「Windows 11」発表 Androidアプリが動作するように、「Internet Explorer」無効 ~廃止・削除される機能が案内

「Windows 11」発表 Androidアプリが動作するように

 米Microsoftは6月24日(現地時間)、Windows OSの新バージョン「Windows 11」を発表した。

 外観のアップデートは、すりガラス風の透明感を基調にしたUI、タスクバー内のアプリアイコンの中央寄せ、ウィンドウのスナップ機能の新規レイアウト、各ユーザーにパーソナライズした天気やニュースウィジェットの追加など。正式発表前に流出していた、Windows 11とみられるOSの特徴とほぼ一致している。

 AndroidアプリがWindows 11上で動作するようになる。例として、オンラインイベントの動画内では「TikTok」アプリが動作する様子が映った。Androidアプリは「Amazonアプリストア」からダウンロードする仕様。

 正式リリースは2021年内(this holidayと言及しているので12月ごろになると思われる)。プレビュー版を提供するWindows Insiderプログラムでは6月28日週から早期ビルドを配信する。Windows 10から無償でアップデートできるとしている。

 動作要件は、1GHz以上もしくは2コア以上の64bit CPUかSoC(System on a Chip)、4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ、UEFIブート、TPMバージョン2.0、WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード、HD画質以上のディスプレイ。これらの他、「Windows 11 Home」ではインターネット接続とMicrosoftアカウントが必須になるとしている。

 パノス・パネイCPO(最高製品責任者)は「スリープからの復帰が速くなった。Windows Helloも速くなった。EdgeでもEdge以外のブラウザでもブラウジングも速くなった」と動作速度の改善を強調した。

このPCはWindows 11にアップデートできる? Microsoftがチェックプログラム公開

  米Microsoftは6月24日(現地時間)、ユーザーが利用中のPCがWindows OSの新バージョン「Windows 11」に対応できるかシステム要件を確認できる「PC 正常性チェック アプリ」を公開した。無料で利用できる。

 Windows 11はすりガラス風のUIや、Androidアプリが動作する点が特徴。動作に必要な最小スペックは1GHz以上もしくは2コア以上の64bit CPUかSoC、4GB以上のメモリ、64GB以上のストレージ、UEFIブート、TPMバージョン2.0、WDDM 2.0ドライバー対応のDirectX 12以上が動作するグラフィックスカード、HD画質以上のディスプレイ。

 6月28日からプレビュー版を配信し、2021年内に正式リリースする予定。Windows 10から無償でアップデートできるとしている。

次期OS「Windows 11」は「Internet Explorer」無効 ~廃止・削除される機能が案内

 米国時間6月24日に正式発表された次期OS「Windows 11」では、「Internet Explorer」が無効化されるとのこと。そのほかにも、「Windows 10」の機能の一部が引き継がれず、廃止や削除が行われるという。

 初回のシステム起動時に起動されなくなり、タスクバーへのピン留めも行われなくなる。

■ 壁紙の同期

 デスクトップの壁紙は「Microsoft アカウント」でサインインしてもデバイス間で移動されなくなる。

■ Internet Explorer

 「Internet Explorer」は無効化される。システムから取り除かれるわけではないようで、Microsoftは「Edge」の「Internet Explorer モード」(IE モード)を代わりに利用するよう案内している。

■ 数式入力パネル

 「Math Input Panel」(数式入力パネル)は利用率低下のため、システムから削除される。数式の入力と認識を司る「数式認識エンジン」は、必要になったときにインストールされる。「Excel」や「OneNote」の数式入力機能はこれからも利用可能だ。

■ ニュースと関心事項

 最近導入されたばかりのタスクバーのニュース機能[ニュースと関心事項]だが、Windows 11ではウィジェットが導入されるため削除される。

■ ロック画面の簡易ステータス

 ロック画面にアプリの簡易ステータス機能を表示する機能は廃止されるようで、関連設定は削除されるとのこと。

■ S モード

 「S モード」は、動作するアプリを「Microsoft Store」から入手したもののみに限定してセキュリティを高めるロックダウン機能。システムに過大な負荷や悪影響を及ぼすアプリケーションが入り込みにくいため、起動時間の短縮やバッテリ寿命の向上、継続的なパフォーマンス維持の面でも効果があるとされている。

