「外干しはあり得ない!」洗濯物を部屋干しする人たちが語るメリットとニオイを防ぐ工夫

「外干しはあり得ない!」洗濯物を部屋干しする人たちが語るメリットとニオイを防ぐ工夫

 洗濯物は外に干して、しっかり乾かしたほうがいい──そう思っている人も多いだろう。しかし、なかには“絶対に部屋干しのほうがいい”と主張する人もいる。部屋干しだと生乾きのニオイが気になるといった声もあるが、どうやって解消しているのか。部屋干しのメリットと合わせて、その工夫について聞いた。

 都内の会社員の山口さん(仮名、30代男性独身)は、大学生の時にひとり暮らしを始めてから、3~4日に1回の頻度で洗濯をしているというが、基本的にずっと部屋干しだという。

「日中家にいることが少ないので、外に干していると、雨が降ったらおしまいなんですよね。洗濯する時間も夜が多くて、夜中に外で干しても全然乾かないし、寒い時期だとただ冷たくなるだけ。それに、大きな道路の近くに住んでいるので、外干しをしていると排気ガスや砂埃なんかをかぶってしまう。くわえて私は極度の花粉症なので、洗濯物に花粉がついてしまうのもイヤ。だから、完全に部屋干し派ですね」(山口さん)

 山口さんは「部屋干しはメリットも多い」と話す。

「タオルや下着、Tシャツなどといった、日常的に替えるものを干してあるところからそのまま取って使えるのが便利です。毎回畳んで、その都度出し入れするとか面倒くさい。ひとり暮らしには、部屋干しが最高です」(山口さん)

 しかし、部屋干しでは、生乾きのニオイもよく指摘される。どうやって対策しているのだろうか。

「私の場合、洗剤は部屋干し用のものを使っていることもあってか、意外とニオイが気になったことはないんです。あと、エアコンを入れている時期が長くて、室内環境がそこそこ安定しているというのもあるかもしれません。対策さえしていれば、必ずしも部屋干しとニオイがセット、というわけではないと思いますよ」(山口さん)

「ビル風で外に干せない」住環境から仕方なく

 本当は洗濯物を外に干したいが、住環境の都合でそれができないというケースもある。都内のマンションに夫と子供と住む40代の女性・野田さん(仮名)はこう話す。

「住んでいるのはマンションの4階で、小さなベランダもあるんですが、隣に高いマンションが建っていて、ほとんど日が当たらないんです。それと“ビル風”のような感じで空気の流れも激しくて、洗濯物が飛ばされてしまう。だから基本部屋干しにしています」(野田さん)

 野田さんは2日に1回のペースで洗濯をして、毎回寝室に干している。

「寝室の窓を開けて、少しでも空気の流れを良くして、部屋干ししています。洗剤と柔軟剤は部屋干し用のものを使っています。それでもニオイが気になったら、衣服用の消臭剤をふりかけますね。あと、洗濯機の中にカビが生えると洗濯物が臭くなると聞いたので、洗濯槽の掃除は頻繁にやっています。ただ、料理をすると、そのニオイが洗濯物についてしまうこともあるので、洗濯物が干してある間は寝室のドアを閉じています」(野田さん)

 なかには、部屋干しどころか、「そもそも干さない」という人もいる。30代会社員の松原さん(仮名、女性独身)は、洗濯物を乾かす際は、乾燥機を駆使している。

「洗濯をするときは、洗濯乾燥機の全自動モードで乾燥までやってしまいます。シワになってしまう洋服はクリーニングに出すし、普段着ているのはファストファッションが多いので、シワも気になりません。デニムとかシーツとか乾きにくいものは、コインランドリーを利用することもあります。お金はかかるかもしれませんが、乾燥機を使うほうが時短にもなるし、断然ラク。洗濯物は“干さない”一択です」(松原さん)

 洗濯物の干し方のスタイルは、人それぞれ。自分のライフスタイルにあった形の中で、上手に干すテクニックを修得することこそが重要だと言えそうだ。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