浜崎あゆみが退院、7日にアナフィラキシーショックで救急搬送 近く東京で精密検査
アナフィラキシーショックで7日に救急搬送された歌手の浜崎あゆみ(43)が搬送先の病院から退院したことが8日、分かった。病院関係者によると、体調はまだ優れないものの、この日退院し、関係者が運転する車で帰京した。近く東京の病院で精密検査を受けるという。
浜崎は7日早朝に公演先の名古屋市内の病院に救急搬送され、アナフィラキシーショックと診断された。一時、意識不明となったが、同日午前中には意識が戻った。同日夜に予定していた公演は中止し、入院して点滴治療などを受けたという。
浜崎あゆみ 診断されたアナフィラキシーショックとは アレルギー食品、ハチ毒などの影響で意識消失
歌手の浜崎あゆみ(43)が7日早朝、体調不良を訴えて救急搬送された。所属事務所によると、搬送先の病院でアナフィラキシーショックと診断された。一時、意識不明だったという。
アナフィラキシーショックとは、アレルギー症状が複数の臓器や全身に表れ、意識の消失など重い状態になる反応を意味する。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は「アレルギー物質の影響で、皮膚だけでなく呼吸器や消化器などに影響を与えるとアナフィラキシー。さらに血圧が下がるとアナフィラキシーショックとなる」と解説した。
原因については「一般的にはワクチンなどの薬剤、そばやピーナツや甲殻類に代表されるアレルギー食品、ハチ毒など」と説明。血圧が下がり脈拍が異常に速くなるなどの症状が表れ、場合によっては命を落とす危険もある。
症状が出た場合は、アドレナリンを使用して血圧を上げたり、ステロイドで免疫機能を抑制する治療をするのが一般的。森田氏は「浜崎さんの場合はすでに容体が落ち着いているとのことなので、原因となったアレルギー物質を摂取しない限り容体が悪化することはないでしょう」とし「普段使用しない薬を服用した時など、誰にでも急に発症する可能性がある」と警鐘を鳴らした。