 このモードはWindows 10のすべてのエディションで利用できるが、Windows 11では「Home」エディションのみの提供となる。

■ 今すぐ会議

 タスクバーに組み込まれた「Skype」の「今すぐ会議」(Meet Now)機能は、「Microsoft Teams」ベースのチャット機能に置き換えられる。「Skype」はプリインストールアプリからも取り除かれており(後述)、地位が低下した印象が否めない。

■ Snipping Tool

「Snipping Tool」は今後も使用できるが、Windows 10 での旧デザインと機能は、「切り取り & スケッチ」と呼ばれていたアプリのデザインと機能に置き換えらる。

■ [スタート]画面

 Windows 11では[スタート]画面に大きな変更が加えられている。以下の機能が利用できなくなるので注意したい。

・タイルをグループ化する機能はなくなる。レイアウトは今のところサイズ変更できない

・Windows 10からの移行時にピン留めアプリ・サイトは移行されない

・ライブタイルは使用できなくなる。後継機能は新しいウィジェットとなる

・タブレットモードは廃止される。代わりの機能が追加されるようだ

■ タスクバー

 Windows 11ではタスクバーも刷新される。いくつかの機能が削除されるので注意したい。

・「People」がタスクバーからなくなる

・アップグレード前にカスタマイズしたものを含む一部のアイコンは、アップグレードしたデバイスのタスクトレイに表示されなくなる

・タスクバーの位置は画面下部にのみ。上や横には表示できない

・アプリはタスクバー エリアをカスタマイズできなくなる

・タイムラインはなくなる。「Microsoft Edge」にそれを補完する機能が導入される

・18インチ以上のモニターでタッチキーボードはキーボードレイアウトのドック・アンドックが不能となる

・「Wallet」は削除される

■ プリインストールアプリ

 以下のアプリはプリインストールされなくなる。アップグレードで削除されることはないが、新規インストールの場合は「Microsoft Store」からダウンロードしなければならない

・「3D ビューアー」

・Windows 10 向けの「OneNote」

・「ペイント 3D」

・「Skype」

Windows 11発表。年内提供予定でWindows 10からは無償アップグレード

 米Microsoftは24日午前11時(米国東部時間、日本時間6月25日午前0時)より、「What's next for Windows」と題したオンライン発表会を開催し、「Windows 11」を正式発表した。Windows 11ではユーザーインターフェイスを刷新するとともに、新機能も追加し、Windows 10に次ぐ新しいブランド名が与えられることになった。年内に搭載機の販売や、Windows 10からのアップグレードが開始される予定。

■ 21H2として開発されてきた「Sun Valley」がWindows 11という名称にブランド変更

 Microsoftは2015年に、「最後のバージョンのWindows」と説明したWindows 10をリリースした。Windows 10は、メジャーバージョンアップは行なわず、「機能アップグレード」と呼ばれる半年に1度の機能やセキュリティーパッチなどを含んだアップグレードを提供するアジャイル開発方式を採用したWindowsとして提供されてきた。

 それから6年が経過し、Microsoftはその考え方を完全に変えたようだ。今回、最後のバージョンだったはずのWindows 10の次バージョンとして「Windows 11」を正式に発表した。主にマーケティング的な観点から、大きな強化がもたらされていることがわかりやすいよう「Windows 11」という製品名をつけたと考えられる。

 実際Windows 11は、元々は「Sun Valley」(サンバレー)という開発コードネームで開発されてきたもの。Windows 10の21H2(21年後半に提供される予定の機能アップグレードという意味)として提供されるものとして、既にWindows Insider Program経由で開発者向けに提供されてきた。それがWindows 11という名称に変更されて提供される形となる。

■ 64bit CPU、4GBメモリ、64GBストレージが必要最低要件。Windows 10から無償アップグレード可能

 Windows 11を利用する必要最低要件は64bitプロセッサ(AMD、Intel、Qualcomm)、4GBメモリ、64GBのストレージとなっている。これは、Windows 10までの、1GHz以上のプロセッサ(32bit、64bit問わず)、1GB(32bit)/2GB(64bit)メモリ、16GB(32bit)/20GB(64bit)ストレージからはやや厳しめになっている。ただ、現行のほとんどのPCは64bitプロセッサ、メモリ8GB以上、ストレージ256GB以上となっている現状を考えれば、新しいハードウェアに関しては全く問題がないだろう。

