なぜ? 鉄道やバスの車内Wi-Fiが相次ぎ終了 外国人が来なくなったから?

なぜ? 鉄道やバスの車内Wi-Fiが相次ぎ終了 外国人が来なくなったから?

アーバンパークライン60000系はサービス継続

 東武スカイツリーラインや東上線などで使われる通勤形電車では、ライナー列車以外でも一部で車内フリーWi-Fiのサービスが提供されていました。具体的には60000系電車(アーバンパークライン)のほか、東京メトロや東急電鉄に乗り入れる50000型電車(スカイツリーライン)と50070型電車(東上線)です。

 しかし最近、直通電車の車内においてスマートフォンなどの端末がWi-Fiを認識しなくなりました。理由を東武鉄道に聞いてみると、6月上旬の時点で、フリーWi-Fiのサービスは終了済みとのことでした。

 Wi-Fiサービスの廃止対象は、座席指定列車「TJライナー」に使われる50090型を除く50000系シリーズの全車両。理由については費用的な要因としています。なお、東京メトロ日比谷線へ直通する座席指定列車「THライナー」や特急列車、先述の60000系では、現時点でサービス終了の予定はないとのことです。

 東京圏の公共交通機関におけるWi-Fiサービスは、東京メトロが6月末をもって車内での提供を終了すると発表しています。また2021年11月末には、都営バスも終了しました。2社局はその理由を「提供事業者との契約期間満了によるもの」としています。

 公共交通機関におけるWi-Fiサービスは、主に東京オリンピック・パラリンピックを見据えた訪日外国人観光客のニーズに応えようと、2010年代から導入されてきました。鉄道やバスのほか一部のコンビニエンスストアでもサービス終了の動きがあり、街なかのフリーWi-Fiが今後どのような変遷をたどるか見ものです。

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