「世界で通用すると走りで届けることができた」 梶原悠未、自転車競技で日本女子初メダルの『銀』

「世界で通用すると走りで届けることができた」 梶原悠未、自転車競技で日本女子初メダルの『銀』

 女子オムニアムの梶原悠未(24)=筑波大大学院=が銀メダルを獲得した。自転車競技での日本女子のメダルは初めて。男女を通じた自転車のメダルは、2008年北京五輪のケイリンで銅メダルとなった永井清史以来3大会ぶりとなった。日本の選手団としては本格的に決勝競技が始まった7月24日から、この日の最終日まで16日連続でメダルを獲得した。

 「メダルを取れてうれしいです。練習の成果がつながったかなと思います。でも。優勝を目標にやってきたのですごくすごく悔しいです」としながらも「ここまで本当にたくさんの方が支えてくれて、一番近くで私の母が練習から生活まで全部サポートしてくれて一緒に頑張ってきたので、まずはメダルを取れて良かった」と感謝の言葉を忘れなかった。

 オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの4種目によって争われるトラック競技で、最終種目のポイントレースでは落車した影響で11位となったものの、総合ポイントで2位を死守。「1回リセットできたので。最後は運が味方してくれたと思う」と振り返った。

 日本女子初の自転車競技でのメダル。今後も同競技を広めたいと考えており、「日本人の女子選手がオムニアムで世界で通用するとしっかり日本の皆さんに走りで届けることができたので、競技人口が増えて日本のレベルが上がって強豪国と言われるように、皆で一生懸命頑張っていきたいです」と誓った。

 金メダルはジェニファー・バレンテ(米国)。銅メダルはキルステン・ウィルト(オランダ)。

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 ▼梶原悠未(かじはら・ゆうみ) 1997年4月10日生まれ、埼玉県出身の24歳。155センチ、56キロ。筑波大卒。筑波大大学院在学中。筑波大坂戸高(埼玉)で自転車競技を始め、17年W杯第3戦のオムニアムで日本勢初優勝。20年世界選手権(ドイツ・ベルリン)では日本女子として初の金メダルを獲得した。

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