 古いPC(特にWindows 8.x時代のWindowsタブレット)の場合には、ストレージが32GBだったり、32bitのみに対応したIntel AtomなどのSoCを採用しているものもあるので注意が必要だ。そうした必要最低条件を満たさないPCの場合にはWindows 11へのアップグレードはできない。

 今後5~6日後に、Windows Insider BuildでWindows 11のアーリープレビューが配信される計画になっている。既にDevチャネルなどで21H2のプレビュー版を導入しているユーザーには、そのアップグレードとしてWindows 11が提供されることになる。なお、このアーリープレビュー版では、今回の発表会で紹介された全機能などが提供されるわけではない。

■ 6つの方向性で大きな改善を実現

 今回のWindows 11には6つの特徴がある。それが「新しいデザイン」、「高い生産性」、「高い接続性」、「優れたゲーミング体験」、「より洗練されたWebアクセス」、「ストアの大幅な改善」の6つだ。

□(1)新しいデザイン

 Windows 11では新しいユーザーインターフェイスが採用された。従来左下にあったWindowsロゴの「スタート」ボタンが、タスクバーの中央に寄せられている。中央に寄せられただけでなく、応答性も大きく改善されているという。各種システムアイコンも変更されており、よりカラフルで視認性が高いものになっている。また、従来タスクバーに表示されていた検索機能などは、Windows 11ではフローティング表示に変更されている。

 操作は、キーボードやマウスに加えて、タッチ、ペン、ボイス機能による操作も強化されており、例えばタッチ向けには新しいソフトウエアキーボードが導入される。

□(2)高い生産性

 マルチタスクでアプリを利用できることはWindowsの強みで、例えば、Teamsで電話会議をしながらOneNoteでメモを取るなど、多くのユーザーが何か1つのことをするために、複数のアプリケーションを同時に利用している。そうした複数アプリを利用する場合に便利なように、複数のウインドウを簡単に再配置できる機能などが追加されている。

 またドッキングステーションを利用した体験の改善も図られる。ドッキングステーションに追加のディスプレイが接続された際に、メイン以外のアプリケーションが外付けディスプレイ側に自動で移動する機能などが追加される。

□(3)接続性

 コロナ禍でPCのコミュニケーションツールとしての重要性は増している。Microsoftもそれに呼応するように一般消費者向けのMicrosoftアカウントで利用できるTeamsなどの提供を開始している。そうしたツール向けに、ホットキーを利用したユニバーサルミュート、アンミュート機能が提供され、Zoomのようなサードパーティーソフトウエアベンダのツールからも利用できるようになる。

 また、既にTeamsに統合されているデスクトップシェア機能が、APIとしてサードパーティーソフトウエアベンダも利用できるようになる。これによりタスクバーなどからウインドウを指定してそのアプリの表示をシェアすることが可能になる。

□(4)ゲーミング

 既にWindowsはPCゲーミングの世界ではデファクトスタンダードになっており、引き続きゲーム周りの機能の強化が図られる。DierctX12 UltimateのサポートやDirectStorageのサポートなどによりゲームタイトルの起動時間を短縮したりすることが可能になるほか、以前から提供されてきたXbox Game Pass、HDRサポートなどが引き続き提供される。

□(5)情報へのアクセスの改善

 既にWindows 10でもサポートされているデスクトップからの検索機能はフローティング表示になりより使いやすくなり、さらに画面の左側からスワイプすることでウィジェットを呼び出し、タブレットやスマートフォンのように使うことが可能になる。

 Webブラウザ性能の強化もポイントの1つで、Chromiumベースのブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edge、Operaなど)が高速化される。なお、Microsoft Edgeは既に最新版で、スリープタブやスタートアップ ブーストなどによりCPUやメモリの消費を抑えてリソースが少ないPCでも快適で使えるようにしているほか、性能も70%ほど改善されている。

□(6)ストアの改善

 Windows 10のアプリストアである「Microsoft Store」は、もともとUWP(Universal Windows Platform)を配信するプラットフォームとして作られたが、開発者がUWPへの移行をしなかったという事情を反映して、あまり成功したとは言えないのが実態だ。途中で一般的なWin32アプリケーションをパック化して公開する仕組みなどが導入されたものの、サードパーティーのソフトウエアベンダがあまり使っていないだけでなく、Microsoft自身のOfficeアプリの配布経路としてもあまり機能していない、というのが現状であることは否定できない。

