ゼレンスキー大統領「ロシア軍はウクライナの2割を占領」
ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、ルクセンブルク議会でオンライン演説し、ロシア軍がウクライナ国土の20%を占領していると訴えた。DPA通信などが伝えた。
ゼレンスキー氏は演説で、ロシア軍がウクライナ国土の約12万5000平方キロを占領したと指摘し、その規模は「ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)全体よりはるかに広い」と強調した。ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク、ルガンスク両州)のほか、2014年にロシアが一方的に編入した南部クリミアなども含まれているとみられる。
ゼレンスキー氏によると、ロシア軍の侵攻を受けた計3620の集落のうち、これまでに1017が解放されたという。