「やはり人の流れが変わりました」――東映ランドが10月末に閉店
東映ランドが、PCパーツショップ密集エリアで営業を始めたのは2013年8月末だ。東映無線系の新店舗として8年営業してきたが、9月21日に店舗営業の終了を告知し、10月31日まで在庫売り尽くしの閉店セールに入っている。
●「2021年に入ってから変化が固定化したように思います」
店内には特価POPが並び、HPのビジネス向けノートPCやゲーミングノートPCなど、多彩な特価品も見つかる。
同店は店舗営業終了の理由にコロナ禍による人の流れの変化を挙げる。「ちょっと立ち寄って面白そうなアイテムやお得な特価品を見つける、といった行動が取りにくくなったのは感じています。特に2021年に入ってからですね」という。
「不要不急の外出自粛」が強調されたのは2020年だが、その頃はまだ一時的な対応だという空気が店側にも来店者側にもあったという。それが2021年に入り、長く続くことを両者が覚悟するようになった――。似たコメントは秋葉原の他のPCパーツショップからもしばしば聞かれる。
この変化に伴ってWeb通販のニーズが伸びたため、そちらに専念する方向にカジを切ったという。
秋葉原にある東映無線系のリアル店舗は、2020年5月に同系列の東映無線ラジオデパート店と統合したテクノハウス東映のみとなる。テクノハウス東映は「狭めの店舗ですが、こちらは引き続き営業していきたいと思います」と話していた。
●6万円切りのRTX 3060や14万円切りのRTX 3080が注目を集める
グラフィックスカードの中でも価格高騰が激しかったGeForce RTX 3000シリーズだが、夏にLHR(Lite Hash Rate)版が広まると同時に落ち着きつつある。その過程でRTX 3070 Tiと最安値逆転現象が起きたRTX 3070搭載カードが人気を集めるなどのトレンドが起きていたが、最近はRTX 3060の売れ行きが伸びているというショップが複数あった。
ドスパラ秋葉原本店は「税込みで6万円を切るモデルがいくつか出てきたのが大きいですね。PCを一式組もうと考えたとき、グラフィックスカードの価格をこれくらいに抑えられるのは魅力です。2万円台半ばのGTX 1650搭載カードの在庫があったときはそちらも同様に人気を集めていましたね」と語る。
また、ハイエンドクラスではRTX 3080搭載カードの人気も伸びているという。最安モデルの価格は税込みで14万円を切っており、相対的な値頃感が高まっていることが売れ行きにつながっている様子だ。
TSUKUMO eX.は「RTX 3070カードが全体的に品薄の中で、RTX 3070 Tiカードとの値段差がそれほどないのならRTX 3080を選ぼうという傾向が強まっているのかなと思います」という。RTX 3080 Ti搭載カードも特価を除く最安クラスで17万円台まで下がっているが、「そのクラスになると用途が変わってくるので、コスパよりメモリ容量重視でRTX 3090の人気が根強いですね」とのことだ。