 そこで、MicrosoftはWindows 11で、Storeに関し思い切った3つの施策を打ってきた。それがデザインや検索の改善、Win32アプリの標準サポート、そしてビジネスモデルの転換だ。

 特にStoreでのWin32アプリの標準サポートは大きな意味がある。従来はソフトウエアベンダが、Win32アプリを作成した後、UWPと同じようにパッケージ化してストア経由で提供するという手順になっていた。今後はそのパッケージ化をすることなくアプリケーションをMicrosoft Store経由で配布できるようになる。ソフトウェアベンダにとってはMicrosoft Storeを使うハードルが下がることを意味する。

 また、従来からMicrosoft Storeでは売上に占めるMicrosoftの取り分は12~15%で、iOSやAndroidにおけるAppleやGoogleの30%という取り分に比べると、もともと低いレートに抑えられていた。これに加えWindows 11のMicrosoft Storeでは、ソフトウエアベンダが自社の決済プラットフォームを利用することを許可する仕組みを導入し、この場合Microsoftの取り分はゼロになる。

 例えば、AdobeのCreative CloudのサブスクリプションはAdobe自身の決済プラットフォームを利用して課金されているが、仮にAdobeがアプリの配布にMicrosoft Storeを利用してもMicrosoftへ何かを払う必要がなくなるため、ソフトウェア配信の仕組みにMicrosoft Storeを検討するというよい影響が考えられるだろう(なお、AdobeはCreative Cloudのアプリケーションのうち、既にLightroom CCはMicrosoft Store経由で配布している)。

 さらに、Amazonアプリストアを介してAndroid向けのアプリも入手でき、Intelの技術によりWindows上で動作させることができるとしている。

■ 正式リリース時期は年内

 正式リリース時期は年内と予告されている。まずは年内に登場する予定のOEMメーカーが提供するPCに搭載されて出荷される計画で、同じく年内にはWindows 10からの無償アップグレードが提供される計画だ。

 SKU構成や価格モデルはWindows 10と同様になる。PCにバンドルされて販売されるのは家庭向け(Microsoftアカウントのみに対応したバージョン)となるWindows 11 Home、ビジネス向けはWindows 11 Pro(Microsoftアカウントと職場学校向けのアカウントが利用できるバージョン)が用意されるほか、従来通りMicrosoft 365経由で提供されるBusinessやEnterpriseなども同様のスキームになる。

 企業向けのWindows 11も提供されるが、Windows 10とほぼ同じアップデートポリシーでWindows Updateなどの運用が行なわれる予定。このため、企業向けのビジネスPCでは、ブランドこそ変わるが、基本的にはWindows 10と同じ運用を行なうことができると考えてよい。

 企業ユーザーにとってはようやくWindows 10のアップグレードサイクルに慣れてきたところに新しいバージョン登場ということで懸念もあったところだが、Windows 10と同じ機能アップデートのポリシーでの運用が可能であれば、ブランドが変わる以外の大きな影響はないと考えられる。

Windows 11 を発表

パノス パネイ (Panos Panay)

PC が私たちの生活の中でより中心的な役割を果たすようになった今、Windows 11 は、あなたの大切な人やことをもっと身近に感じられる体験をお届けします。

※ 本掲載は、米国時間 6 月 24 日に公開された “Introducing Windows 11” の抄訳です。

Windows は、常に世界のイノベーションの舞台として存在してきました。グローバルなビジネスの基盤であり、新進気鋭のスタートアップ企業が誰もが知る存在になった場所でもあります。ウェブが生まれると、それは Windows の上で成長してきました。私たちの多くが、初めてメールを書いたのも、初めて PC ゲームをプレイしたのも、初めてプログラムのコードを書いたのも Windows です。Windows は、人々が創造し、つながり、学習し、達成するための場所であり、現時点で 10 億以上もの人々が利用しているプラットフォームです。

これほど多くの人々に向けた設計作業の責任は決して軽くはありません。この 18 カ月の間に、私たちの PC の使い方は驚くほど変化しました。PC を自分の生活に合わせるのではなく、生活全体を PC に合わせようとしたのです。私たちのデバイスは、会議、授業、仕事をこなすためだけのものではなく、友人とゲームをしたり、お気に入りの番組を見たり、そしておそらく最も重要な点として、お互いがつながるためのものとなりました。その過程の中で、私たちは、オフィスでの会話、廊下での雑談、ワークアウト、ハッピーアワー、休日のお祝いなどをデジタルの世界で再現してきました。

