ロシアとウクライナ、2回目の停戦協議始まる 侵攻から1週間
ロシア軍のウクライナ侵攻から1週間を迎えた3日、両軍の戦闘は続いた。グランディ国連難民高等弁務官は同日、ウクライナからの国外避難民が7日間で100万人を超えたと明らかにした。露国防省は2日、一連の軍事作戦による自軍の死者数が498人、負傷者数が1597人に上ったと発表した。ロシアが侵攻に伴う死傷者など軍の損失を具体的に示したのは初めて。当初2日に予定されていた2回目の停戦協議が3日、ベラルーシ西部で始まった。
ロシアのプーチン大統領は3日、フランスのマクロン大統領と電話で協議した。この中で、プーチン氏はウクライナを非武装化することなどの侵攻の目的について「いかなる形であれ達成する」と決意を表明した。インタファクス通信が伝えた。
インタファクスによると、露軍は2日、南部ヘルソンを制圧した。市長はフェイスブックでウクライナ軍が市内に残っていないと明らかにし、露軍による占領を事実上認めた。人口30万人近いヘルソンは港湾が近くにあり、南部の要衝の一つ。激戦地の北東部ハリコフや南部マリウポリなどでも露軍は包囲を固めているとみられる。首都キエフを目指す露軍の隊列は、ウクライナ軍の激しい抵抗などにより同市の北30キロ周辺で立ち往生している模様だ。
英国防省は3日、露軍が公表した死傷者数について「実際の数字はもっと多く、今後も増え続けると考えられる」と分析した。米紙ニューヨーク・タイムズは、国防総省高官が米議会関係者に伝えた推計として、侵攻から5日間の両軍の死者数をそれぞれ約1500人と報じた。ウクライナ政府は、これまでに「民間人だけで2000人以上」がロシア軍の攻撃で死亡したと発表したが、その後「正確な数字は分からない」として撤回した。
