「侮辱賞状」青森の住宅会社 公式HPに謝罪文「最大限誠意ある対応」原因など取りまとめ中 電話回線逼迫

「侮辱賞状」青森の住宅会社 公式HPに謝罪文「最大限誠意ある対応」原因など取りまとめ中 電話回線逼迫

 40代の男性社員=2018年に自殺=に賞状を模して侮辱する内容の書面を渡すなどし、遺族から今月20日に青森地裁に提訴された青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が23日までに、一連の報道に対する謝罪文を公式サイトに掲載した。

 今回の事態について、同社は「重く受けとめ、最大限誠意ある対応をとる所存でございます。現在、原因の調査並びに再発防止策の取りまとめを進めておりますので、取りまとめ次第、速やかに公表させていただきます」とした。

 遺族はパワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8000万円の損害賠償を求め、提訴。会社側は「表彰の一環」と説明している。

 「弊社に関する一連の報道について」と題した謝罪文は以下の通り。

 平素、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 現在弊社に関する報道がなされており、関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

 弊社といたしましては本件を重く受けとめ、最大限誠意ある対応をとる所存でございます。

 現在、原因の調査並びに再発防止策の取りまとめを進めておりますので、取りまとめ次第、速やかに公表させていただきますので、今しばらくお時間を賜れますと幸いです。

 尚、本社並びに各支店に問い合わせ等のお電話を数多く頂戴しており、電話回線が逼迫したため、留守番電話に切り替えさせて頂いております。 何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 株式会社ハシモトホーム

 代表取締役社長 橋本 吉徳

パワハラ訴訟の住宅会社 自殺社員に「侮辱賞状」渡す 社長「表彰の一環 不調の原因になったか疑問」

 青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、青森市の40代の男性社員=2018年に自殺=に、賞状を模し侮辱する内容の書面を渡していたことが、遺族側への取材で分かった。遺族は20日、パワハラや長時間労働が自殺につながったとして、会社などに約8千万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴した。会社側は「表彰の一環」と説明している。

 原告側によると、関係会社も参加した18年1月の新年会で、男性は課長が作った「症状」と題した書面を渡された。文面には「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」「陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない」「一発屋にならない様に日々努力して下さい」などと書かれていた。上司から「おまえはバカ」とのショートメッセージを受け取るなどした男性は翌2月、重度のうつ病を発症し自殺した。

 ハシモトホームの橋本吉徳社長は、書面を渡したことを認めた上で「毎年の懇親会で、表彰の一環として渡していたもの。行き過ぎた表現だったかもしれないが、他の人にも渡していたので、亡くなった男性の不調の原因になったか疑問に思う」と説明した。

 男性の妻は、代理人弁護士を通じ「こんな『症状』を渡して、家族が見たらどう思うのか、何も想像しなかったのかと不思議でなりません」とのコメントを出している。

千原ジュニア「不愉快」青森のパワハラ自殺で“症状”渡した会社を非難 高橋真麻も「意図的」

 お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニア(48)が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演。青森県八戸市の住宅会社に勤務していた男性社員が自殺し、遺族が損害賠償を求め提訴した件について言及した。

 番組では青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」に勤務していた40代の男性社員が2018年に自殺したことを紹介。遺族が今月20日、会社と社長に対し約8000万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴した。

 また、遺族は賞状を模した「症状」と書かれた紙を会社から男性社員に手渡されていたことも明かし、紙には「大した成績を残さず、あーあって感じ」や「見事おったまげーの三位です」と侮辱するような言葉が並んでいた。

 この「症状」については同社の社長が毎年、懇親会で表彰の一環として渡しており、行き過ぎた表現だったかもしれないが、他の人にも渡していたことから「亡くなった男性の不調の原因になったか疑問に思う」と述べていることも番組で取り上げた。

 ジュニアは「言った側の意見はどうでもよくて、言われた側がどう思うかがすべて。症状は非常に本当に不愉快」とこの会社を非難した。

 フリーアナウンサーの高橋真麻も「いじめてる側は自覚がなくてってあると思うんですけども、ここまできたら意図的に確信犯的にやっているなと思いますね」と指摘。「昨今、テレビの影響で普通の方でもイジるって簡単に言うが、テレビのイジりはちゃんと分かってる人たちが、お互いのキャラクターが分かって仕事上、信頼関係があってやっていることなのでイジりを学校、職場に持って行くとこういったことを招くだろうなって」と私見を述べた。

新年会で「大した成績残さず」の賞状 「パワハラで自殺」と妻が提訴

 青森県八戸市の住宅会社に勤めていた40代の男性が4年前、自ら命を絶った。遺品を整理していた妻は、「症状」と題した賞状のような文書を見つけた。

 「貴方は、今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」「一発屋にならない様に日々努力して下さい」

 文面を考えたのは男性の上司だったと、後に労災認定の書類で知った。男性は亡くなる1カ月前、会社関係者が集まる新年会でこの「症状」を受け取っていた。

 妻ら遺族3人は、上司のパワーハラスメントや過重労働が自殺の原因だとして、会社側に約8千万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁に起こした。会社側は「本件を重く受けとめ、最大限誠意ある対応をとる所存でございます」とする社長名のコメントをホームページに掲載した。

 提訴は20日付。訴状や原告の代理人弁護士によると、男性は2011年に住宅会社「ハシモトホーム」に中途入社。青森支店で注文住宅の販売営業をしていた。

自殺した社員への“賞状”は「余興の域を超えていた」 「ハシモトホーム」が遺族に謝罪の意向

 自殺した社員への賞状は「余興の域を超えていた」と会社側が謝罪の意思を示した。

 「あなたは、今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」

 「陰で努力し、頑張ってないように見えて、やはり頑張ってない」

 この賞状は、青森県八戸市の住宅建設会社「ハシモトホーム」が2018年に自殺した男性社員に渡したもので、遺族は損害賠償を求め会社側を提訴している。

 会社側は取材に対し、この賞状について「支店の年始の行事の余興の一環として実施しておりました。今となっては、余興の域を超えていたと深く反省しております」と説明。パワハラを認めた上で「ご遺族の方には直接お詫びをし、できるだけ要望を受け入れたく思っております」としている。

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