最も大きな変化は、私たちが見たり、感じたりしてきた PC が、実用的で機能的なものから、個人的で感情的なものになってきたことです。この点が、マイクロソフトが、次世代の Windows を構築していく上でのインスピレーションになりました。つまり、創造し、学び、遊び、そして何よりも、新しい方法でつながることができる慣れ親しんだ場所を造るということです。

本日、皆さんに Windows 11 をご紹介できることを大変うれしく、また、光栄に思います。

生産性、創造性、利便性のために再設計

マイクロソフトは、皆様の生産性を向上し、創造性を引き出すために、デザインとユーザー エクスペリエンスを簡素化しました。モダンで、フレッシュ、クリーン、そして美しいデザインです。新しいスタート ボタン、タスクバー、サウンド、フォント、アイコンなど、あらゆる要素が、的確にコントロールでき、落ち着きと安心感をもたらすことを目指して設計されています。スタート ボタンを中心に据え、必要なものをすぐに見つけられるようにしました。スタート ボタンは、クラウドと Microsoft 365 のパワーを活用し Android や iOS などのプラットフォームやデバイスで閲覧していたとしても、最近使ったファイルを表示します。

Windows は、複数のウィンドウによる柔軟性や、サイドバイサイドでアプリを並べて表示できるスナップ機能を提供することで、好みの方法で仕事ができるようにしました。Windows 11 では新たに、Snap Layouts、Snap Groups、Desktops が導入され、マルチタスクや作業履歴の把握がさらに容易になりました。これらの新機能は、ウィンドウを整理して画面スペースの利用を最適化し、必要な情報だけを視覚的に美しいレイアウトで表示するために設計されています。また、生活のさまざまな局面に合わせて別々のデスクトップを用意し、好みに合わせてカスタマイズできます。仕事用、ゲーム用、学校用にそれぞれ別のデスクトップがあることを想像してください。

Windows 11 は、複雑なものを取り除き、シンプルな使いやすさを提供します。

大切な人ともっと速くつながる方法

自分の好きなものに近づくためのもう一つの重要な要素は、大切な人たちの近くにいることです。この 18 カ月は、デジタル世界でどうすれば人々と有意義なつながりが持てるのか、新たな行動が模索されました。今後、より対面のやり取りに戻るようになったとしても、どこにいても人と人が容易につながることの重要性は変わりません。使用しているデバイスやプラットフォームがその障壁であってはならないのです。

Windows 11 では、Microsoft Teams のチャットがタスクバーに統合されました。Windows、Android、iOS など、プラットフォームやデバイスを問わず、どこにいても、テキスト、チャット、音声、ビデオで連絡先の相手と瞬時につながることができるようになります。相手が Teams アプリをダウンロードしていなくても、双方向の SMS で接続することができます。

また、Windows 11 では、Teams によって友人や家族と自然とつながることができるようになり、タスクバーから、瞬時にミュートやミュート解除を行ったり、プレゼンテーションを直接始めたりできるようになりました。

最高の PC ゲーム体験を提供

Windows 11 はゲーマーの皆さんにも最適なプラットフォームです。ゲームは、常に Windows の基本的な要素の 1 つでした。今日、世界中で何億人もの人々が Windows でゲームを楽しみ、遊びを通じて愛する人や友人とのつながりを見出しています。Windows 11 は、システムのハードウェアの可能性を最大限に引き出し、最新のゲームテクノロジを活用します。たとえば、高いフレームレートで息を吞むような没入感のあるグラフィックスを可能にする DirectX 12 Ultimate、ロード時間を短縮し、より精細なゲームの世界を実現する DirectStorage、より鮮やかな色を提供し、魅惑的なビジュアル体験をもたらす Auto HDR などがあります。ハードウェアの互換性を重視するマイクロソフトのコミットメントに変わりはなく‐Windows 11 は、皆様のお気に入りの PC ゲーム用アクセサリーや周辺機器をサポートします。Xbox Game Pass for PC または Xbox Game Pass Ultimate により、ゲーマーの皆さんは、継続的に追加されている 100 タイトル以上の高品質な PC ゲームにアクセスでき、PC でもコンソールでも一緒にプレイする仲間を容易に見つけることができます。

