中国メディアが韓国選手の“ある行動”に激怒「銀メダルはく奪を」 韓国メディア反論「とんでもない報道」

中国メディアが韓国選手の“ある行動”に激怒「銀メダルはく奪を」 韓国メディア反論「とんでもない報道」

 12日の北京五輪スピードスケート男子500メートルで2大会連続の銀メダルを獲得したチャ・ミンギュ(28=韓国)に対して、ネットを中心に中国メディアから批判殺到。表彰式でのある行動が問題となり「銀メダルはく奪の可能性がある」とまで報じられた。

 男子500メートルでは日本の森重航(21)が銅メダルを獲得。中国の高亭宇(24)が金メダルを獲得し、チャ・ミンギュはわずか0秒07及ばず2着に終わった。

 レース後行われた表彰式でチャ・ミンギュは自身の名前が呼ばれると、表彰台の床を手ではらうような仕草をした後に壇上へ。そのまま銀メダルを首からかけ、観衆へ向かって右手で声援に応えた。

 一見何の問題もないように思えた行動だったが、この放送を見ていた中国国民から批判が殺到。ネット上では「なぜ韓国人は敗北を認められないのか」「なぜ今カーリングするのか」「本人の墓石を拭いているのか」「そんなに拭くと滑るぞ」など激しい言葉で叩かれた。

 韓国メディアのスポーツソウル(電子版)では、チャ・ミンギュが批判された理由として「18年平昌大会の男子ショートトラック5000mリレーで、銅メダルを獲得したカナダの選手らが表彰台に上がる前に同じように表彰台を手で掃き判定に抗議しており、この場面を連想させてしまった」と説明。このレースではラスト2組でフライングがあり“疑惑の判定”として世界中で話題になっている状況もあり、ここでも判定に抗議したと問題視されたもようだ。

 中国のポータルサイト百度では「表彰式で選手たちが抗議することを禁止しているIOCの規定によると、チャ・ミンギュは規定を違反して処罰される可能性が高く、最悪の場合は銀メダルをはく奪される可能性がある」とまで報道が過熱。

 これを受け韓国国内でも「メダルはく奪の可能性がある」と報じられた。大きな騒動に発展したことで13日、チャ・ミンギュは朝鮮日報(電子版)の取材に応じ「尊重の意味を込めた行動だった」と否定。同メディアは「中国ではチャ・ミンギュのメダルはく奪の可能性を言及するとんでもない報道している」と批判。現段階までにIOCはこの問題について、何の対応もしていないとした。

 なお、韓国メディアはこれまでにショートトラック競技を中心に自国のメダル有力選手が相次いで失格となったことで「中国の偏った判定」として強烈に批判。スポーツソウル(電子版)では9日、ファン・デホン(22)がショートトラック男子1500メートル決勝で金メダルを獲得すると「(決勝までに)全滅した中国も認めざるを得なかった」と皮肉たっぷりに報じていた。

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