59歳・松重豊、来年大河「どうする家康」で20代の役「もう還暦近いのですが…」

59歳・松重豊、来年大河「どうする家康」で20代の役「もう還暦近いのですが…」

 「嵐」の松本潤(38)が初主演を務める来年2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)の取材会が1日、名古屋放送局で行われた。取材会には松本のほか、家臣団のリーダー・酒井忠次役の大森南朋(50)、最強サムライ・本多忠勝役の山田裕貴(31)、ザ交渉人・石川数正役の松重豊(59)が出席した。

 家康が最も信頼する常識人・石川数正を演じる松重は「もう還暦近いのですが、今僕がやっている役の年齢は28歳です」と苦笑い。「撮影は長丁場なので、28歳から死ぬところまでやる可能性がある。皆さんと呼吸合わせて家臣団も一つにならなければいけない」と呼びかけた。

 家康を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描くことについて、松重は「戦国の三傑、信成、秀吉、家康の中で、ドラマ性も含めて2人の影に隠れているかもしれませんが、その分家康のもつ多様性というのは今の現代に求められているものに非常に近いものがある」と分析。「僕の演じる石川数正も、全ての善悪を判断して敵はすべて切り捨てるという思想ではなく、自分の部下に取り入れるなど柔軟性を見せている。それが長く続いた徳川政権に繋がっていくのでは」といい「今の日本も、SDGs含めてそういうことを考えていかないといけない。そういうときに、家康の時代の判断、迷いが、今の僕らに問いかけるものは多いのではないと思う」と熱弁した。

 これには松本も「凄いね、この人が20代演じますからね。僕より年下になっちゃいますよ。楽しみですね」と笑顔でコメントしていた。

 松重は「家康の家臣団はまだ結成されたばかり。今は家康を中心とした組織がどう幕府に繋がっていくのかを考えながら演じるのが非常に面白い」と語り「石川数正も、松本城という天下の名城をつくったということで、いつか私も松本に行ってお城を見ながらおいしいものを食べたいと思っています」と今後に思いをはせていた。

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