ゲーマーの皆さんにとっての Windows 11 の詳細については、Xbox Wire をご参照ください。

重要な情報をもっと早く入手する方法

Windows 11 では、AI によりパーソナライズされた新しいフィードであるウィジェットや、クラス最高のブラウザ パフォーマンスを提供する Microsoft Edge により、気になるニュースや情報により早くアクセスできるようになります。どれほど集中し、創造性を発揮している時でも、私たちは休憩を必要とします。外の世界をチェックし、心を休める瞬間です。現在、私たちはニュースや天気、通知を確認するためにスマホを手に取ることが多くなっていますが、これからは、同じように厳選された情報をデスクトップから直接見ることができるようになります。パーソナライズされたフィードを開くと、作業の邪魔にならないよう、ガラスのように画面上をスライドして表示されます。ウィジェットは、パーソナライズされたコンテンツを提供するための Windows 内の新たな領域をクリエイターやパブリッシャーに提供します。私たちマイクロソフトの願いは、グローバルブランドでもローカルのクリエイターでも、消費者とクリエイターの両方が恩恵を受けられるような活気のある情報経路を提供することです。

お気に入りのアプリケーションやエンターテイメントが集まった新しい Microsoft Store

新しい Microsoft Store は、見る、作る、遊ぶ、働く、学ぶためのアプリケーションやコンテンツが提供される、ただ一つの信頼できる場所です。高速性を追求するために、美しくシンプルなデザインが採用されました。これまで以上に多くのアプリケーションを提供することに加えて、アプリケーション、ゲーム、番組、映画などのすべてのコンテンツを、厳選されたストーリーやコレクションに基づいて検索しやすく、発見しやすくしています。Microsoft Teams、Visual Studio、Disney+、Adobe Creative Cloud、Zoom、Canva など、業界をリードするサードパーティ製アプリケーションも間もなく Microsoft Store に登場します。これらはすべて、楽しみ、刺激を受け、つながるための素晴らしい体験を提供します。セキュリティとファミリーセーフティの観点から審査済みのため、安心してアプリをダウンロードできます。

また、今回初めて Android アプリを Windows で提供する、ということを発表できることにワクワクしています。今年の後半から、Microsoft Store で Android アプリを検索し、Amazon Appstore 経由でダウンロードできるようになります。PC から、TikTok で動画を撮影して投稿したり、Khan Academy Kids を使ってバーチャル学習したりすることを想像してみてください。このサービスについては、今後さらに詳しくご紹介していきます。Intel Bridge テクノロジを使用した、Amazon そしてインテルとのパートナーシップを楽しみにしています。

開発者やクリエイターに新たな機会を提供するオープンなエコシステムの構築

マイクロソフトは、クリエイターや開発者の皆様に、より大きな経済的機会を提供するために、Microsoft Store のさらなるオープン化に取り組んでいます。開発者や独立系ソフトウェアベンダー (ISV) の皆様が、Win32、Progressive Web App (PWA)、Universal Windows App (UWP) などアプリ フレームワークにかかわらず、アプリを提供できるようにし、より多くの人々にお届けする機会を創出しています。また、私たちの分配収益ポリシーを段階的に変更することを発表します。これにより、アプリ開発者の皆様は、ご自身の商取引を私たちのストア内に持ってきて、収益の100 パーセントを確保することができるようになります(マイクロソフトの取り分はありません)。アプリ開発者は、競争力のある 85/15 の分配収益で私たちの商取引を利用することもできます。私たちマイクロソフトは、よりオープンなエコシステムを構築することが、必要とされるアプリ、ゲーム、映画、ショー、ウェブ コンテンツへの安全かつスムーズなアクセスを提供し、最終的にお客様の利益につながると考えています。

Microsoft Store の変更点についての詳細は、Windows Blog の記事をご参照ください。

開発者にとっての Windows 11 の詳細については、Windows Developer Blog をご参照ください。

より高速で安全で IT 部門にも馴染み深く

組織の IT 部門にとっては、Windows 11 は、一貫性と互換性を備え、慣れ親しんだ Windows 10 の基盤の上に構築されたプラットフォームです。Windows 11 の計画、準備、展開は、現在の Windows 10 と同じように行えます。Windows 11 へのアップグレードは、Windows 10 のアップデートと同様です。Microsoft Endpoint Manager、クラウド構成、Windows Update for Business、Autopilot など、現在お使いの使い慣れた管理機能は、Windows 11 に移行した後の環境でもサポートされます。

