるとされる変異株「BA.5」については「これまでの変異株とどの程度症状が違うのかは難しい部分もあるが全体の傾向として熱が高めに出やすい人が多く、のどの症状が強めに出たり、せきが出たりするなどやや今までとは違う症状が出ていると感じる。感染力が強いだけでなく免疫を避ける能力も高いのでワクチンを接種した人でも感染しやすい面がある。一方、重症化しやすいかはまだわからないが、現在はワクチンの効果もあり重症化率は低く抑えられているのではないか」と指摘していました。

一方で松本教授は現状のペースで感染拡大が進むと来月上旬には東京都の一日の新規感染者が5万人を上回る可能性があるという試算が出ていることに触れたうえで「今はそこまで医療がひっ迫していないという状況が『慣れ』や『安ど感』を生み、このまま突っ走っていくと気付いた時に多くの人が亡くなるという事態にもなりかねない。やれる対策は今のうちに準備し、ワクチンにしろ感染対策にしろ、そう簡単には緩めてはいけない状況だと思う。『3密』の場ではマスクをつけたり適度に換気をしたりするなど、責任を持って基本的な感染対策を続けていくことが重要だ」と呼びかけました。

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