未接種世代の感染急増 京都の感染「第5波」 高齢者は1割未満
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4度目の緊急事態宣言が発令されている京都府内で、20~40代の感染者が全体の約6割を占めている。ワクチン接種が進んでいる高齢者は、60代以上の割合が1割未満と大幅に減少。全国的な傾向と同様で、接種が進んでいない世代の感染抑止が課題となっている。
府によると、感染「第5波」を迎えた2~15日の新規感染者計4087人を年代別でみると、20代が最多で27・8%。次いで30代が17・2%、40代が15・6%で、20~40代で60・6%を占めた。第4波(4月29日~5月12日)では20~40代は46・7%、第3波(1月14~27日)では40%と、第5波では大幅に増加。一方、第4波で23・9%、第3波で30・2%だった60代以上は、第5波では7・3%と大幅に減少した。
全国的にも同様の傾向で、高齢の感染者の減少にはワクチンの接種効果が指摘される。内閣官房IT総合戦略室のまとめによると、29日現在で府内で2回接種した65歳以上は84・94%だが、64歳以下を含む全年代での2回目接種率は36・42%にとどまる。
若手世代への接種を進めようと、各大学は、職域接種を促進。6月下旬から職域接種を実施してきた京都橘大は、学生の71・6%が2回目接種を終了した。担当者は「学外で接種した学生も加えると接種完了の学生の割合はさらに多いはず」と話す。
府内でも64歳以下への接種が始まっているが、国からのワクチン供給減により、集団接種や個別接種の予約が一部で取りにくい状態が続いている。
府立医大病院の夜久(やく)均院長は「未接種の高齢者や40、50代で、感染や重症化するケースが目立つ」と指摘し、「ワクチンに拒否感がある人もいると思うが、感染しても重症化しにくいなどメリットは大きい。ぜひ接種してもらえたら」と呼びかけている。