Windows 10 と同様に、マイクロソフトは、アプリケーションの互換性にコミットしています。これは Windows 11 の中心となる設計原則です。150 人以上のユーザーがいるお客様におけるアプリケーションの問題を追加費用なしで解決するサービスである App Assure により、お客様のアプリケーションが Windows 11 で動作することをお約束します。

また、Windows 11 は設計の段階からセキュリティを組み込んでおり、新しい組み込みのセキュリティ テクノロジを活用して生産性向上と新しいエクスペリエンスを実現しながら、チップからクラウドに至るまで保護機能を提供します。Windows 11 は、複数のデバイス横断的にデータとアクセスを保護するゼロトラスト対応のオペレーティング システムを提供します。私たちは、変化するセキュリティ脅威の状況や新しいハイブリッド ワークのニーズを満たすセキュリティ基準を引き上げるために OEM パートナーやシリコン パートナーと緊密に連携しています。

ハイブリッド ワークと学習のためのオペレーティング システムとしての Windows 11 の詳細情報については、Microsoft 365 ブログをご参照ください。

今は PC 購入に最適な時

Windows 11 の開発の初日から、マイクロソフトは、ソフトウェアとハードウェアのシームレスな連携に向け、ハードウェアおよびシリコン パートナーと緊密に連携してきました。この共同開発は、シリコンチップのイノベーションから始まります。AMD の Ryzenプロセッサーがもたらす驚異的グラフィックス、卓越したパフォーマンスを誇るインテルの第 11 世代と Evo プロセッサー、クアルコムの AI 関連能力、5G、Arm のサポートといった、シリコンパートナーのイノベーションにより、Windows 11 の最高の機能と世界最大のハードウェア エコシステムが融合します。

また、Dell、HP、Lenovo、Samsung、Surface などと協力し、多様なフォーム ファクターと価格帯にわたり、現在購入できるほとんどのPC*が Windows 11 に対応できるようになります。

このような協力関係のもと、Windows 11 のスピードと効率の最適化、そして、タッチ、インク、音声によるユーザーエクスペリエンスの向上に向けたチューニング作業を行いました。

Windows 11 をキーボードのないタブレットで使用する際には、タスクバーのアイコンとアイコンの間に広いスペースを確保し、タッチ ターゲットを大きくして、ウィンドウのサイズ変更や移動を容易にするための微妙な視覚的手がかりを追加し、ジェスチャーを追加するなど、タッチ操作の体験を改善しました。また、ペンの使用をより魅力的で没入感のあるものにするために、ハプティクスを提供します。これにより、クリックして編集やスケッチをする際に、振動を聞いたり感じたりすることができます。最後に付け加えたい点として、音声タイピングをさらに強化しました。Windows 11 の音声認識能力は強力であり、自動的に句読点を打ち、音声コマンドに対応します。これは、キーボードによる入力作業を中断して、アイデアを言葉にしたい時に最高の機能です。

Windows 11 は、対象となる Windows 10 搭載 PC での無償アップグレードによる提供が開始され、今年のホリデーシーズンから出てくる新しい PC にも搭載されます。現在お使いの Windows 10 搭載 PC が Windows 11 の無償アップグレードの対象かどうかを確認するには、Windows.com にアクセスして、PC Health Check アプリをダウンロードしてください。また、お客様が今ご購入する Windows 10 PC が Windows 11 へのアップグレードに対応できるよう、販売パートナーと協力していきます。無償アップグレードは、対象となる Windows 10 PC に対し、今年のホリデーシーズンから 2022 年内にかけて、順次適用する予定です。そして来週には、Windows 11 の初期ビルドを Windows Insider Program で公開します。Windows Insider Program は、情熱的な Windows ファンのコミュニティであり、寄せられるフィードバックは私たちにとって重要なのです。

これは、はじまりにすぎません

Windows は単なるオペレーティング システム以上の存在です。私たちの生活や仕事に深く織り込まれた、人とつながる場所であり、学び、働き、遊ぶ場所です。長きにわたり、私たちにとって慣れ親しみ、適合してきた存在です。皆様も、私たちと同じように、Windows 11 に大いに期待されていることを願います。Windows 11 が人々をどのように支援し、どのような創造性をもたらしていくのか、楽しみでなりません。

*無償アップグレードの対象であると表示された PC を探すか、または販売店で詳細をご確認ください。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